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  • データ経営/インフォマティカ・ジャパン

データから価値を生み出す
真のサステナブル経営を実現

将来を予見することがますます困難となった時代、サステナブル経営を推進するためには方向性判断の根拠となるデータが欠かせない。企業を取り巻く社会、顧客、環境、技術の変化をデータによって把握し、中長期的な視点に基づいて何をなすべきなのかを見極める意思決定へとつなげていく、データマネジメントを目指すことが重要だ。データのサイロを解放し、新たな価値を生み出すために備えるべき3つのケーパビリティーについて解説する。

短期的から中長期的な視点への
シフトチェンジが必要

インフォマティカ・ジャパン株式会社
セールスコンサルティング本部 CoE
ソリューションアーキテクト & エバンジェリスト
森本 卓也 氏

河井 サステナブル経営に向かう企業には何が必要だとお考えですか。

森本 中長期的な視点を持つことです。これまで例えば新しい事業を始めた際に、経営者には「3年で黒字化せよ」というように、短期的な視点で結果を出すことが求められてきました。ところがサステナブル経営では「100年後も持続する社会を目指す」といった、中長期的な視点に基づいたシフトチェンジを行わなければなりません。この矛盾の壁をいかに乗り越えていくかが大きなポイントとなります。

河井 インフォマティカとしては、そこで重要な役割を担うのがデータであると考えているわけですね。

森本 そうです。自社を取り巻く外的要因がどのように変化しているのか、定量的に捉えるためにデータが必要です。また社内的に変化を捉えるためにもデータは欠かせません。例えば炭素会計を何十年もかけて実施していく上でも、明確なKPIを定めてデータを可視化する必要があります。一歩ずつ確認しながら進めていかないと、自社のサステナブル経営が正しい方向に向かっているのかどうか正しく判断することができません。

データマネジメントが具体化に導く
3つのケーパビリティー

河井 世の中の変化に対して自社のサステナブル経営をアジャストさせていくために、具体的にどのような仕組みづくりが必要ですか。

森本 企業データの実態や長年の個別最適化したシステム開発がサイロを生んでいることをまず認識すべきです。したがって必要なのはシステムの再編ではなく、データのサイロを解放することにあります。その解決策として超高速開発、コンポーザブル、DIKW+Vの3つのケーパビリティーを備える必要があります。

河井 3つのケーパビリティーについて簡単に教えてください。

森本 まず中長期的な変革のアイデアの中から最適解を導いていく上で必要となるのが超高速開発です。またビジネスとITの硬直化を防ぐために、データやアプリケーションの自由な取り換え・組み替え可能とするコンポーザブルなアーキテクチャーが重要となります。そしてデータから新たな価値を生み出していくのが、DIKW(Data、Information、Knowledge、Wisdom)+V(Value)の考え方です。既存システムのハブとなるデータマネジメントこそが、この3つのケーパビリティーを具体化へ導いていきます。

※講演の一部をOn-Demand形式で視聴いただけます。

データを使った変化適応を支える
データマネジメントクラウド

河井 あるべきデータマネジメントを実現するために、インフォマティカが提供しているソリューションについて教えてください。

森本 データを使った変化適応を支えていくデータマネジメントのクラウドサービスを提供しています。サイロ化して分散していたデータを単に連携させるだけでなく、必要なデータがどこにあるのかを明らかにする「発見&理解」に始まり、それらのデータをできるだけ簡単に集めてくる「アクセス&統合」や「コネクト&自動化」をサポートし、さらに「クレンジング」してデータの信頼性を高め、最終的に「共有&民主化」を実現し、組織や業務に横串を刺した分析を行えるようにします。

河井 そうしたデータマネジメントの基盤を導入する際に、かなりのコストがかかるのも事実です。企業はその投資対効果をどのように見ればよいですか。

森本 率直なところ、データマネジメントの投資対効果を示すのは簡単ではありません。だからこそ話を戻し、中長期的な視点へのシフトチェンジを目指す必要があります。ともすればコスト削減のみにフォーカスしがちですが、ビジネス変革へとつながるデータマネジメントの価値にこそ、いま目を向けるべきと述べておきたいと思います。

河井 たしかに何のエビデンスもない状態では、自信を持って経営判断を行うことはできません。森本さんのお話は、あらゆる企業がサステナブル経営について考えを深めていくきっかけとなります。今日は貴重なお話をありがとうございました。

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データから価値を生み出すインフォマティカのデータマネジメントクラウド
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インフォマティカ・ジャパン株式会社

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