- ローコード/DX/エイチシーエル・ジャパン
現場業務の強化を実現する
ローコード/ノーコード開発
ビジネスの将来がますます不確実になる中で、各企業にはデジタルトランスフォーメーション(DX)の一層の推進が求められている。しかし、思うようなデジタル技術の活用が進まずに、立ち止まっている企業も少なくない。そうした中で注目されているのが、HCL Notes/Dominoだ。ローコード/ノーコードツールを中心とした現場主導のDXのためのビジネスプラットフォームとして価値を高めている。
ローコード/ノーコードツールの
選定で重視すべきポイント

HCL Software
カントリーマネージャー
出羽 啓祐 氏
大和田 ローコード/ノーコード開発が注目されています。DX推進から見た場合、どのように役立つとお考えですか。
出羽 業務は大きく「現在の汎用的な業務」「現在のユニークな業務」「現場の新しいアイデア」「将来のユニークな業務」の4つのカテゴリーに分けられます。特にローコード/ノーコードツールが価値を発揮するのは、「現在のユニークな業務」と「現場の新しいアイデア」の2つであると考えています。
大和田 まさに現場力の強化、あるいは内製の強化につながっていく業務カテゴリーですね。では、それを支えるローコード/ノーコードツールを選ぶ際に、どのようなポイントを重視すればよいのでしょうか。
出羽 ローコード/ノーコードツールにも「プログラミングの知識を持たない一般ユーザーでもアプリを開発できるツール」「専門知識を持った人の生産性を高めるためのツール」「データベースなど特定システムの処理や画面開発を可能とするツール」の3つのタイプがあります。先ほどの業務カテゴリーを考えれば、やはり最初に挙げた一般ユーザーでも開発できるローコード/ノーコードツールに注目して製品を選ぶのがよいと思います。
現場主導のDXの基盤となる
HCL Domino
大和田 そうした現場主導のDXの基盤として、エイチシーエルでは「HCL Domino」を提供しているのですね。
出羽 そうです。2019年にIBMからNotes/Dominoを中心としたソフトウエア群を買収して以降、ローコード/ノーコードツールや機能を拡充しており、弊社のソフトウエア事業の中でも重要な柱となっています。
大和田 Notes/Dominoと聞くと、1990年代から2000年代にかけて一世を風靡したことを思い出します。
出羽 HCL Dominoは、まさに昔からあるそのDominoを継承したサーバー製品です。現在では、IaaSやDockerにも対応したクラウドネイティブなデザインによる統合環境となっています。そしてこのHCL Dominoの追加機能として提供しているのが、「HCL Domino Volt」というローコード/ノーコードツールです。
大和田 HCL Domino Voltの特長を教えてください。
出羽 Webブラウザーだけでアプリケーションを開発できる手軽さを備えるとともに、ビジュアルワークフロー機能があり、データベースも自動生成されるという非常に使いやすいツールになっています。
併せて「HCL Nomad Web」や「HCL Nomad Mobile」といった製品も提供しており、既存のHCL DominoアプリをすぐにWebブラウザーやモバイルデバイス上で利用できます。
「ユニークな業務」の現場力を高め
日本企業のDX推進を支援
大和田 Notes/Dominoは様々なテクノロジーを融合しながら、大きな進化を続けていたのですね。
出羽 多くの方がNotes/Dominoについて昔の製品というイメージを持たれているかもしれませんが、このように弊社が真剣な投資を行うことでローコード/ノーコード機能を備え、Webやモバイルにも対応した、最新のアプリケーション開発&実行環境となっていることをぜひ知っていただきたいと思います。
大和田 HCL Notes/Dominoを既に活用している事例があれば、ご紹介ください。
出羽 あるお客様では、ワークフローアプリのプロトタイプを約30分で開発されました。また、コロナ禍で担当者がテレワークに移行したことに伴い、急ぎ必要となったモバイルデバイスへの対応を3分間で実現した例もあります。
大和田 日本企業のDX推進にも大きく貢献しますね。
出羽 DXを推進していく上で一番重要なことは、現場の改善能力の強化にあると考えています。それをデジタルの力で後押しするツールとしてHCL Domino各製品の活用をご検討いただければと思います。お客様の現場の優れたアイデアやユニークな個性をさらに伸ばすことに貢献し、それがひいてはグローバル市場における日本企業の競争優位性を高めることにつながっていくと確信しています。