Vol.4 テレワークを脅かすサイバー攻撃 セキュリティとパフォーマンスを両立した対策

新型コロナウイルス感染防止の観点からテレワークが推奨され、急速にテレワークが拡大した。そこで気になるのは、テレワークにおけるセキュリティリスクだ。サイバー攻撃は日々悪質化しており、工場や病院の業務に支障が出るといったニュースも報じられている。実際、企業はテレワークのセキュリティリスクに対応できているのだろうか。2022年1月、ブロックチェーン技術を活用したセキュリティソリューション「Jasmy Secure PC」をリリースしたジャスミーに聞く。

急増するセキュリティの被害

ジャスミー株式会社
営業担当
田中 義浩

ジャスミー株式会社
取締役兼ソフトウェア開発統括
萩原 崇

東京商工リサーチによると、2021年に上場企業とその子会社で個人情報の漏洩・紛失事故を公表したのは120社、事故件数は137件に達した。社数が前年比36.3%増、事故件数が同33.0%増と急増し、いずれも過去最多を記録している。

また、「ノートンサイバー犯罪調査レポート 2021」では、過去1年間で日本の約1800万人がサイバー犯罪の被害にあい、その被害額は220億円にのぼると推計されている。

ジャスミー 営業担当 田中義浩氏は、「コロナ禍が終息してもテレワークは制度として定着せざるを得ないという認識は強く、セキュリティ意識も高まっています。一方で、テレワークによってPCの持ち運びが増え、紛失・盗難リスクは増えています」と指摘する。

このような危険な環境で、各社はテレワークを余儀なくされている。テレワークのセキュリティ上の課題についてジャスミー 取締役兼ソフトウェア開発統括 萩原崇氏は、「ハード面とソフト面を考える必要がある」と指摘する。ハード面では、整備された社内と異なり自宅などの管理されていない環境を利用せざるをえない点、社内とは違い均一な環境を用意することが難しいなどの課題がある。ソフト面では、トラブルに対する不安感や孤独感を低減あるいは解消する手助けが必要であろう。「ハード面の課題解決は企業の補助がでるようになったり、公的機関が出すガイドラインなどに従った対策が行われたりと、徐々によくなってはいます。しかし、働き方を含めたソフト面のサポートは企業により大きな差があり、テレワークが進まない要因の一つになっていると言えます。」(萩原氏)。

セキュリティとパフォーマンスを両立

確かにテレワークの拡大に伴い、社内でデスクトップPCを利用していた企業では、急遽多数のノートPCを用意し、仮想デスクトップ基盤(Virtual Desktop Infrastructure:VDI)シンクライアント環境の普及も進んだ。しかし、課題は多い。田中氏は、「一度にノートPCを揃える必要があったため、あまり性能の高くないPCしか購入できなかったという企業は少なくありません。それで負荷のかかるシンクライアント環境を利用するため、業務効率の低下やリモート会議時にパフォーマンスの低下によりスムーズなコミュニケーションがとれないという問題が起きています。社内会議ならある程度我慢するとしても、今はお客様との商談もオンラインの時代です。セキュリティを担保しなければいけないのはわかるが、これでは商談にならないと、営業担当者のストレスは高まっています」と語る。

Jasmy Secure PCはこのような課題を解決し、セキュリティとパフォーマンスを両立させるソリューションである。ブロックチェーン技術を使って、正しく認証されないと見えない暗号化されたゴーストドライブをPC内に生成。作業はローカルPC内で行うので、ネットワーク性能に依存せず仕事ができる。仮にPCを紛失しても登録されたネットワーク以外で起動するとゴーストドライブは見えないため、情報漏洩リスクを大幅に軽減できる。

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