“本気”の企業だけが組める。「カスタムAI」で変革を支援する、“本気”のAIスタートアップ“本気”の企業だけが組める。「カスタムAI」で変革を支援する、“本気”のAIスタートアップ

大半の日本企業がAIの真の力を引き出せていない――。そう指摘し、独自のアプローチによるAI/機械学習のソリューション開発と活用支援サービスを展開するのが、AIスタートアップ企業、Laboro.AIだ。業務効率化や省人化を超え、AIは産業構造そのものを変える力を秘めている。そこに気付き、“本気”の変革に挑戦する企業が、次々に同社と共に取り組むことで成果を上げている。同社が提案する、AIの真価を引き出す方法とは。

人の作業を置き換えるだけがAIの価値ではない

株式会社Laboro.AI 代表取締役CEO 椎橋 徹夫氏
株式会社Laboro.AI
代表取締役CEO
椎橋 徹夫

世界中の企業のミッションとなったデジタルトランスフォーメーション(DX)。中でもAIは、変革の取り組みをけん引するテクノロジーの筆頭といえる。

ただ、残念ながら日本企業においては、その活用には大きな課題がある。例えば、多くの企業がAIを「省力化のための便利なツール」だと捉えており、既存業務の効率化や省人化を目的とした活用にとどまっていることがその1つだ。

もちろん、AIを使えば効率化や省人化の効果は得られる。だが、より本質的にAIは、それ以外にも無数の可能性を秘めたテクノロジーといえる。導入・活用する側にAIの技術的理解が少ないことも背景に、真価を引き出せずに終わっているプロジェクトは多いのである。

「例えば、製造ラインにおける不良品の画像検知のように、人が行っていた作業をAIに置き換えるだけでは企業のビジネス構造全体にインパクトを与えることはありません。我々は、AIが産業や社会の構造そのものを書き換える力を持ったテクノロジーだと経験的に位置付けています。そのような視点を持ってAIと向き合うことが、真の効果を引き出すカギになります」と話すのは、Laboro.AI CEOの椎橋 徹夫氏だ。

Laboro.AIは、2016年の創業以来、独自のアプローチによって企業のAI開発・活用を支援してきたテックベンチャーだ。先端のAI技術と顧客企業のビジネスをつなぎ、“効く、AI”を具現化する、AI/機械学習のスペシャリスト集団である。

顧客ごとにオーダーメードでAIを開発・提供

同社の強みを表わすのが「カスタムAI」というキーワードだ。

これはその名の通り、いわゆる「パッケージ型AI」、つまり汎用化されたAIプロダクトの対極にあるアプローチ。顧客となる企業・組織ごとにオーダーメードで開発することで、画一的なパッケージAIでは対応が困難な、複雑なビジネス課題の解決などに貢献する。

「そもそも、AIは3層構造でその可能性を捉える必要があります」と椎橋氏(図1)。第1の層が膨大なデータの分析に基づいて特定の対象を捕捉する「認識」。第2の層がそれらのデータをもとに次に起こる事象を予測する「予測シミュレーション」。そして最も高度な第3の層が、その予測結果に基づいて最適なアクションプランを提案する「最適プランニング」である。

現在のパッケージ型AIは、その多くが「認識」を得意とするが、椎橋氏は「予測シミュレーション」「最適プランニング」の領域もセットで考えることの重要性を説く。

これらが連動してはじめて、AIがこれまでにない価値をビジネスに生み出すという。

図1 3層構造のAIとそれがもたらすビジネスインパクト

図1 3層構造のAIとそれがもたらすビジネスインパクト

「認識」「予測シミュレーション」「最適プランニング」をセットで考え、実装することで、ビジネスインパクトを拡大し変革へと導く

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具体例を挙げてみよう。例えば製造業のテスト工程では現在、物理的な環境で試作品の製作を繰り返している。だが近年、センサーやアクチュエーターなどの各種ハードウエアの進化に加え、AI/機械学習を活用したシミュレーターの精度も向上したことにより、これらのテスト工程をサイバー空間で試みるケースが増えてきている。サイバー空間上でAIがリアルタイムに予測シミュレーションを繰り返し、最適な形状や材料配分を計算・提案する、このようなデジタルツインの実現は上記の「認識」のみに特化したAIでは到達できない。「予測シミュレーション」「最適プランニング」の第2層、第3層のアプローチが不可欠だ。

「テストをサイバー空間で実施できる環境が整えば、様々な可能性が拓かれていくはずです。必要な工場設備や部材が変わることに始まり、ビジネスモデルの“モノ売り”から“コト売り”への変革、バリューチェーンの再構築、取引先をはじめとしたステークホルダーの変化、そして最終的には、企業がパーパス(存在価値)に立ち戻る機会の創出へとつながっていきます。そのビジネスインパクトの大きさはパッケージ型AIの比ではありません。これが当社の考えるAIの真価であり、AIの活用によって手にするべき価値なのです」と椎橋氏は話す。

このカスタムAIの開発を支えるのが「ソリューションデザイン」と名付けられた同社独自のコンサルティング&サポートサービスだ。

ソリューションデザインの提供プロセスでは、AIモデルやアルゴリズムの開発に先立ち、顧客企業のパーパスやビジネスゴールは何なのか、AIを活用したいと考える目的は何なのかなどを深くヒアリングする。同時に、顧客企業の置かれたビジネス環境や他社の動向なども精査した上で、顧客と共通認識を持ってプロジェクトを進めていくという(図2)。

図2 「カスタムAI」と「ソリューションデザイン」

図2 「カスタムAI」と「ソリューションデザイン」

オーダーメード型でのAIシステム開発・構築、運用サポートといった技術サイドに手厚いだけではない。顧客のビジネス課題やビジネス価値を解きほぐし、最適なソリューションとしてAIを設計(デザイン)し、時には業務オペレーションの見直しなど、ビジネス側のデザインにも踏み込む。こうした「テクノロジーとビジネスをつなぐ」ための価値提供プロセスがソリューションデザインだ

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「ソリューションデザインの観点では、お客様のニーズを聞くことは必ずしも最重要ではありません。時にはお客様自身も気付いていない、より深いビジネス課題やビジネス価値を追求し、そこにどうすれば貢献できるかを考えることが、ことAIという専門的な知識を必要とする領域においては求められるからです。こうした思考法がカスタムAIの開発あるいはソリューションデザインには不可欠なのです」と椎橋氏は強調する。

プロジェクトの企画段階からAIの設計、開発・運用までを顧客に伴走するのが「ソリューションデザイナ」と名付けられる、ビジネスコンサルティングのノウハウとAI技術の知見を持ち合わせたハイグレードなコンサルタント人材。このソリューションデザイナに加えて、画像認識・自然言語処理・音声認識・強化学習など多領域で技術専門性をもつスキルフルなAIエンジニアがタッグを組んで顧客企業のAI開発・活用を支援する。

中長期的に企業価値を高めることに貢献する

“変革への本気度”をモチベーションとする独特な立ち位置とアプローチで顧客を支援するLaboro.AI。そのノウハウや技術力、成果に対するコミットへの評価は高く、創業7年目という若い会社ながら、既にプロジェクトとしては200を超える実績を有しているという。

一例が、ある半導体関連メーカーだ。生産プロセスの最適化を図るため、製造工程のスケジュールや加工条件の最適化に向けたアルゴリズムを開発。全体方針の企画・設計と、アルゴリズムの開発・実装、継続的なメンテナンスなどをLaboro.AIが手掛けている。「一般に、ものづくり企業はそれぞれ作っているものが異なるため、最適な製造スケジュールは工場ごとに少しずつ異なります。そこで、ベースとなるアルゴリズムを開発し、それを個別に最適化しながら適用するという取り組みを進めています」と椎橋氏は紹介する。

もう1つの例が味の素である。パーソナライズ型の献立提案アプリ「勝ち飯AI®」の開発を共に進めた。アスリートが必要とする栄養価の計算をアルゴリズム化し、必要な栄養素を満たす献立を機械学習によって提案する。Laboro.AIは、栄養計算アルゴリズム、献立提案を行うAI、そしてフロント側のアプリに連携するAPIの開発などを行った。

ほかにもスーパーゼネコンである鹿島建設や大林組、ソニーセミコンダクタソリューションズ、NTT東日本、エーザイ、日本総合研究所など多くの有名企業が同社のクライアントに名を連ねている。

「正直に言えば、パッケージ型AIに比べると手間や時間は圧倒的にかかります。また当社はもちろんのこと、お客様自身にも多くのリソースを割いて取り組んでいただく必要があります。ですが本来の意味でのDXとは、それまでの限界となっていた既存のやり方や手法、考えや価値観から脱却し、中長期の視点で新たな次元へと変革していくことです。そもそも短期的な視点で、簡単なツール1つの導入で実現できることではないのです。我々は“本気”でクライアントビジネスの変革を支援します。だからこそ“本気”でAI活用に取り組みたい、“本気”で自社や業界にイノベーションを創出したいと奮闘している方々に、ぜひお声掛けをいただきたいと思っています」(椎橋氏)

第三次ブームを経て、いよいよ普及フェーズに入ったともいわれるAI。「PoC死」「PoC疲れ」といったワードも登場し、一度はAIを活用してみたものの「効果はこの程度なのか」と幻滅した、あるいは狙った効果が引き出せなかった経験を持つ企業も増えているだろう。Laboro.AIは、そうしたAIへのイメージを払拭し、あなたの会社を新たな世界へと導くドライバーになる可能性を秘めている。

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