LIVING TECH Conference レビュー「2025年の社会課題を解決する住宅DX」

Opening/Keynote
Session
 「LIVING TECHカンファレンス」は、午後から「住まいの可能性を広げ、暮らしを進化させる【6つのベクトル】を徹底議論~スタートアップとの共創~」をテーマに6題のセッションが続いた。
Session1

学びとテクノロジーの融合がもたらす新しい学習体験

Speaker
  • 奥平 博一 氏 角川ドワンゴ学園 N高等学校校長
  • 佐藤 昌宏 氏 デジタルハリウッド大学 教授 学長補佐
  • 福田 浩一 氏 日本電気 フューチャーマーケット インテリジェンス本部 マネージャー(NEC未来創造プロジェクト未来構想・次世代教育リーダー)
  • 後藤 貴史 氏 プレースホルダ 代表取締役 CEO
Moderator
杉山 俊幸 氏 日経BP 総合研究所 主席研究員

 コロナ禍は住まいを学校に変えた。そこにテクノロジーを活用することで個別最適な教育の整備が期待でき、家は学びの場となる。このセッションでは、通信制高校の制度を活用して未来の学校を創り、ICTを「手段」とした新時代の「学び」を提供する「角川ドワンゴ学園」の事例を紹介した。意志共鳴型社会を目指すNEC未来創造会議の、教育現場における新たな“Learning"の社会実験。子どもたちのイマジネーションを刺激し、遊びを学びに変えるデジタルテーマパーク「リトルプラネット」の取り組みなどのケースを発表し、教育分野へデジタルテクノロジー導入による、時空の垣根を超える豊かな社会実現の可能性が共有された。

Session2

これからの住宅に求められる働く場としての機能と役割

Speaker
  • 松岡 利昌 氏 日本オフィス学会 会長
  • 河野 英太郎 氏 アイデミー 取締役執行役員 事業本部本部長 兼 Modeloy事業部部長 COO
  • 鈴木 メイザ 氏 オリィ研究所 分身ロボットカフェ事業部マネージャー
Moderator
小林 暢子 氏 日経BP 総合研究所 主席研究員

 日本オフィス学会会長とスタートアップ経営者が議論。オフィスを離れ、生産性を高める働くための家や都市にはどんな機能が求められるのか。テクノロジーを活用した未来の働き方はどうなるのか。リモートワークの負の側面とその課題解決。オフィスアクティビティ(業務)を場所別に分けて考え、適材適所でファーストプレイス(在宅勤務)、セカンドプレイス(センターオフィス)、サードプレイス(サテライトオフィス 都心型/郊外型)を使い分けるハイブリッドワークの提案。身体的理由で外出が自由にできないハンディキャップの方が「分身ロボット」を使い働く新たなワークスタイルなどを紹介した。

Session3

センシングとモニタリングで実現するハウスホスピタル

Speaker
  • 藤本 小百合 氏 イーソリューションズ 副社長執行役員
  • 武藤 真祐 氏 インテグリティ・ヘルスケア 代表取締役会長
  • 河千泰 進一 氏 リンクジャパン CEO
Moderator
藤井 省吾 氏 日経BP 総合研究所 副所長 メディカル・ヘルスラボ所長

 「家における疾患の早期発見」が実現できた場合、4疾患で最大3兆円の社会コスト削減が可能になると試算されている。遠隔医療とリアルタイムモニタリング、センシングによる早期検知で可能性が広がる「ハウスホスピタル」実現。家での重要疾病発症の早期発見プロジェクトに取り組むテック企業とデジタルを活用した新たな医療モデル創造に挑む医師が、住宅が実現する近未来の「医療」環境について意見交換を行った。さらに、「早期発見する家」から、バイタルデータの分析、予防サービスとの連携で、発症前から「予防」できる家へ。デジタル×医療の将来についても話は進んだ。

Session4

スマートホームが提供する新しい価値の最前線

Speaker
  • 橘 嘉宏 氏 三菱地所 住宅業務企画部 DX・新事業ユニット 主事
  • 松本 融 氏 AIoTクラウド 取締役副社長 兼 ビジネス開発統轄部長
  • 川原 伊織里 氏 リトルソフトウェア 代表取締役CEO
Moderator
田形 梓 氏 LIVING TECH協会 PR/リノベる株式会社 PR

 米国では不動産管理会社の95%がスマートホームでの賃料5 ~30%UPに期待しているとの調査結果がある中、日本では二の足を踏んでいるスマートホーム市場。さまざまな事業者が「スマートホーム」に取り組む中、特にユーザー普及に向けて「顧客視点」でプラットフォーム化に取り組む3者による「スマートホーム」「スマートライフ」そして「住まう人に合わせた住環境のあり方」について討論した。手の届くところにある一歩先の豊かな暮らしについて最新トレンドを紹介。IoT家電を軸にしたオープンプラットフォーム連携の実績例や、企業の垣根を越えた連携によるスマートライフの実現の可能性など、スマートライフ市場の将来と展望を見通すセッションとなった。

Session5

パーソナライズ&アップデートで実現する豊かな暮らし

Speaker
  • 鈴木 直行 氏 遠藤照明 営業本部 営業企画統括部 未来環境研究課 課長
  • 中村 剛 氏 LIVING TECH協会 顧問 東京電力エナジーパートナー 販売本部 お客さま営業部 副部長(リビング・デジタルメディア担当)
  • 久田 康弘 氏 ELEMENTS 代表取締役
Moderator
町田 玲子 氏 小学館 DIME編集室 @DIME編集長

 「豊かな暮らし」を実現するテクノロジーは加速度的に進化を遂げている。家に合わせて人が住む暮らしから、人に合わせて暮らしを最適化する「パーソナライズ」をキーワードに、テクノロジーが快適な住環境をサポートする技術と近未来を紹介。照明のパーソナライズ化では、エビデンスに基づく個人の体内リズム、年齢、行為に光環境を最適化する技術について。パーソナライズを特徴とする調理家電や、食材ストック管理から購入までをスマホで管理するスマートストッカーなどを紹介。しかし住宅のパーソナライズ化はユーザーだけではまだ難しい。押し付けではなくユーザーの声からニーズを変えていく。メーカーやデベロッパーの横連携でパーソナライズを体感できるスマートホーム事例を増やす、などの提案も行われた。

Session6

暮らしを彩るテクノロジーで住体験が変わる

Speaker
  • 安元 淳 氏 NTTドコモ コンテンツビジネス部 スポーツ&ライブビジネス推進室 パートナー協創担当 担当部長
  • 大瀬 憲寛 氏 ソニーグループ R&Dセンター Tokyo Laboratory 01 シニアディスプレイエンジニア
  • 河野辺 和典 氏 LOAD&ROAD 代表取締役
Moderator
  • 川本 太郎 氏 ルームクリップ 執行役員/RoomClip住文化研究所 所長
  • 竹内 優 氏 ルームクリップ RoomClip住文化研究所 研究員

 「便利の先にある豊かな暮らし」について、「人」を主語で「暮らし」を考えた時、コロナ禍で生活者のライフスタイルが大きく変わり、住宅に求められる機能=ニーズも変化してきた。テクノロジーとユーザー双方向のコミュニケーションによる、住環境における感動体験の創出など、家をエンターテインメント空間に進化させる技術と実例について、ユーザーのリアルを深く知るRoomClipのレポートをもとにセッションは進んだ。このほか、4K超短焦点プロジェクターとコントラストスクリーンによる全周囲VR映像システム「Warp Square」などを紹介。コンテンツと組み合わせたサービスビジネスのとして感動体験市場への導入もスタートし、遠くない将来に住宅にも搭載される可能性についても議論された。

Opening/Keynote
Session
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