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エムオーテックス

ユーザー動向から見る!
クラウド化で実現する「新しい働き方」に対応したデバイス管理

これまで、PC管理はオンプレミス型のIT資産管理ツールで行うことが多かったが、管理するデバイスの種類が増え、リモートワークが定着する中、IT資産管理ツールの分野でもクラウドシフトが起きてきている。クラウド型のIT資産管理ツールが求められる理由と現状はどのようになっているのだろうか。

オンプレミス型のIT資産管理ツールの限界と課題

エムオーテックス マーケティング本部 プロダクト戦略室 LANSCOPEクラウド版プロダクトマネージャー 武藤 諒 氏

エムオーテックス

マーケティング本部 プロダクト戦略室
LANSCOPEクラウド版プロダクトマネージャー

武藤 諒

エムオーテックスは、IT資産管理・MDMツール「LANSCOPE」をはじめとしたソフトウェアメーカーだが、武藤氏は冒頭で「機能の紹介を最小限にして、PC管理という分野がクラウドに移行している背景、そのメリットやデメリットを市場動向やLANSCOPEのお客様の声を中心に紹介していきます」と話している。

PCやスマートフォン、タブレットなどの端末管理は、2000年代後半からIT資産管理ツールを導入する企業が増えてきており、2010年後半からはオンプレミスのIT資産管理ツールをクラウド化する動きが出てきている。市場調査によれば、オンプレミスのIT資産管理ツールを導入している企業の63%がSaaSへの移行を検討しているという。また、エムオーテックスのIT資産管理ツールの問い合わせ件数や新規導入件数が、2021年度上半期にオンプレミス版よりもクラウド版が上回る結果となっている。パッケージソフトがSaaS化され、働き方の変化に伴う管理手法の限界が相まってクラウドシフトの流れがIT資産管理ツールにも来ていると考えられる。

具体的には、オンプレミスのIT資産管理ツールでは、働く所在(社内/社外)を問わずにデバイスを管理したいというニーズに応えられない。また従来のIT資産管理ツールでは管理できないスマートフォンやタブレットが業務で使われることが増え、これらのデバイスを管理するMDM(モバイルデバイス管理)ツールを別途導入しなければならないなど管理が煩雑になるという市場の課題があると武藤氏は説明する。また、限られたバックオフィスメンバーで業務を回すなか、緊急的に導入されたテレワークへの対応が重なって疲弊してしまっているという組織の人的リソースの課題もあるのだという。

社内外のデバイスを管理できるクラウド型

武藤氏は、「働く所在(社内/社外)を問わずにデバイスを管理したい」という課題について説明を続ける。社内ネットワークに接続していない社外のPCは、VPN接続されなければオンプレミスのIT資産管理ツールで管理できない。そのため、テレワーク中の従業員の働き方を操作ログなどで見える化することができなかったり、Windows OSの更新プログラムの配信ができないなどの問題が発生してしまうと武藤氏は指摘する。

従来はセキュリティニーズから取得されていたPCの操作ログは、テレワークが定着してきた現在は働き方を見える化するために活用することが考えられている。これは、テレワーカー、上司、出社者の三者ともに、見えないことによる評価やコミュニケーションに対する不安や疑問を抱えてしまうことが少なくないからだ。また、テレワークでオン/オフをうまく切り替えられない人も多く、1日の作業時間が長くなってしまって精神的疲労や身体的疲労を感じやすくなっていることも課題だ。

LANSCOPEクラウド版のようなクラウド型のIT資産管理ツールは、社外のPCからも最新の操作ログを取得することができ、取得した操作ログからデバイスの利用状況を見える化するレポートを自動作成し、前述のような課題を解決するための施策を講じることが可能となる。

VPNに接続していないデバイスをWSUS(Windows Server Update Services)やオンプレミス型のIT資産管理ツールでは「更新プログラムの配信ができない」という問題も、LANSCOPEクラウド版のようなクラウド型のIT資産管理ツールで解決できる。クラウド版であれば、端末がインターネットにつながっていれば最新の更新プログラムを適用することができ、武藤氏によれば、このことが今期に入ってクラウド版の問い合わせや導入が伸びてきている要因のひとつと考えられるという。

LANSCOPEクラウド版のWindowsアップデート管理

クラウド版のIT資産管理ツールであれば、VPNにつながっていない社外のPCであっても最新の更新プログラムを配信・適用することが可能となる。

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トータルコストやニーズを考えて検討することが重要

「PCに加えてスマートフォンやタブレットが使われるようになり、デバイス管理が煩雑になる」という課題について説明する武藤氏は、これまではオンプレミス型のIT資産管理ツールでPCを管理し、スマートフォンやタブレットはクラウド型のMDMで管理されることが多かったと話す。一方で、これらのデバイスを一元管理したいというニーズは高く、MDMでもPCを管理する機能を追加している製品も多くなってきた。しかし、武藤氏は、IT資産管理ツールと比較してMDMはWindowsアップデート管理や記憶メディア制御などの機能が不足しており、操作ログ取得などの機能を持っていない場合が多いと指摘する。さらに、オンプレミス版の資産管理ツールは、社外PCにアクセスすることが想定されていないため、リモートロックやワイプ、位置情報の取得といった機能を持っておらず、iOSやAndroidに対応していない製品も多い。

このような課題に対して、LANSCOPEクラウド版は、PC、スマートフォン、タブレットを一元管理するための機能を網羅していると武藤氏は説明する。

LANSCOPE クラウド版ならPC・スマホ・タブレットを一元管理するための機能を網羅

LANSCOPE クラウド版は、オンプレミス版のIT資産管理ツールやMDMが提供していない機能も網羅して、さまざまなデバイスを一元管理することが可能となる。

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クラウド化に伴うコストについての説明を始めた武藤氏は、一般的にオンプレミス製品とクラウド製品では、ライセンス費用がクラウド製品のほうが高く、2年目以降のランニングコストに大きな差が出てきてしまうと話す。クラウド製品の提供者は、運用するためのインフラの維持・管理をする必要があるため、どうしてもライセンス費用に差が出てしまうのだ。しかし、オンプレミス版ではこのインフラの維持・管理のコストがライセンス費用とは別に利用者が負担することになる。

クラウド版の最大のメリットは、定額で常に最新の機能やバージョンを利用できることだと武藤氏は説明を続ける。オンプレミス版でも、定期的に機能追加やバージョンアップを行うことができるが、バージョンアップ作業やサーバの更改のコストが発生するため、これらのコストや手間も含めて、オンプレミス版とクラウド版の検討を自社のニーズに合わせて行う必要がある。

エムオーテックスでは、ブログやオンラインセミナー、個別のオンライン相談などの製品検討のためのさまざまなコンテンツを提供していると武藤氏は最後にアピールし、「多くのクラウド製品の無料体験版を提供しているので、これらを試してみることも検討の第一歩だと思います。我々は、毎月PC管理やモバイル管理を製品のデモを交えて解説するセミナーも開催しているので、情報収集の入口としてご活用ください」と話している。

お問い合わせ

  • エムオーテックス株式会社

    https://www.motex.co.jp/

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