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働き方とともに進化するPC 出社とテレワークの両立を支えるモバイルノートとは? 働き方とともに進化するPC 出社とテレワークの両立を支えるモバイルノートとは?

COVID-19の感染拡大の影響もあり、働き方の変化が加速。出社と、自宅やサテライトオフィスなどでのテレワークを両立するハイブリッドワークが広く浸透しつつある。それに呼応するように、ビジネスに不可欠なノートPCも進化を遂げた。2022年2月にNECから登場したビジネスノートPC「VersaPro UltraLite タイプVC」の新モデルは、まさにハイブリッドワークの様々な課題を解決するものだという。今回、NECの商品企画担当者と搭載CPUの製造メーカーである日本AMD株式会社の担当者、そして、国内外の企業にデジタル変革のアドバイスを行う青山学院大学教授の松永エリック・匡史氏が、ハイブリッドワークと「VersaPro UltraLite タイプVC」について意見を交わした。

松永エリック・匡史 氏、柳生 瑞希 氏、佐々木 紀安 氏、関根 正人 氏

過去にないほどPCに依存する時代へ

--まずはじめにエリック先生にお伺いします。今後はどういった働き方が広がり、そこでどのようなPCが必要になるとお考えでしょうか。

エリック氏

今回のコロナ禍で、多くの人がテレワークをせざるを得なくなりました。これによって、働き方改革は数年早まったと感じています。

テレワークでは、これまでの一般的な事務作業で使われていたPCよりも高い性能が必要です。ビジネスを止めないサポート対応やセキュリティ、耐久性も重要になります。つまり、より信頼性、安定性が求められるようになりました。これらが低いPCを使っていると不安が募るだけではなく仕事のパフォーマンスも低下します。ここまでPCに依存する時代はなかったのではないでしょうか。

松永エリック・匡史 氏

青山学院大学

地球社会共生学部

教授

松永エリック・匡史

--PCを提供するNECとしては、現代のビジネスパーソンがどのようなPCを求めているとお考えでしょうか。

柳生氏

ハイブリッドワークでは、オフィスでもテレワーク先でもスペックの高いPCが必要です。PCの性能が悪いと、例えばオンラインコミュニケーションの質が落ちてしまい、ビジネスにも影響を及ぼします。それを防ぐためにも、優れた性能を備え、かつ軽くて持ち運びやすいモバイルPCが求められていると感じます。

柳生 瑞希氏

NEC

プラットフォームソリューション事業部

スマートデバイス事業統括

スマートデバイス戦略グループ

柳生 瑞希

優れた性能を備えながら軽快に持ち運べる
「VersaPro UltraLite タイプVC」の魅力

--「VersaPro UltraLite タイプVC」の新モデル(以下、新VC)は、ハイブリッドワークを意識して開発されたのでしょうか。

柳生氏

従来のモデルは、コンパクトで持ち運びやすい点が好評でした。しかしハイブリッドワークが普及し、どんな場所でもオフィスと同じように業務を行いたいから画面サイズは大きい方がいい、というニーズが増えました。そのため、画面サイズを12.5型から13.3型に大画面化しました。しかし、質量は1kg未満、薄さも従来と同等です。

佐々木氏

従来モデルは省電力タイプのCPUを採用し、冷却ファンの小型化などにより軽量化していました。新VCではAMDの処理能力が高いCPUと、冷却性に関してはボディ全体で効果的に放熱する設計を採用したので、質量は増やさないままでも高い処理能力を発揮できます。

佐々木 紀安 氏

NEC

プラットフォームソリューション事業部

スマートデバイス事業統括

スマートデバイス戦略グループ

マネージャー

佐々木 紀安

--軽くて持ち運びやすいだけではなく、場所を選ばず十分に使える性能を備えているということですね。

佐々木氏

はい。オフィスで利用するニーズに対応するために、格納式の有線LANポートも搭載しています。

エリック氏

HDMIポートも搭載していますよね。最近の薄型PCにはHDMIポートがないモデルが多いのです。プレゼン時に変換アダプタが不要なので、嬉しい機能です。

柳生氏

キーボード周りにもこだわりました。キーボード、タッチパッドともに静音仕様となっていますし、キーストロークも従来より若干深くして、打鍵感を追求しています。

佐々木氏

キーボードの操作音やエアコンなど周囲の雑音を除去して自分の声をクリアに伝える「ノイズサプレッサー」や、発話者ごとに異なる音量を自動的に均一にすることで声を聞きやすくする「音量調整機能」などに対応した、ヤマハ製AudioEngine™を搭載しています。これらの機能によって、Web会議時のストレスを軽減しています。

エリック氏

持ち運びやすいサイズと質量なのに、画面が大きいし、デザインやカラー、質感も優れていますね。AMD Ryzen モバイル・プロセッサーの優れたパフォーマンスにも魅力を感じます。

松永エリック・匡史氏

「VersaPro UltraLite タイプVC」の新モデルを手に取る松永エリック・匡史氏

高性能のAMD Ryzen モバイル・プロセッサーを採用

--新VCにAMD Ryzen 5 5500U モバイル・プロセッサー(以下、Ryzen5 5500U)を採用した理由を教えてください。

佐々木氏

これまで、モバイルPCでは薄さや軽さが重視されてきました。しかし、動画表示や複数処理が不可欠なハイブリッドワークでは、高い処理能力やマルチタスク性能が求められるため、マルチタスク性能に優れたRyzen5 5500U を採用することにしました。

関根氏

新VCに搭載されたRyzen5 5500Uは、物理CPUコアを6コア搭載しています。それぞれがマルチスレッド対応なので、12スレッドの同時処理が可能です。しかもこのCPUコアは、サーバー向け高性能プロセッサーのCPUコアと同じものですから、数年先までのハイブリッドワークに十分に対応できる性能を有していると言えます。

また、Ryzen5 5500Uには、最近のゲーム機やゲーミングPCで使われている「Radeon」というグラフィックプロセッサ(GPU)と同じ素性の高性能GPUコアが搭載されています。現在広く利用されているWeb会議アプリは、CPUだけでなくGPUも積極的に使って処理を行っているので、Ryzen5 5500UはWeb会議にも適しています。

関根 正人 氏

日本AMD株式会社

コマーシャル営業本部

セールスエンジニアリング担当

マネージャー

関根 正人

--互換性という点ではどうでしょうか。

関根氏

確かに、他社CPUとの互換性を心配されるお客様も多いです。ただし、現在使われているWindowsやLinuxなどの64bit OSは、AMDが開発した64bit命令セット「AMD 64」を基本として作られており、AMDは、このAMD64を他社にライセンスしています。AMD発で64bit OSが開発されていますし、WindowsではMicrosoftの認証を受けたドライバも提供していますので、互換性は問題ありません。

また、クラウドサービスの多くがAMD製のプロセッサーを搭載したサーバー上で稼働しています。今後はさらにクラウドとの連携が色濃くなっていくと思いますので、この点でも安心してご利用していただけます。

ハイブリッドワークの拡大に向けて重要性が増す高性能PC

エリック氏

これまでビジネス向けPCは、どちらかといえば性能より価格が重視される時代でしたが、今はハイパフォーマンスPCが求められています。今後の企業活動を考えると、PCはコスト優先ではなくセキュリティを含め性能優先で考える必要があると、今回改めて思いました。

柳生氏

ハイブリッドワークを進めていくには、 CPU性能はもちろん、細かいストレスを排除していくことが重要だと捉えています。持ち運びやすさ、画面の大きさ、キーボードの使いやすさなどでストレスを減らす工夫を施した新VCで、より生産性の高いハイブリッドワークを実践していただきたいと思います。

佐々木氏

テレワークを実践してきて、仕事のオンオフが大切だと実感しました。新VCはディスプレイを開くと本体奥が持ち上がる「リフトアップヒンジ」を採用しているのですが、PCを開いてヒンジが持ち上がると、自分のやる気もアップするようなイメージで仕事スイッチをオンにしています。このようにギミックを前向きに捉え、自分なりのオンオフをつけるきっかけにしたいですね。相棒のような存在として使ってほしいです。

エリック氏

今後はPCの位置付けも変わってくるでしょう。現に、ビジネスの現場では、リアルの会議においてもリモートワークの人を交えた会議など、PCを手元に置かないと成り立たない状況が増えています。また、これから注目されるメタバースの世界になると、よりPCの重要性が増します。高性能なPCには様々なサービスに対応する可能性がありますから、企業も新しいことにトライできます。時代は変わり続けているという意識を持って、新VCのようなPCを選ぶ必要があるでしょう。

松永エリック・匡史 氏、柳生 瑞希 氏、佐々木 紀安 氏、関根 正人 氏
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VersaPro UltraLite タイプVC

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