クラウド利用時は
「認証・認可」と
「メール」に注目せよ
「認証・認可」と
「メール」に注目せよ

HENNGE株式会社
Cloud Sales Division, West Japan Sales Section, Regional Manager
Cloud Sales Division, West Japan Sales Section, Regional Manager
奥谷 慶行氏
この新しい経営モデルを実践する上で、前提になるのがクラウド活用である。ペーパーレス化の推進、リモートワーク環境の整備、組織内の状況を見える化し、ガバナンスを徹底するといった取り組みは、いずれもクラウド技術なしで推進することは難しい。
「この状況のもと、企業は様々なリスクに対処することが必要になっています」とHENNGEの奥谷 慶行氏は指摘する。システムがクラウドに大きくシフトする中で、不正ログインや標的型攻撃、VPNの脆弱性、内部不正による情報漏洩などのリスクが大きく高まっているからだ。
そこで同社は、企業がクラウドサービスを利用する際、特に対策が必要なポイントとして次の2つを挙げている。
1つ目は、安全・安心なクラウド/アプリケーション活用を支える「認証・認可の仕組み」である。個人用と会社用でパスワードを使い回していると、SNSやECサイトを通じて個人を特定され、パスワードが窃取されてしまうことがある。「守りが手薄な個人アカウントを侵害し、そこを踏み台にして企業内の機密データを狙う攻撃が増えています」と奥谷氏は言う。
2つ目が情報流通を支える「メール」だ。宛先や添付ファイルを間違えて送ってしまうと、いとも簡単に情報が漏えいし、企業の信頼を失墜させてしまう。過去のメールから、意図的な情報漏えいや内部不正などが発覚するケースもある。メール監査を定期的に行ってコンプライアンスを強化するとともに、異動者、退職者も含めたメールのアーカイブデータを改ざん不可能な状態で保持しておくことも重要だ。
マルチクラウド環境での
セキュアなサービス利用を実現
セキュアなサービス利用を実現
これらのポイントを押さえた対策を実現するのが「HENNGE One」である。2つのエディションにより、「アクセスセキュリティー」と「メッセージングセキュリティー」の機能を提供する。既に多様な業種・業態の企業、約2000社で導入実績があるという。
まずアクセスセキュリティーを担うのが「HENNGE One IdP Edition」だ(図1)。これは大きく3つの機能で構成されている。
まずアクセスセキュリティーを担うのが「HENNGE One IdP Edition」だ(図1)。これは大きく3つの機能で構成されている。
①シングルサインオン(SSO)
Microsoft 365、Google Workspace、Box、LINE WORKSなど、200を超えるクラウドサービスと連携してSSOを実現する。「HENNGE Oneにログインするだけで、複数のクラウドサービスをシームレスに利用できます。当社ではIDaaS領域のシステムがクラウド化を妨げるのは本末転倒と考え、連携できるサービス数を無制限にしています」と奥谷氏は紹介する。②アクセス制御
SSOを行う場合は、その入り口の守りを固める必要がある。そこでこの機能では、グローバルIPアドレス、Cookieベースのブラウザ認証、独自のセキュアブラウザ、スマートデバイス向けプッシュ通知アプリといった、複数の方式を組み合わせたシステム/サービスのアクセス制御を可能にする。また、デバイス証明書を利用したパスワードレスのログインも可能だ。これにより、ゼロトラストモデルの基盤になるアクセス制御を実現する。③脱VPN対策
VPNを使わず、またネットワーク環境を変更することなく、オンプレミスシステムへの安全なアクセスを実現する。具体的には、システムごとにパブリックなURLを発行し、アクセス時に認証することでセキュリティーを高める。「帯域ひっ迫によるパフォーマンス低下など、VPNでありがちな課題に直面せずに済むようになります。また、ネットワーク構成の変更が不要なので運用管理も容易。これにより、マルチクラウド環境におけるアクセス制御をトータルに実現します」(奥谷氏)。メッセージング領域の
セキュリティー対策も
強力にサポート
セキュリティー対策も
強力にサポート
メッセージングセキュリティーを担うのが「HENNGE One E-Mail Security Edition」である(図2)。Microsoft 365のメールサービスであるExchangeOnline、Google WorkspaceのメールサービスであるGmailと連携し、誤送信対策やメール監査機能など多様な機能を提供する。
例えば「誤送信対策フィルター」は、送信先や送信者、漏えいにつながる恐れのあるキーワードなどを設定して送信メールをフィルタリングする機能だ。「脱PPAP※」に向け、添付ファイルを自動でURL化して送信する機能も搭載している。これにより、企業全体の送信メールへのガバナンスを強化することが可能になる。
「メール監査対策」では社内外、退職者を含めたすべてのメールのやり取りを容量無制限で10年間アーカイブし、継続的な監査対象にできる。
標的型攻撃への対策となる「メール脅威対策」では、Microsoft 365との連携に基づき、Microsoft 365上のExchangeアイテムを脅威から保護する。有害な添付ファイルやURLが含まれたメールを検知して隔離できるほか、カレンダーの予定、タスク、連絡先、メモなどのアイテムの本文やヘッダーに含まれるファイルの添付ファイル、Webリンクも分析できるという。「既知の脅威だけでなく、振る舞い検知などによって未知の脅威も検知できます。サイバー攻撃対策に必要な多彩な機能を搭載しているのが大きな強みです」と奥谷氏は語る。
また同社では、HENNGE Oneの各機能を導入・活用する際の支援サービスも提供している。導入前にはテクニカルコンサルタントが企業ごとの環境にあった導入サポートを実施する。導入後は、利活用を支援するカスタマーサポート窓口や、ユーザー自身の運用を手助けする管理者向けセミナーの開催や、ユーザーコミュニティなどの仕組みを提供。「HENNGE Oneを末永くお使いいただけるための体制をしっかり整えてあります」と奥谷氏は強調する。
企業経営を脅かすサイバーリスクは、単発の対策で抑えられるものではない。例えば、認証・認可の“穴”を突く不正ログインと、メールの“穴”を突く標的型攻撃は同時に起こることもあるからだ。互いに関連するリスクに、まとめて対処する上で、HENNGEの提案は大いに参考になるだろう。
「メール監査対策」では社内外、退職者を含めたすべてのメールのやり取りを容量無制限で10年間アーカイブし、継続的な監査対象にできる。
標的型攻撃への対策となる「メール脅威対策」では、Microsoft 365との連携に基づき、Microsoft 365上のExchangeアイテムを脅威から保護する。有害な添付ファイルやURLが含まれたメールを検知して隔離できるほか、カレンダーの予定、タスク、連絡先、メモなどのアイテムの本文やヘッダーに含まれるファイルの添付ファイル、Webリンクも分析できるという。「既知の脅威だけでなく、振る舞い検知などによって未知の脅威も検知できます。サイバー攻撃対策に必要な多彩な機能を搭載しているのが大きな強みです」と奥谷氏は語る。
また同社では、HENNGE Oneの各機能を導入・活用する際の支援サービスも提供している。導入前にはテクニカルコンサルタントが企業ごとの環境にあった導入サポートを実施する。導入後は、利活用を支援するカスタマーサポート窓口や、ユーザー自身の運用を手助けする管理者向けセミナーの開催や、ユーザーコミュニティなどの仕組みを提供。「HENNGE Oneを末永くお使いいただけるための体制をしっかり整えてあります」と奥谷氏は強調する。
企業経営を脅かすサイバーリスクは、単発の対策で抑えられるものではない。例えば、認証・認可の“穴”を突く不正ログインと、メールの“穴”を突く標的型攻撃は同時に起こることもあるからだ。互いに関連するリスクに、まとめて対処する上で、HENNGEの提案は大いに参考になるだろう。
- パスワード付きZIPファイルをメール添付で送り、その後別メールでパスワードを送るファイル送付方法のこと

- 基調講演SOMPOホールディングス サイバーリスクを低減し、DXを支える
SOMPOのセキュリティーマネジメント - 特別講演荏原製作所 時代や環境に沿って変化させてきた
セキュリティー管理体制の取り組み - 基調講演カシオ計算機 IT部門がリーダーシップを発揮し
現場と経営の連携によるDXを支える - 特別講演つるぎ町立半田病院 ランサムウエアにより病院機能が停止
診療再開までの経緯と被害を振り返る - 特別講演日本電信電話 巨大グローバル企業グループにおける
セキュリティーガバナンスの強化アプローチ - トレンドマイクロ リスクを継続的に可視化・評価し軽減する
最新サイバーリスクマネジメントの方法論 - Okta Japan 自らサイバー攻撃を受けて分かった
ゼロトラストの実効性と必要性 - BlackBerry Japan AI+自動化+マネージドサービスで
高度化するリスクへの効果的な対処を実現 - タニウム 大規模環境も即時に可視化し、制御
独自技術でシステムの“衛生”を保つ - サイバーリーズン・ジャパン サイバー攻撃を100%防ぐのは不可能
「侵入前提」の対策を具現化するには - ネットワークバリューコンポネンツ 脅威の検出から有事対応、
フォレンジックまで
NDRソリューションで網羅的に対処 - F5ネットワークスジャパン 攻撃者の行動から判明した脅威分析と
これから効果的な「保護対策」とは - 日立ソリューションズ 「zero リスク」から「with リスク」へ
サイバーレジリエンスの必要性と実現方法 - プロット Emotetの被害は回避できる
自治体から学ぶその具体的手法とは - レコーデッド・フューチャー・ジャパン 拡大する外部公開資産のリスクを削減する
「アタックサーフェス管理」の成功要因は - キンドリルジャパン 複雑化するサイバーセキュリティー対策を
ベンダーフリー&フルライフサイクルで支援 - HENNGE クラウド活用時のリスクを極少化する
「認証・認可」と「メールセキュリティー」 - インターネットイニシアティブ なりすましメール対策の切り札
「送信ドメイン認証技術」の仕組みとは - Netskope Japan クラウド通信を可視化し、制御する
ネットワークセキュリティの新標準 - Blue Planet-works “イタチごっこ”の対策に終止符を打つ
ANAが実現した新概念のセキュリティー対策 - Splunk Service Japan 検知・対処の自動化で人材不足を補う
今求められている「モダンSOC」の構築術 - e-Janネットワークス どこでもクラウドもオンプレもセキュアにアクセス
ハイブリッドワークの強い味方とは - Fastly チューニング不要で誤検知も解消
脅威を包括的に緩和する次世代WAF - 日本HP 生産性と安全性を両立する
サイバー攻撃への新たな解決策 - チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ 変化の激しい不確実な時代に求められる
サイバーセキュリティー対策の要諦とは - マクニカ ゼロトラストによる対策を支える
IDaaSに求められる不可欠な要件とは
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HENNGE株式会社
URL:https://hennge.com/jp/