日経クロステック Special
提供:株式会社JSOL
経験豊富なプロフェッショナルに訊く“これからのSIerに求められること”――ソリューションベンダー JSOLの提言
vol.1

多彩な価値をワンストップで提供 “人財”の力で組織・社会の変革をリードする

ITコンサルティングからシステムの開発、導入、保守運用までワンストップのサービス提供体制を構築しているJSOL。中でも同社の法人ビジネスイノベーション事業本部は、よりよい未来社会の創出を目指す日本企業のパートナーとして、存在感を年々増している。事業の概況と提供したい価値、それを支える“人財”の姿などについて、事業本部長の増田 裕一氏に聞いた。

上流のコンサルティングから
開発、導入、運用保守までを支援

株式会社JSOL
常務執行役員
法人ビジネスイノベーション事業本部長
増田 裕一

株式会社JSOL 常務執行役員 法人ビジネスイノベーション事業本部長 増田 裕一氏

―初めにJSOLの事業概要、および法人ビジネスイノベーション事業本部の役割について教えてください。

増田一般的には、企業・公共向けにITシステムコンサルティング・開発事業を展開するシステムインテグレーター(SIer)と認識されています。ただ、強調したいのは、日本総合研究所というシンクタンクから生まれた会社である点です。

コンサルティングファームが得意とするような上流のコンサルティングから、SIerが得意とするシステム開発、導入、保守運用まで、ITに関わる取り組みの全フェーズをワンストップで提供できるところが当社の特徴であり、最大の強みです。ビジネス課題の解決やDXに向けた検討、プランニングといったフェーズから、ITやデジタルを駆使した業務改革、DX推進、そして目標実現まで、一貫してお客様と伴走できます。同じ立ち位置の企業は市場でも少ないのではないでしょうか。

その中で法人ビジネスイノベーション製造業、製薬・ヘルスケア、食品・飲料・消費財、流通・サービス、メディア業界などのお客様を中心に、ビジネストランスフォーメーション、イノベーションの支援を行っています(図)。事業本部単独で動くほかにも、金融などの特定領域に強い他事業本部と連携してプロジェクトにあたることもあります。また、自治体の業務改革・DX支援にも注力しています。このような広範な事業領域を約350人の社員でカバーしています。

私たちが大切にしているのは、システムやソリューションなどの「モノ」を売るのではなく、お客様の経営にとって大切な「価値」をまず考えることです。その上で、必要なテクノロジーやDXの方法論をご提供します。

ワンストップのビジネスを生業としているため、お客様やパートナー企業の経営層とコミュニケーションを行う機会も多くあります。この「近さ」を生かすことで世の中の変化や市場ニーズを素早く捉え、施策を提案することも可能です。スピード感を持ってお客様の変革をご支援します。

図 JSOL 法人ビジネスイノベーション事業本部の強み

図 JSOL 法人ビジネスイノベーション事業本部の強み

豊富な経験に基づくコンサルティング、高い技術力が裏付ける開発と導入、時代に合わせた運用保守までをワンストップで提供。様々な業種・業界のバリューチェーンの業務改革、DXを支援する

―具体的なビジネス/ソリューションにはどのようなものがありますか。

増田代表的なのがSAPビジネスです。SAPとの戦略的連携のもと、時代に合わせて進化するSAPソリューションを用いた最新・最適な仕組みをご提案します。優秀なパートナーに贈られる「SAP AWARD OF EXCELLENCE」を通算25回受賞しているほか、コンサルティングから業務改革、導入、保守運用まで、国内屈指の支援実績数を有しています。

そのほか、ITサービスマネジメントクラウド「ServiceNow」や国産ERP「Biz∫(ビズインテグラル)」なども我々が得意とするビジネスです。また、複数ソリューションを組み合わせたお客様のデータ利活用支援にも力を入れています。構造化/非構造化を含め、社内外のデータを掛け合わせて経営に価値をもたらす。そのために必要な仕組みを構築するほか、生成AIなどの先進テクノロジーも組み合わせることで、これまでにない価値の創出を目指しています。

※パートナーを含めると1000人超

「自分で考え、行動できる」
人財がビジネス成長の要

―それらのビジネスを展開する上で、重視しているのはどのようなことでしょうか。

増田ヒト、モノ、カネ、そして情報というビジネスの構成要素の中でも、基礎になるのがヒトです。当社は人材を「人財」と表現しています。「自分で考え、行動できる」人財を獲得し育てることが、当事業本部、ひいては当社の成長戦略において極めて重要なファクターになると考えています。

―人財に求める資質やスキルセットを教えてください。

増田まず、業務を分解し、改善提案を行うコンサル力と、提案したプランを実現するためのテクノロジーの知識、高度なソリューションのスキルを備えていることです。また、プロジェクトを遂行するマネジメント力や、関わるメンバーをまとめるリーダーシップも重要になります。さらには、経営に近い上流から現場での導入、運用保守までを俯瞰して会話できるコミュニケーション力も求められるでしょう。中でも重要なのがコンサル力で、これはコンサルタントだけでなくエンジニア、営業担当にも備えておいてほしい力です。

とはいえ、これらすべてを一人で備えなくても、当社ではそれぞれ尖った個性を持つ人財でチームを編成してプロジェクトに臨みます。これによりコンサルタント、エンジニアから営業担当者まで、全人財が能力をフルに発揮できる場をつくっています。

―人財の育成に向けては、どのような取り組みを行っているのでしょうか。

増田SAPやServiceNowの資格取得支援、リーダーシップ/マネジメント研修など、オーソドックスな育成の仕組みは一通りそろえています。加えて、チャレンジ精神があり、自分で考えて動ける人のポテンシャルを引き出す施策も実施しています。

その1つが「法人みらい会議」です。有志の個人/チームからビジネスアイデアを募り、社内審査をパスした企画には実際に予算をつけて動かします。まだ開始4年目の施策ですが、宇宙ビジネスやフードロス解決など、多様なアイデアが生まれています。また、ここで出たアイデアの一部は既存サービスの改善・高度化にも役立てられています。

また、社内風土もチャレンジを是とするムードがあります。自発的に手を挙げれば、性別や年齢、国籍、キャリアは関係ありません。私も、「一人ひとりがオンリーワンの存在になれるよう、差別化を意識してほしい」ということを常日頃から社員に言っています。もちろん、孤独なチャレンジにはならないようチームがフォローしますし、社員同士が互いに助け合う文化もあります。心理的安全性を確保しながら、仕事にまい進することができると思います。


多様な人財が
ポテンシャルを発揮できる場を用意

―最後に、優れた人財と共に、法人ビジネスイノベーション事業本部がこれから目指す方向性を教えてください。

増田IT業界の人手不足は深刻で、どの企業も採用に力を入れています。ただ一方で、既存の人的リソースをうまく生かし切れていない企業もあるでしょう。これは働き手からみれば、「自分のポテンシャルを発揮しきれていない」というストレスにつながります。

先に紹介した通り、我々はプロジェクトの上流から下流まで、ワンストップでサービスを提供しています。いわばコンサルティングファームやSIer、メーカーの開発部門など、それぞれの“優位性、メリット”を凝縮した会社ともいえるわけです。コンサルタント、エンジニア、営業担当者まで、今は活躍の場がないと感じている方にも、きっとよい環境をご提供できるものと思います。

おかげ様で我々のビジネスは順調に拡大しており、人手不足から、ご相談いただいたお客様をお待たせしてしまう状況が続いています。ITは世の中の変化、発展に直接携わるダイナミックなビジネス領域です。仕事のやりがいも大きく、お客様の成長に自分の成長を重ね合わせることもできるでしょう。

自らの価値を最大化したいと考える方にぜひジョインしてもらい、共にこれからのIT業界、そして日本をよりよくするお手伝いをしていければと思います。


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