DIGITAL Foresight 2024 Summer 2nd Season

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  • ハイブリッドワーク|oVice

ハイブリッドワークの意思疎通問題を
デジタルワークプレースで解決

コロナ禍で強制的に移行したリモートワークから、出社回帰へと揺り戻しが来ている働き方。リモートワークを経験したことで、従来よりも幅広い働き方が併存するようになってきた。複数の働き方が混在する今だからこそ、コミュニケーションの障壁を取り除くツールが有効になる。oViceが提供するデジタルワークプレース「ovice(オヴィス)」が、ハイブリッドワークに与える効果を読み解いていく。(聞き手:日経BP 総合研究所 イノベーションICTラボ 所長 大和田 尚孝)

ハイブリッド化する働き方で
コミュニケーションが困難に

oVice株式会社
COO 最高執行責任者
田村 元 氏

大和田 現在、出社とリモートワークの使い分けはどのような状況になっていますか。

田村 コロナ禍で全面的な在宅勤務が進み、その後のコロナ収束により世界中で出社回帰が起こりました。揺り戻しが来ている状況です。一方で、すべての人が出社しているわけではなく、リモート、在宅、出社、ワーケーションなどのさまざまな働き方が混在したハイブリッドな就労環境になっています。そのため、多くの社員が快適に働ける環境を構築するという点においては、100%出社や100%リモートワークと比べると、難易度が高いのではないかと感じています。

大和田 オフィスに出社して皆が同じ場所で仕事をしているならば対面のコミュニケーションが取れますが、座席が決まっていないフリーアドレスならば、どこに出社しているかもわかりませんね。

田村 オフィス回帰したら、全員で同じ場所で話ができるかというと、そうではありません。近くにいる人とは簡単にコミュニケーションが取れますが、異なるフロア、異なる拠点にいる人の場合、互いに出社していても物理的に同じところにはいません。つまりリモートワークしている人と、状況は変わらないのです。そのため、これからは「視界にいない人はリモートワークとみなす」と考えて、コミュニケーションを円滑に進めるための対策をする必要があるのです。

デジタルワークプレースで
仲間の存在感に触れて仕事をする

大和田 確かにリモートワークの人からすれば、出社している人のほうがリモートとも言えます。

田村 「全員がリモートワーク状態」という環境下では、「カレンダーに予定されない何気ない会話」と「仲間の存在感」の2つが大きく失われています。これはコロナ禍を通じて気付かされたことでした。これらの課題を、ITを活用して解決する方法の1つが「ovice」です。

大和田 デジタルワークプレースoviceは、何を提供すると考えればいいですか。

田村 oviceは現実のように会話ができる2次元のデジタルワークプレースです。oviceには、仕事をしている仲間がアバターとして表示されます。赤い丸で囲われている人はフォーカス(集中)して仕事をしていることを示しています。青い丸の人同士は会議をしています。緑の丸の人は話しかけても大丈夫な状態です。アバターを近づけると声が聞こえ、離れると聞こえなくなります。誰かと立ち話をしている、一人で集中して作業している、会議をしているなど、アバターを見ることでそれぞれの人の状態がわかるため、何かあったら気軽に話しかけることができるのです。話している人たちのところに近寄っていき、話に加わるといった、実際のオフィスならできていたコミュニケーションが、oviceでは実現できるのです。

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オフィスのコミュニケーションを可視化
oviceに出社すれば、物理的な場所にかかわらず気軽な会話や緊急の会議などリアルオフィスを超えた意思疎通が可能になる

大和田 オフィスのデジタルツインみたいです。相手が見えるというのは大切で、同じところで働いている気がしそうです。

田村 「仲間がいる」という感覚を得られることはとても重要です。コロナ禍以降、疎外感があったりアイデンティティの揺らきが顕著になったりしていますが、oviceでは、組織に所属しているということを自然に感じられます。

採用や人材流失防止にも効果
今後はAIを活用した洞察も提供

大和田 ユーザーはどのような効果を感じていますか。

田村 例えば東京と大阪など、拠点が離れているがためにオフィスに出社していたら基本的に直接会うことはない社員同士でも、oviceを使うことで一緒に勤務でき、コミュニケーションが取れるようになったため業務が進みやすくなったという声が多いです。また、ovice上でちょっとした声掛けをして確認ができることで、手戻りが少なくなるといった効果もあります。

 こうしたコラボレーションの促進以外に、従業員に働く場所の選択肢を与えられることがかなり重要だと感じています。「デジタルワークプレースでリモート勤務ができます」とアピールすることで、採用の範囲が会社の近隣から世界中に広がり、採用の幅が格段に広がります。oviceがなかった頃と比べ、2倍ほどの採用ができているというユーザーの声もあります。既存人材をつなぎ留めるという点でも、oviceは効果があります。

大和田 新しい機能について教えてください。

田村 ovice上で音声認識して文字起こしをしたり、翻訳したりする機能を加えています。そのため、例えば英語が話せない人でも、そうした機能を活用することで、ovice上で母語で話した内容が自動的に文字起こしされて英語に翻訳されます。その文字データをもとに議事録の生成もできるわけです。また、今後はAIによる分析機能の提供も検討しています。例えば、oviceで取得した発話回数やアバターの移動回数などのデータを分析することで、営業成績が良い社員がどのような動きをしているかといった知見を得たり、エンゲージメントが下がっておりフォローが必要な社員を知ることができるようになります。

大和田 テクノロジーを使いこなしていくことが、出社か在宅かといった物理的な働き方の問題だけでなく、新しい働き方における対話の課題を解決してくれるヒントになると感じます。働き方改革、採用も含めたレベルアップのヒントになれば幸いです。

※講演の一部をOn-Demand形式で視聴いただけます。

oVice株式会社

https://www.ovice.com/ja


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