生成AIを活用しルールを自動生成

NTTデータ先端技術の内山勇作氏がプレゼンターを務めた「生成AI×運用はHinemosにおまかせ!」セッションでは、Hinemosの生成AIの取り組みについて最新情報を紹介した。

現在同社は「AIドリブン運用」を掲げ、生成AI活用を積極的に推進している。その世界観は、AIの活用によって運用を自動化。さらには自律運用を目指し、運用の飛躍的な効率化・生産性の向上を実現するというものだ。その効果を内山氏は、「システム運用品質の向上、故障対応・運用改善のアジリティ向上、システム運用コストの低減が実現します」と語る。

このようなAIドリブン運用を実現するためにHinemosでは、「システム運用AIアシスタント」という構想を描いている。これはAIがイベントやインシデント、構成情報といった「運用に関するシステム固有の情報」と、設計や製品に関するこれまで「NTTデータ先端技術が培ってきたナレッジ」を組み合わせて処理することで、運用上の判断をアシスト。さらにはHinemosに直接実行指示を出し、運用の高度化を目指す。この実現に向け、同社は様々な実証実験を積み重ねている。

AIがシステム固有の情報とナレッジを組み合わせて処理することで、判断をサポート。生産性向上や迅速かつ正確な判断、コスト適正化などに貢献する

その取り組みの一つが「生成AIを用いた運用自動化のルール自動生成」だ。前述の「Hinemosメッセージフィルタ」のインターフェースとして生成AIを活用する実証実験を進めている。内山氏は、「この機能を活用することでインシデント数を80%削減した事例もあり高い効果が期待できますが、これまでルール生成には専門知識が必要でした。それをChatGPTを活用することで、自然言語で指示するだけでルール生成が可能になります」と語る。そのルール生成から適用までのプロセスや実証実験の内容や成果、効果測定も紹介。「実装にかかる時間を大幅に短縮できることが確認できました」(内山氏)。このインターフェースは、2024年下期の提供開始を予定している。さらに実際の画面によるデモも紹介した。

取り組みの2つめが「生成AIを用いた過去インシデント情報の有効活用」だ。Hinemosのインシデント管理をサポートする「Hinemosインシデントダッシュボード」は、インシデントの起票からクローズまでの一連の管理を、軽量かつ使い慣れたExcelと同じようなUIで実現する。ここで蓄積したインシデント情報をより効率的に活用するため、生成AIの活用を検証している。「例えばインシデント発生時、生成AIに類似事象や原因、解決策を提案してもらい、早急な解決に役立てたり、インシデント発生状況の傾向を分析させたりすることで、インシデントの予防に利用できると考えています」(内山氏)。

内山氏は、同社がAI基盤として推奨するAzure OpenAI Serviceの運用管理に言及した。そのうえでAzure OpenAI Serviceを活用する際、システム運用も含めたAzure環境の統合的な運用管理は、Azure Monitorのみでは賄えないと指摘。「HinemosによりAzure OpenAI Serviceを含む統合管理を実現することで、これらの課題を解決します」と語った。

講演後、内山氏に今後の抱負を聞くと 「生成AIを活用したシステム運用の未来を皆様と共に創造していきたいと考えています。ぜひ、一緒に実施したい企業の皆様からのお問い合わせをお待ちしております」と笑顔で語った。

各セッションはオンデマンドで配信中!

Hinemos ver.7.1の新機能「Hinemos Migration Assistant」(他製品からの移行支援ツール)を詳説したセッションも開催した。運用管理製品見直し時の課題と、各課題に対するHinemosの解を解説。Hinemosが提供する他製品からの移行サービスの内容や実績、さらに新機能「Hinemos Migration Assistant」の内容や動作要件、提供方法などを具体的に紹介した。

その他、Hinemosサブスクリプションサービス、HinemosとAPM(アプリケーション性能管理)「ES/1 Shelty」の連携による運用負荷の大幅な削減方法についてデモを交えた解説、クラウドの安定運用のためのベストプラクティスの各セッションを開催した。

各セッションはオンデマンド配信を行っているので、運用管理に課題を感じている方は、ぜひ参考にしてほしい。

ONLINE Hinemos Solution Seminar 2024 オンデマンド配信中

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(NTTデータ先端技術株式会社)

https://www.hinemos.info/

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