齋藤 当社の課題として、コロナ禍以降にリモートワークが普及し、社員が自宅からサーバー(SSH、FTP) にアクセスする必要があり、当初はセキュリティを担保するためにIPアドレスを制限していましたが、運用面において事業部の担当者からはIP制限をなくせないかという要望があがっていました。「IP制限をしていると仕事が回りません」という声も寄せられ、制限なしで運用できる仕組みを作れないか模索していたのです。そんな時に、上畠さんの部署でいい方法があるというので、導入することになりました。
上畠 以前のマイナビのシステムでは、各システムごとにAWS(アマゾンウェブサービス)のEC2を利用してFTPサーバーを個別に構築していましたが、この方法は多くの課題を抱えていました。各システム専用のFTPサーバーが乱立し、FTPユーザーの運用も各システム担当が個別に対応していたため、クラウド費用の増大や運用上の無駄が多発していました。また、FTPサーバーはシステム本体と比べて重要度が低く、コストを優先して可用性が低い構成となる傾向にありました。さらに、FTP通信の一部がクラウドインテグレーション統括部で管理しているオンプレミス環境を経由しており、この環境を2024年6月に閉鎖するため、方法の見直しは避けられませんでした。これらの問題を総合的に解決するためにも、新しいクラウドベースのシステムを開発するプロジェクトが立ち上がりました。
株式会社 マイナビ
デジタルテクノロジー戦略本部
エンジニアリング統括本部
クラウドインテグレーション統括部
ソリューションサービス部 ソリューションサービス1課



