「リモート操作」機能により、限られた人員で手厚いサポートが可能に
当町の情報政策係では、本庁舎だけでなく町の公民館や図書館などで使用されているPCも含めて一括で管理しています。台数が多い上に拠点も離れており、メンテナンスの対応に手間がかかるため、そうした業務の効率化を目的として、2011年にクライアント運用管理ソフトウェア「SKYSEA Client View」を導入しました。以来、10年以上にわたりさまざまな業務で活用しており、当町のセキュリティポリシーを守る上で不可欠な存在です。
日々の運用のなかで頻繁に活用しているのは「リモート操作」機能です。全国の自治体の中でもトップクラスに面積が広い当町では、PCにトラブルが発生するたびに現地を訪れていると移動に膨大な時間がかかってしまいます。本機能のおかげで、自席の管理機から各拠点のPCを遠隔で操作できるようになったので、業務効率が格段に上がりました。加えて、各拠点の職員からもリモート操作を前提として問い合わせが入るため、トラブル時のオペレーションもスムーズに。PC画面にエラーが出た場合も、自身で無理に解決しようとせず、画面をそのまま保全した状態で連絡を入れてくれるので、管理者側としては今まで以上に状況が把握しやすくなりました。
これらのほかにも、さまざまな場面で「SKYSEA Client View」の機能が業務効率化につながっており、その働きは職員1人分以上に相当すると感じています。予算を要求する際も「『SKYSEA Client View』はシステム費ではなく人件費だ」とアピールしているほどです。
Windowsアップデートにかかる工数を削減
PC管理において、サイバー攻撃のリスクを軽減するためになるべく速やかに対応したいのが、Windows更新プログラムの適用です。しかし、業務への影響を考慮したり、全PCの適用状況を確認したりと、対応には手間がかかります。それを少しでも抑えるため、当町では「SKYSEA Client View」の「ソフトウェア配布」機能を使って、業務に支障が出ないようサイレントインストールする手法を採用しています。特にWindowsの大型アップデート「FU(Feature Update)」は、全PCへ一度に配布するとネットワーク帯域を占領してしまうため、負荷を分散させる工夫が必要でした。試行錯誤を重ねた結果、「1日10台を目安に期間を指定してスクリプトで配布」「スクリプトの配信~実行完了までの時間は余裕を持って指定する」など、スムーズに適用できる本機能の設定を発見。職員からの問い合わせも少なくなり、更新プログラムの適用にかかる工数が削減されました。
当町のWebサイトにて公開している職員ブログでこの方法を紹介したところ、全国の自治体から多数の問い合わせをいただくなど、大きな反響がありました。
緊急性の高いEDR製品のアラートも一元管理
「地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」で示されている、自治体情報システム強靱化に向けたβモデルでは、クラウドサービスの普及などを受けて一部システムをインターネット接続系に移管するなど、業務効率の向上が重視されています。自治体の業務においても、今後ますますクラウドサービスの利用が進んでいくと予想されることから、当町もその流れに対応するべく早々にβモデルへの移行を決定しました。βモデルでは業務効率が上がって便利になる分、セキュリティの強化策としてEDR製品の導入が推奨されています。そこで当町では、「SKYSEA Client View」のオプションとして、EDR製品「FFRI yarai」との連携を強化した「EDRプラスパック」を導入しました。新しいソフトウェアを導入した場合、一般的には専用の管理画面が用意され、製品ごとにログインが必要です。一方「EDRプラスパック」なら、「FFRI yarai」が検知したアラートを「SKYSEA Client View」上で一元管理できます。エンドポイントで異常が検知された場合は迅速な対応が必要になるため、使い慣れた管理画面でアラートが確認できる点は大きなメリットといえます。
職員にとっては「PCが業務に支障なく動いている」「トラブル時は遠隔で対処してもらえる」という状態がもはや当たり前になっています。そうしたサポートを私たちが何でもないことのように提供できているのは「SKYSEA Client View」があってこそです。今後も活用の幅を広げたいと思います。




