顧客満足度調査2025-2026 日経コンピュータ 顧客満足度調査No.1企業に訊く アステリア

1万社超が選ぶ「つなぐ力」と「ノーコード」で 企業の内製化を強力に支援する

Customer Satisfaction 2025-2026

「業務効率化・内製支援ソフト/サービス部門」では、アステリアが1位を獲得した。国内EAI/ESB市場で19年連続シェアNo.1※1を誇る「ASTERIA Warp」をはじめ豊富な製品ラインナップを持つ同社。顧客から高く評価される理由は、製品そのものの性能だけでなくパートナー企業とのエコシステムやユーザーとの交流といった包括的な取り組みにあるという。創業者で代表取締役社長 CEOを務める平野 洋一郎氏に、顧客が評価した「選ばれる理由」を聞いた。

データ連携ツールとして広く浸透 パートナーと一体でエコシステムを創出

平野 洋一郎 氏

アステリア株式会社

代表取締役 CEO

平野 洋一郎

データ連携ツール「ASTERIA Warp」で広く知られているアステリアは、モバイルアプリ作成ツールの「Platio」、デジタル収納アプリの「Handbook X」、IoTプラットフォーム製品の「Gravio」など多彩なノーコード製品を展開している。平野氏は、業務効率化・内製支援ソフト/サービス部門で1位を獲得した理由として、主力製品であるASTERIA Warpが評価された結果ではないかと語る。「当社はまだノーコードという用語すら存在しなかった2002年から、ノーコード開発にこだわってきました。ASTERIA Warpは2007年から発売し、これまでに1万社を超える企業に導入いただいています。多くの企業の業務遂行に必要不可欠なシステムとして稼働しており、市場におけるデファクトスタンダードとして信頼されています」(平野氏)。ASTERIA Warpは現在、国内EAI/ESB市場で19年連続シェアNo.1を誇り、シェア率は50%を超える。関連製品では、PlatioがB2Bノーコードモバイルアプリケーション作成ツール内製主導型シェアで4年連続No.1※2を獲得している。

加えて、ユーザーから高く評価された理由には、パートナー企業との強固なエコシステムにあると平野氏は続ける。「アステリアとして『お客様の仕事の価値を高めていけるソフトウェア』の提供を目指しており、パートナーとなる企業には同様の価値観を持っているかを重要視しています。お互いに信頼できるパートナー企業として、ユーザーへの提案から導入、サポートまでを連携しています。パートナー企業も強みを発揮できるようにWin-Winの関係を築きながら、これからもパートナーエコシステムを強化・拡充していきます」(平野氏)。現在、ASTERIA WarpとPlatio、Gravioのパートナー企業は180社超の規模まで成長し、パートナー企業との共創の場はさらに広がりを見せている。

品質や性能にこだわる姿勢 製品の提供形態にも

今回の調査結果では、アステリアは「性能・機能」「信頼性」の項目で他社を大きく引き離した。その要因について、平野氏は技術変化へのいち早い対応と、継続的な取り組みが寄与しているのではと分析する。「ASTERIA Warpはユーザーニーズや技術変化に合わせて年に2回の定期的なアップデートを行い、最新の技術や市場動向に対応し続けています。日本のお客様は海外と比べて品質や信頼性への要求レベルが高く、私たちもそれに応えるために品質や性能にこだわって製品開発を続けてきました」(平野氏)

先進技術の研究開発への先行投資も継続的に行っている。ブロックチェーン技術は2015年から取り組んでおり、AIについても2019年にAI専業の子会社を設立し研究開発を進めている。今後の製品開発にも期待したいところだ。

「運用性」「コスト」でも他社を上回るポイントを記録している点については、性能や機能に加えて購入形態の多様化というユーザーニーズに応えられていることが寄与している。「永続的に使えるライセンスや低価格でも導入可能なサブスクリプション、中小企業向けのCoreシリーズ、インフラ込みのクラウドサービスなど、ユーザーの規模や多岐にわたる要件に合わせて最適な選択ができるようにしています」(平野氏)

ユーザーコミュニティを通じて 利用者の支援につなげる

同社は現在、さらなるユーザーニーズの対応に向けて、コミュニティ活動にも力を入れている。「お客様の仕事の価値を高めるためには、共通の悩みを気軽に質問でき相談し合える環境も大切です。アステリアでは『Asteria Park』というコミュニティサイトを運用し情報発信を続けています。過去の勉強会や動画のアーカイブの視聴も可能です。ユーザーだけではなくパートナー企業の方にもご参加いただき、技術情報の交換やノウハウ共有などを行っています。2024年5月から運営し始めて、わずか1年3カ月で登録者は1000名を超えました」(平野氏)

顧客満足度を高めるためにはオフラインでのコミュニティ活動も必要だ。「開発者とユーザー同士がオフラインで交流できる『DevFes』というスペシャルイベントを年に1回実施しています。今年の1月に会場とオンラインのハイブリッド形式で開催したものは、登録者数が1000名超と非常に多くの方に興味を持っていただけました。ほかにも、今年は大阪や名古屋で相談会イベントを実施していますし、今後もユーザーと直接交流できる活動を続けていきます」(平野氏)

ユーザーは自ら情報を得て学べる環境を持つことができ、内製化を推進しやすくなっている。アステリアは独自のCS調査やコミュニティから得られたユーザーやパートナー企業の声を元に、顧客満足度の維持向上に努めている。

コミュニティサイト「Asteria Park」

コミュニティサイト「Asteria Park」

ノーコードを活用した内製文化を 共に歩むパートナーとして寄り添う

経済産業省が公開している「IT人材受給に関する調査」では、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足する見通しである。「日本では現在、ITスキルを持った人材が圧倒的に不足しており、人材育成の施策だけではカバーしきれません。この窮状から脱する手立ては、ITのスキルの無い人材でも開発ができるノーコードだけだと、私たちは本気で考えています」(平野氏)

アステリアは創業以来『ソフトウェアで世界をつなぐ』という理念を掲げ、卓越した「つなぐ」技術と豊富な実績でこれまで評価されてきた。

「新たな価値創出や業務の内製化に挑戦するすべての企業にとって、ノーコードは大きな武器です。アステリアはその挑戦を共に歩むパートナーとして寄り添い、これからも皆さまの未来を支えていきます」(平野氏)

平野 洋一郎 氏

※1テクノ・システム・リサーチ「2025年ソフトウェアマーケティング総覧 EAI/ESB 市場編」

※2デロイト トーマツ ミック経済研究所 ミックITリポート2025年2月号 B2Bノーコードモバイルアプリ作成ツール市場2024