ノートPC入替を検討する企業へ贈る

デル・テクノロジーズが提案する

「新世代ビジネスPC」とは

コロナ禍で導入したノートPCを、Windows 11への移行を機に最新モデルへとリプレースしたい。このように考えている企業にとって、新たなノートPCの選択肢が登場した。それが「Dell Pro(※1)」である。デル・テクノロジーズは2025年1月6日に発表、その翌日から一部のモデルを国内で販売開始している。ここではその新製品の特長を詳しく見ていきたい。

※1 「Dell Pro」はデル・テクノロジーズの法人向けの製品シリーズの総称

戦略的にPCを入れ替えるチャンスが到来

デル・テクノロジーズ株式会社
マーケティング統括本部 クライアント製品
ブランドマーケティング コンサルタント
白木 智幸氏

新型コロナウイルス感染症の拡大により、多くの企業がリモートワークを導入してから5年が経過した。当時、急きょ揃えたリモートワーク用のノートPCを、戦略的な観点から見直したいと考えている企業も多いはずだ。生成AIの活用が進む中、PC上でAIの推論を効率的に実行できる「Copilot+ PC」も登場している。生産性を重視する企業の中には、既にこうしたPCに乗り換えているケースも少なくない。また、2025年10月14日にはWindows 10のサポートが終了する。Windows 11への移行は、最新PCを導入する絶好の機会だといえるだろう。

ノートPCの戦略的な入れ替えを検討している企業にとって、注目したい製品の1つといえるのが、デル・テクノロジーズが1月6日に発表した「Dell Pro Premium」である。

「これは法人向けノートPCのハイエンドモデルであり、デル・テクノロジーズのこれまでのノウハウを注ぎ込んだ集大成ともいえる製品です」と同社の白木 智幸氏は語る。ラインアップ全体におけるポジションとしては、旧製品の「Latitude 9000/7000シリーズ」を統合したものに相当する。

シンプルでスタイリッシュ、長く快適に使えるPC

この製品は、単に旧製品をリニューアルしただけではない。具体的にどの点が従来製品と異なるのか。まずはその外観から見ていきたい。

「Dell Pro Premium」の筐体はシンプルでスタイリッシュなデザインが特徴だ。材料には90%リサイクルされたマグネシウムを採用しており、同社の法人向けノートPC(Dell Pro)ポートフォリオの中で最も軽量かつ薄型である。重量は約1kg、ディスプレイを閉じたときの厚さは17mm前後(場所によって若干異なる)。この軽さ・薄さでありながら、頑丈さも兼ね備えている。

現代的で高級感のあるデザインが大きな特徴だ。ゼロラティスキーボードは快適にタイピングでき、ディスプレイもOLEDを採用し鮮やかな表示となっている

「デル・テクノロジーズはこれまでもLatitude 9000シリーズやDell XPSシリーズというプレミアムモデルを提供していましたが、製品の認知度が高いとはいえませんでした」と白木氏。そこで「Dell Pro Premium」では、最新・最高のユーザー体験をより多くのユーザーに伝えることを目指して設計されたという。

ディスプレイ部分を開いた時に感じるのは、ヒンジ部分の操作性の良さである。キーボード部分が浮き上がることなく、片手で簡単に開くことができる。キーボードはDell XPSにも搭載されていた「ゼロラティス」キーボードを採用。ゼロラティスとはキーとキーとの間に隙間がないことを意味しており、これによって限られたスペースでも大きめのキートップを実現できる。キーストロークもしっかりしており、快適なタイピングが可能だ。キーボードの裏側にはミニLEDを細かく配置したバックライトが装備されており、キートップがしっかりと光るという基本性能を維持しながら、同時に省電力性も高いという優れたものになっている。

ディスプレイは、Dell Pro 13 Premiumが13インチ、Dell Pro 14 Premiumが14インチとなっている。特にDell Pro 14 Premiumのディスプレイパネルは、デル・テクノロジーズの法人向けモデルとしては初となるOLED(有機EL)をオプションで選択可能になった。これは有機材料でつくられたディスプレイそのものが発光するため、バックライトが不要で薄型化や軽量化が可能である。また視野角が広く、コントラストの高い鮮やかな表示を、低い消費電力で実現できる。実際に、表示の明るさを49%高めながら、消費電力を24%削減している。

オプションで「コラボレーションタッチパッド」を搭載することも可能である。これはタッチパッド上部に「マイクON/OFF」や「カメラON/OFF」、「画面共有」、「ミュート操作」といったタッチボタンを装備したタッチパッドである。タッチパッドにこれらのアイコンが浮かび上がり、これらに触れることで、オンライン会議の各種操作を素早く行うことが可能だ。

プロセッサはCopilot+ PCに対応、バッテリー駆動時間も長い

もちろん外観だけでなく、その中身も大きくアップデートされている。プロセッサは、インテルが2024年9月に発表した「Intel Lunar Lake」を製品化した「Intel Core Ultraシリーズ」が採用された。これはAI PCのプロセッサとして第2世代であり、マイクロソフトが提唱する「Copilot+ PC」にも対応する。

「これを搭載したことで、WordやOutlookなどで利用できるAI支援機能を、PC上のローカルAIとして実行できます(※2)」と白木氏。Teamsの会議中にリアルタイムでキャプションと字幕を表示する「ライブキャプション機能」も利用できる。要は最新のAI PC向けプロセッサによって、仕事を最適化できるようになったわけだ。

※2 2024年11月に発表だけ先行しており、今後リリース予定
https://news.microsoft.com/ja-jp/2024/11/21/241121-microsoft-ignite-2024-embracing-the-future-of-windows-at-work/

Intel Core Ultraシリーズ2の採用効果は、AIを使いやすくするだけにとどまらない。従来のプロセッサではCPUで行っていた処理を、プロセッサ上に装備したGPU(67TOPS)やNPU(48TOPS)で行うことなどにより、より多くのアプリケーションをより少ない消費電力で実行できる。「これにより、タスク全体のパフォーマンスを19%高めながら、バッテリー駆動時間を21.2時間まで伸ばすことが可能になりました」(白木氏)。

外部接続用のインタフェースとしては、USB Type-C×2ポート、USBポート×1ポート、HDMI 2.1×1ポートを装備。USB Type-CはThunderbolt 4やUSB Power Delivery 3.1、DisplayPort 1.4としても利用可能である。USB Type-Cポートが筐体の左右に1つずつ配置されており、いずれも同じ機能を提供している。つまりPCへの電源供給や外部ディスプレイへの接続(8Kまで対応可能)を、どちらのポートで行ってもいいのである。この様にユーザーの自由度に配慮した設計が随所に見てとれる。

特に注目したいのは、USB Type-Cポートが左右に配置されており、いずれも電源供給と外部ディスプレイ接続に対応していることだ

これらのポートの「リペア性(修復性)」が高いことも、見逃せない特徴だ。USBポートがモジュラー化されており、コネクタが故障したときにコネクタだけを交換することができる。

「特にUSB Type-Cは抜き差しの頻度が高いため、ほかのポートと比較して破損や接触不良の可能性が高い部分になります」と白木氏。もちろん耐久性も従来に比べて4倍向上しているが、ポート部分だけを交換しやすい形状にすることで、万が一の故障時におけるダウンタイムの最小化を徹底しているわけだ。加えてマザーボードごと交換する場合と比較してリーズナブルな上、ムダな廃棄物を発生させないというサステナブルな点においてメリットがある。

「実際にリペアしやすいデザインにしておくことは、お客様が継続的にPCを使い続ける上で重要なポイントになっています。Dell Pro 13/14 Premiumは、購入後のサポートやサービスも含め、全方位でお客様のニーズを満たすことができる、法人向けノートPCの1つの完成形だと考えています」。

このようなノートPCであれば、エグゼクティブ層も含め、幅広いユーザーに満足してもらえるだろう。

新製品の発表に合わせてPC製品ポートフォリオ全体をリブランド

今回、発表されたのは製品だけではない。新製品発表に合わせて、デル・テクノロジーズはPCやモニター、周辺機器のブランド名称の見直し(リブランド)を行っている。今後のブランド名は「Dell」「Dell Pro」「Dell Pro Max」の3系統に統一され、それぞれに「Base」「Plus」「Premium」という3つの階層がつけられるようになったのだ。

従来は数多くのブランドが存在していたが、それらを3つのブランドに集約した。その目的は、顧客が製品を選択しやすくすることだ

デル・テクノロジーズ株式会社
マーケティング統括本部
クライアント製品 ブランドマーケティング 部長
佐々木 邦彦氏

「今回のブランド名の見直しは、グローバルで約1万3000件のユーザーインタビューを行った上で決定したものです」と語るのは、デル・テクノロジーズの佐々木 邦彦氏だ。従来のブランド名は、顧客の要望に応えながらラインアップを拡充してきた結果、複雑になってしまい、製品選択に悩むケースが増えていたことが分かったのだという。「これをよりシンプルにすることで、お客様にとって最適な製品を選びやすくなります。これがリブランドの最大の目的です」。

新ブランド名の位置付けは以下の通り。「Dell」はコンシューマーや学生、SOHO向け。「Dell Pro」は法人/ビジネス向けのブランドとなる。「Dell Pro Max」はより高いパフォーマンスを求めるユーザー向けであり、ワークステーションクラスのブランドだ。また各ブランドには、エントリーの「Base」、ミッドレンジの「Plus」、ハイエンドの「Premium」の3つの階層で構成され、既に紹介したDell Pro 13/14 Premiumは、法人/ビジネス向けのハイエンドに位置する製品であることが分かる。

カスタマイズの幅が広い「Dell Pro 14/16 Plus」も提供

今回のリブランドに合わせ、法人/ビジネス向けのミッドレンジのモデルも発表されている。それが「Dell Pro 14/16 Plus」だ。「その最大の特徴は、カスタマイズの幅が極めて広い点にあります。プロセッサはIntel Core Ultraシリーズ2の中から幅広く選ぶことができ、ディスプレイも14/16インチがラインアップされています。14インチは筐体の形状もラップトップ型か2-in-1型のいずれかを選択可能です」(佐々木氏)。そのためユーザーの使い方や業務内容に、最適な1台をつくり上げることができるわけだ。

14インチは、ラップトップ型か2-in-1型を選ぶことができ、プロセッサも幅広いラインアップから選択可能。なお筐体の素材はアルミニウムを採用している

Dell Pro 13/14 PremiumとDell Pro 14/16 Plusを組み合わせれば、社内の幅広いユーザーに最適なノートPCを提供できるだろう。しかもいずれもCopilot+ PC対応であるため、生成AIを活用した生産性向上が可能になる。PCの戦略的なリプレースを実現したい企業にとって、これらは有力な選択肢になるはずだ。

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