日本法人設立に続き、登録輸入者に
日本の顧客サポート強化の狙いとは
DigiKeyトップが語る
日本市場への期待と
お客様のニーズに応える
最適なソリューションとは
DigiKey
President
デーブ・ドハティ氏
日本法人設立に続き、登録輸入者に
日本の顧客サポート強化の狙いとは
DigiKey
President
デーブ・ドハティ氏
世界屈指の電子部品・オートメーション製品の米大手電子部品ディストリビューターであるDigiKeyは、近年日本市場のさらなるサポート強化へ向けた継続的な投資を行い、様々な取り組みを推進している。同社代表のデーブ・ドハティ氏に、その理由やビジネスの状況・展望を聞いた。
—貴社の事業内容を教えてください。
ドハティ DigiKeyは、世界最大規模の在庫数と即時出荷を強みに市場をリードし続けるディストリビューターです。単に技術革新を支える製品を提供するだけでなく、イノベーターとして常に革新を追求しています。市場投入までの時間を短縮したいというニーズに応えるため、1日あたりの平均出荷量の増加、少量多品種のご注文対応、さらにツール開発やAPIなどのデジタルソリューションを通じて、日本のお客様の調達業務の効率化をサポートしています。
創業から50年以上を経て、米国ミネソタ州北西部で電子部品通信販売のパイオニアとしてスタートしたDigiKeyは、今もなお事業拡大を続けています。現在では、世界180カ国以上の大手企業、スタートアップ、教育機関、個人のお客様を含む年間100万人以上の方々にご利用いただいています。当社は、これからも日本のお客様に最適なサポートを提供し、新たなビジネス機会を創出する挑戦を続けていきたいと考えています。
—ビジネスの状況はいかがですか。
ドハティ 市場全体は比較的横ばいで推移しましたが、日本をはじめとする当社のAPAC全体のビジネスは安定成長を続けています。この地域のビジネスは落ち込みが激しい分、回復も同様に早い特性があります。2025年には早期に成長サイクルに入ることを見越して、事前の対応を進め、事業強化に注力してきました。
非上場企業であるDigiKeyの強みは、下降局面においても市場回復のタイミングを見越した長期戦略に基づく事業運営ができる点です。「お客様を第一に考える」というDigiKeyの企業理念を実現するため、当社は常に先を見据えたビジネス展開を行っています。
また、市場が低迷している際には、多くの企業が新製品やソリューションの革新を積極的に推進します。これに伴い、業界トップクラスの在庫量を保有するDigiKeyに対する需要も高まり、2024年も顧客数や出荷数は加速度的に増加しました。
—特に目立った市場やトレンドはありますか。
ドハティ 当社で最も急成長している産業セグメントが、オートメーションです。IoTやエッジコンピューティング、AI、機械学習、5Gにけん引され、2025年も継続的な成長が見込まれています。日本の製造業がより高品質かつ高効率化を実現し、世界的に競争力を高めていくためには、これらの技術革新が不可欠になると考えています。主要なトレンドとしては、ワイヤレス・コネクティビティー、産業オートメーション、電動化、スマートセンサー、クロスアーキテクチャー・ソリューション、ラピッド・プロトタイピングなどが挙げられます。
また、自動車、医療、産業用オートメーション、コンシューマー向けまで、あらゆる業界で新製品の導入が急増しています。DigiKeyは、その進歩を加速するために必要なすべての部品とサービスを提供し続けます。
—日本市場での取り組みについてお聞かせください。
ドハティ DigiKeyが北米以外で最初に展開した海外市場が日本であり、日本はDigiKeyにとって特別な意味を持つ重要な市場です。それ以来、数百社にのぼる日本のサプライヤーのグローバル進出を支援し、当社は日本のお客様への献身的なサポートを続けてきました。
また、継続的な投資の一環として、2022年に日本法人「Digi-Key Electronics 合同会社」を設立し、2024年5月には正式に日本の登録輸入者(IOR)となりました。これにより、日本のお客様は通関手続きや関税、輸入消費税を含む諸経費の支払いが不要となり、よりスムーズに部品を調達いただけるようになりました。
現在、日本法人は単なるカスタマーセンター以上の役割を担っています。カスタマーサポートや技術サポート体制を強化するとともに、営業やマーケティングのリソースも増強しています。日本独自のコンテンツを提供する「DigiKey日本公式YouTubeチャンネル」やエンジニア向けの交流プラットフォーム「TechForum」、事例紹介を含むウェビナーなどは、高い評価をいただいています。
—今後の展望をお聞かせください。
ドハティ 日本市場の現況と今後の展望については、前向きに捉えています。当社の顧客数は世界的に着実に伸びており、既存サプライヤーに加え、新規サプライヤーの新製品導入も活発化していることから、次なる成長サイクルへ向けた兆しと期待しています。
引き続き、日本のお客様のニーズに応える卓越した顧客サービス、幅広い品揃え、迅速な出荷体制に加え、業務効率を向上できるオンラインサービスやツール、ビジネスソリューションを提供し、期待を上回るサポートを目指していきます。