国産品質とトータルサポートが高評価 「PRIMERGY」は選ばれ続けて25周年
自治体ITシステムの「PCサーバー」部門で1位を獲得したのは、エフサステクノロジーズだった。評価項目のいずれもが高い中、特に「サポート」が他社を大きく上回った。サーバーをはじめとしたハードウェア事業を一手に担当する現在の組織体制となってから一年。市場を確実に捉え、現体制でも国産品質とトータルサポートへのこだわりはそのままに、パートナー企業との協業が加速していることが好循環を生み出している。
顧客満足度で習熟度を図り 要望を製品開発・サービスに反映
エフサステクノロジーズ株式会社
プロダクト部門
副部門長
旅家 一彰氏
エフサステクノロジーズは、ハードウェアソリューションのトータルプロバイダーとして、顧客が抱える課題を解決し、持続可能な社会の実現に貢献することをミッションとしている。
「このミッションを達成するためには、顧客の期待を上回る製品とサービスを提供し続け、エフサステクノロジーズを選んでよかった、と感じていただくことが不可欠だと考えています。その意味で顧客満足度をビジネスの根幹をなす最も重要な要素と捉えています」と、同社のプロダクト部門で副部門長を務める旅家一彰氏は語る。
顧客満足度は、エフサステクノロジーズにとって製品・サービスの習熟度を図る重要な指標になっている。そして、顧客から寄せられた要望を、商品化プロセスにできる限り取り入れ、さらに満足度が向上するよう継続的に取り組んでいる。それだけに今回の受賞は、特に自治体から製品とサービスに関する「信頼性」と「サポート」が何よりも高く評価された証と受け止めている。
「ブランド名称をグローバルで『PRIMERGY』として以来、2025年に25周年を迎え、国内累計出荷台数が220万台を超えました。この節目の年に、このような形で評価いただけたことを大変光栄に思います。日頃からお客様の課題解決に真摯に向き合い、高品質な製品とサービスを提供してきた社員一同の努力と、お客様の期待に応え続ける『国産品質』にこだわり続けてきたことが、今回の結果につながったと捉えています」(旅家氏)
トラブル時には2時間以内に現場へ 顧客に寄り添うサポート体制
近年のサーバー市場は、自治体に限らずクラウドシフトの加速やAI・IoTの普及によるデータ増大などの影響で、大きく変化している。このような市場環境において、エフサステクノロジーズが競合との差異化を図る上で重視しているのは、「国産品質」と「顧客に寄り添うトータルサポート」である。
製品面では、開発から製造、品質管理まで国内で一貫して行い、高い信頼性と安定稼働を実現している。この「国産品質」は、「単なる性能や耐久性だけでなく、経済安全保障の観点からもその重要性が高まっていると認識しています」と、旅家氏。サプライチェーンの透明性や安定供給への懸念が高まる中、国内で開発・製造された製品であることは、顧客にとって大きな安心材料となる。また、製品の信頼性を支えるものとして厳格な品質保証管理体制を確立しており、その要件を満たすことで、顧客のリスクマネジメントに貢献している。
サポート面では、従来からリモート運用支援や全国に配置された専門技術者によるオンサイトサポートを提供。顧客の運用負荷軽減と迅速な問題解決を支援し、安心感のあるシステム運用を実現してきた。また、トラブル発生時には、全国に整備されたサービス拠点からサービスエンジニアが受付から2時間以内に修理に向かう体制、いわゆる「2 時間駆けつけ」も業界最高水準のものとして歓迎されている。
また、昨今は生成AI向けプラットフォームとして水冷サーバーが注目を集めている。同社は水冷技術について、約40年にわたりその進化を支えてきたという自負を持ち、保守・運用に携わってきた確かな歴史と専門性を有している。長年の経験で培われた技術とノウハウを生かして、高性能な水冷サーバーを提供するだけでなく、導入から運用、保守までを一貫してサポートしている。
「その一方で、情報漏えいリスクやデータ主権といった生成AIの課題を懸念されるお客様が多くいらっしゃいます。これに対しては、企業データを専用のプライベート領域に隔離、外部クラウドに依存することなくAI処理を行えるプラットフォーム『Private AI Platform on PRIMERGY』を提供しています。お客様から非常に注目され、多くの引き合いをいただいています」(旅家氏)
トータルプロパイダーとして あらゆるIT課題の解決を
クラウド利用が広がる一方、オンプレミスのサーバーにもまだまだ出番がある、と旅家氏は語る。顧客の個人情報や自社の機密情報など、セキュリティやガバナンス、コンプライアンス上の理由から外部に持ち出すことができない業務が山積しているのがその理由だ。エフサステクノロジーズがPrivate AI Platform on PRIMERGYを提供していることからも分かるとおり、企業や組織には機密情報が数多く存在する。
そして、CADやCAEといったハイパフォーマンスを要するコンピューティングの世界では、ここにきてGPUサーバーが着目されている。最適配置を志向すれば、サーバー環境は自ずとハイブリッドになっていく。このような状況を鑑みて旅家氏は、「さらに希望が大きくなった」という。ハードウェア専業企業になり、かえって“可動域”が広がったことも背景としてあるようだ。インテルやAMD、NVIDIAといったテクノロジーパートナーだけではなく、ソフトウェアパートナー、システムインテグレーター、販売パートナーとも直接関わりやすくなり、協業も容易になった。実際、取り組みは加速しており、「多くのパートナー様から組みやすくなった」と歓迎されている。受賞につながったのは、こうした組織の変化もある、と同氏は分析し、翌年に向けての抱負を次のように語った。
「今回の結果に満足することなく、今後もお客様の期待を超える価値を提供し続けるために、さらなる進化を目指していきます。私たちは、ハードウェアソリューションのトータルプロバイダーとして、お客様のあらゆるIT課題を解決できる存在であり続けたいと考えているので、すべてのソリューションで高い評価をいただけるよう、社員一同より一層の努力を重ねていきます」