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マイナビの新たな挑戦 デジタルで進化する「三方よし」のサービスづくり マイナビの新たな挑戦 デジタルで進化する「三方よし」のサービスづくり

変化の激しい市場環境の中で、企業は常に進化を求められている。多様なサービスを展開するマイナビもその最前線に立って開発部門の再編を行い、迅速かつ柔軟にユーザーや企業へ価値を届ける体制を構築している。ユーザー・クライアントファーストを実現するための戦略とビジョンについて、デジタルテクノロジー戦略本部 ビジネスイノベーション統括本部長の中村和俊氏に聞いた。

サービス開発における
「速さ」と「柔軟性」を追求

就職や転職、人材紹介、アルバイトなどのHR領域からニュース、ウエディング、農業といった生活情報分野まで、約50以上の多彩なサービスを提供するマイナビ。特に新卒向けの就職情報サイトは就活生の利用度No.1と、業界トップクラスの存在感を誇る。

就職情報サイトに関する調査結果より/調査委託先:DataLab株式会社(2025年2月時点)

現在、同社は事業部門ごとに分かれていたITとデジタルマーケティングの部門の統合とデジタル人材の採用強化を進め、テックカンパニーへの変革を加速させている。その中核を担うのが、2022年に設立されたデジタルテクノロジー戦略本部だ。同本部にはエンジニアやデータサイエンティスト、WEBマーケターなど約700名が在籍し、今後1,000名規模への拡大を計画中だという。この変革の狙いとは何か。

「新卒向けの就職情報サイトは、毎年3月の大規模リリースに向けて計画的に開発し、リリース後も年間を通じてブラッシュアップを重ねていくことができます。しかし、中途採用をはじめとするその他の領域では変化が非常に激しく、マーケットが求めるタイミングに応じた新サービスを迅速に投入する柔軟性が求められます。事業部門ごとに開発チームがあるという従来の体制ではそのスピードに対応することが課題となっていました。

そこで徹底的にスピードアップを図るべく、各サービスに分散していたITやWEBマーケティングの担当部署を1つに統合し、多様なサービス開発を経験したスペシャリストが集結するデジタルテクノロジー戦略本部を設立しました。

マイナビが提供するサービスは、就職・転職・進学・結婚・住まいなど、人生の大切な節目に寄り添うものばかりです。こうした重要な局面で、より迅速かつ的確に情報やサポートを提供することが、ユーザーの未来を豊かにする鍵になります。デジタルの力で、人生の選択肢を広げ、可能性を最大限に引き出すことによって、マイナビのパーパスである『一人ひとりの可能性と向き合い、未来が見える世界をつくる。』を実現する――それこそが私たちが提供する価値です」

中村 和俊 氏

株式会社 マイナビ
デジタルテクノロジー戦略本部
ビジネスイノベーション統括本部
統括本部長

中村 和俊

ユーザー・クライアントファーストの
実現に向けた取り組み

現在、マイナビが事業の成長と新規サービスの迅速な立ち上げに向けて推進している重要な戦略の一つが開発の内製化だ。従来は実開発を外部の開発会社に委託することが多かったが、サービスの提供スピードを向上させるため、自社のエンジニアやディレクターが主体となる開発体制へシフト。これにより、柔軟な改善やイノベーションの創出が可能になり、より多くのユーザー・クライアントに最適なサービスを迅速に届けられる体制が整った。

「マーケットの動向や他社サービスを綿密に分析し、ユーザーが求める機能を迅速に提供することが、真のユーザーファーストにつながると考えています。競合他社が提供して、スタンダードになっている機能は積極的に取り入れ、市場にはまだ存在しないが求められている機能は先駆けて提供していく。この姿勢を貫くことで、ユーザーやクライアントにとって本当に価値のあるサービスを生み出すことができると考えています」

さらに、変化の激しい事業環境に対応するためには、組織自体の流動性も重要だと中村氏は語る。
「サービスごとのロードマップを描きつつ、変化する市場ニーズを先取りし、柔軟に戦略を組み立てることが不可欠です。そのためには、ビジネス環境や社内リソースの状況を常に把握し、適切なタイミングで最適な組織体制を構築していく必要があります」

内製化の推進にあたり、ビジネスイノベーション統括本部では上流工程を担うディレクション部門と、実際に手を動かして開発を行うエンジニアリング部門を統合。各サービスのグロースにつながる直接的な貢献度を高めるため、部門間に存在する「見えない役割の壁」の解消と、よりビジネスサイドとの密着度を高めることを目的に、新しい組織体制を敷いた。

また、「自発性を尊重する風土」の醸成にも注力している。
「当たり前のことですが、メンバーの意見を否定しないことを徹底しています。どんな意見も『サービスを良くしたい』という想いから生まれているはず。その前提に立ってしっかり話を聞き、できる限り採用する。この文化を組織全体で共有することで、エンジニアが自由に発想し、のびのびと開発に取り組める環境を整えています」

新宿・大阪オフィス 新宿・大阪オフィス

社会性の高いサービスの運営者として
「三方よし」の意識を持つ

マイナビのサービスの根底にあるのは「人の人生に寄り添う」という理念だ。
「私たちはユーザーの人生に関わるサービスを提供するものとして、ユーザーを深く理解することが求められます。単に技術的に優れたものを開発するのではなく、『どのようにすればユーザーにとって本当に価値のあるサービスになるのか』を常に考え、自社の利益だけでなく、社会へのインパクトを意識しながらサービスを設計しています」

中村 和俊 氏

特にマイナビの就職情報サイトは現在、就活生の利用度がNo.1のプラットフォームとなっており、就職活動において欠かせない役割を担っている。

就職情報サイトに関する調査結果より/調査委託先:DataLab株式会社(2025年2月時点)

「少子高齢化が進む一方で、進学率の上昇により、就活に向き合う大学3年生の総数は実は減っていません。様々な社会背景もあり、自身のキャリアに迷う学生も増えているように感じます。そうした方々に対しても、適切な情報提供で『未来が見える』ようにできるサービスが必要です。マーケットにしっかり向き合い、先回りして価値を提供していくことを心がけています。

現代においては、サービスを運営する社員のエンゲージメントも高い状態でなければ、真に社会性の高い企業とはいえません。自社だけでなく、お客様を含む社会や社員の満足度も叶えられる『三方よし』の意識を持つことが大切だと思います。お客様や社会、社員も幸福にしなければ、企業は生き残れないのではないでしょうか。

マイナビには『人想い』な社員がたくさんいます。そういった社員が作り上げるサービスも同じように『人想い』のものが多いと感じていますし、その開発を担う私たちもしっかりと『人想い』の気持ちを持ってサービスに向き合うことで、マイナビらしいヒューマンタッチな価値を提供できると思っています。私たちビジネスイノベーション統括本部の役割は、その想いを込めたサービスをいち早くマーケットに展開し、より多くのお客様の未来を見えるものにしていくことにあります。『三方よし』のサービスを、デジタル技術を有効に活用しながら実現していきます」

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