カタログスペックでは
終わらせない泥臭い検証力
真価が最もよく表れているのが、新技術を実運用レベルまで磨き上げる検証プロセスである。400ZRや800ZRといった最先端の光トランシーバー規格は、標準化が進んでいるとはいえ商用ネットワークでそのまま安定して使える保証はない。また、光信号の分岐・挿入を行うROADM(Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer)を使ったネットワーク環境では、区間ごとの特性や光ファイバー品質のばらつきが大きく、現場での確認なしにサービス化することはできない。
BB Backbone Corp.
プロダクト統括部 プロダクト技術開発部
ネットワークソリューション課
加藤 大貴氏
プロダクト技術開発部の加藤氏は「検証においてはまず波形を1つずつ確認し、送信から受信まで劣化していないかを見極めている」と語る。実際にROADMネットワークへ接続した際、どこまで安定して動作するかは、机上では判断できない。ラボと実構成では値の出方が想定以上に異なることも多く、加藤氏は「時間をかけて、一つ一つ手探りで確認してきました」と振り返る。
具体的には、波形が崩れていないか、OSNR(光信号対雑音比)はどこまで確保できるか、ビット誤り率の悪化はどの条件で起こるのか。そうした項目を一つ一つ洗い出し、どのような条件なら現実的にサービスできるかを値で判断していく。必要なところと省略できるところを見極めながら知見を積み上げてきた、この姿勢こそがBB Backboneの成長の礎となっているのだ。
BB Backbone Corp.
プロダクト統括部 プロダクト技術開発部
ネットワークソリューション課
加藤 大貴氏
ここで重要なのは、限定的な条件でしか成立しない結果を良しとしない姿勢である。「どのお客様でも一律に使えるような、公正でしっかりした検証を心がけています」(加藤氏)。まさに、ラボだけで完結するのではなく、実際の光ファイバーや商用に近い構成を使って評価することが重視されている。




