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コロナ禍が少し落ち着きを見せているとはいえ、まだまだ子どもたちは制限が多い生活を強いられています。そんな中、子どもたちが少しでも楽しめるプログラムを工夫しているのが、千葉県にある「富里市こども館葉山キッズ・ランド学童クラブ」です。子どもたちがSDGsプログラムに楽しみながら参加している様子を、葉山キッズ・ランド統括責任者・阿部亜紀さんと同学童クラブ責任者・須田恵さんに伺いました。

学童クラブ発・環境教育プログラム

──「葉山キッズ・ランド学童クラブ」では、学童クラブとして、環境教育にも積極的に取り組んでいらっしゃるとのこと。具体的にどのような取り組みを行っているのでしょうか。

左から葉山キッズ・ランド統括責任者の阿部亜紀さんと、同学童クラブ責任者の須田恵さん

阿部亜紀さん(以下、阿部) 葉山キッズ・ランド学童クラブは、現在、小1〜小5まで約40名の子どもが在籍し、近隣の2カ所の小学校から子どもたちが通っています。

私たちの学童クラブは、一時保育、子育て支援センターとの複合施設である富里市こども館内にあります。以前からセンター全体で「3R」のリサイクル活動に取り組んでいて、子どもたちも資源回収に参加。学童クラブとしても、積極的に子どもたちが環境について考える機会を提供してきました。

3Rの活動にもセンター全体で取り組む

キリン×地球温暖化防止全国ネットの
「環境マークプログラム」

──コロナ禍で子どもたちの活動が制限される中、2021年の夏休みには企業が提供するプログラムも積極的に採用したそうですね。

阿部 2020年の冬と、2021年の夏休みに「環境マークプログラム」に参加しました。プログラムを開発している一般社団法人 地球温暖化防止全国ネットから学童クラブの指定管理者である「明日香」にお知らせが届いたのをきっかけに、このプログラムの存在を知りました。

環境問題が当たり前に議論されている中、「子どもたちにも環境マークやその意味を知ってもらいたい」「環境マークに関心を持ち、自分たちができる環境問題へのアクションにつなげてもらいたい」という期待がありました。

小学生が参加型で楽しめる
「環境マークプログラム」

「環境マークプログラム」は、楽しく子どもたちが環境について学べるツールとして、一般社団法人 地球温暖化防止全国ネットが開発。環境問題をゆるく長く考えてもらえるように、子どもたちが楽しんで参加できるプログラムになっています。

通常は有償で提供していますが、キリングループとのコラボ企画「キリングループ×環境マークプログラムコラボプロジェクト」として、オリジナルツールを追加した特別バージョンを作成。2020年度よりスタートし、2021年度は夏・冬と2回にわたり、学童保育や児童館、ガールスカウト、ボーイスカウトなど約100団体に無償配布しました。

環境マークプログラムは、さまざまな商品やサービスについている「環境マーク」を子どもたちが力を合わせて探すことで、環境マークへの関心を深められるものです。セット内容は、「ポスター」「ずかん」「はっけん手帳」「シール」「手引き」などで、このうち「はっけん手帳」と「シール」がキリンコラボ企画のオリジナルツールです。

キリングループの環境に関する取り組みを広く知ってもらいたいという思いから、「はっけん手帳」には、キリングループがスリランカの紅茶農園が取得することを支援しているレインフォレスト・アライアンス認証や、キリン商品の紙容器すべてで採用しているFSC認証についても学べるように工夫されています。

子どもたちは、環境マークを見つけたらずかんで調べて、手帳にその意味やどんな商品にマークがついていたのかなどを書き込みます。手帳に書き込んだら、キリンの環境キャラクター「エコパンダ」のシールを貼って達成感が得られる仕組みになっています。

キリンコラボ企画のオリジナルツール「かんきょうマークはっけん手帳」と「エコパンダシール」

2020年夏・冬、2021年夏に引き続き、現在2021年冬もキリンコラボ企画を展開しています。
(一般社団法人 地球温暖化防止全国ネット 井原妙さん)

学年を超えたチームで
「環境マーク」を探して調べる

「環境マークプログラム」の取り組み方を指導員が子どもたちに説明する様子

──「環境マークプログラム」に参加するのは、2回目とのことですが、1回目とやり方を変えたりしたのですか。

須田恵さん 1年目は家庭でのコミュニケーションツールとしても役立ててもらいたいという思いもあり、プログラムについて説明し、子どもがそれぞれの家庭で保護者と一緒に行うかたちにしました。発表しあう機会もつくり、環境マークについて学びました。その後も「こんなマークを見つけたよ」とか「このマークを探しているんだけど、なかなかみつからない」など、子どもたちが楽しそうに報告してくれて、とてもいい経験になったなと思いました。

2年目の今年は、縦割りでいろいろな学年を交えたグループをつくり、1グループ6人、6グループのチームで学ぶようにしました。

6人1チームとなり、協力して環境マークについて調べる

私たち指導員が中心となって、プログラム開催に向けてさまざまなマークのついている商品パッケージなどを集めて準備。当日は、集めたものの中から、グループのメンバーで協力しあってマークを見つけて、調べました。上級生が下級生にずかんに書いてあることを説明したり、手帳の書き方を教えるなど、学年を超えた関係も深められたと思います。

プログラムを終えてからは、「自分の周りに、こんなにいっぱいかんきょうマークがあるんだ!」と驚く子もいれば、探しきれなかったマークをあとから家で調べてきて、「手帳が全部うまったよ!」と報告してくれる子もいましたね。

キリンさんとのコラボ版でもらえるかんきょうマークはっけん手帳は、午後の紅茶など、お店で実際に見かける商品を使って環境マークが解説されているので、子どもたちもイメージがわきやすかったようです。エコパンダシールもかわいくて、子どもたちも楽しく環境マークを集めるモチベーションにつながっていました。

今では、学童クラブで出すおやつの袋をチェックして、「これ、環境マークじゃない?」というような会話が見られるようになりました。

不自由な日常でも工夫することで、
子どもたちに笑顔を

──コロナ禍でいつもと同じように活動できない中、子どもたちが環境やSDGsについて楽しんで考えられる機会があるのは、すばらしいですね。

阿部 コロナ禍で人と接することが制限され、ほかの学童との交流もなかなか難しい時期が続きました。子どもたちもさまざまなストレスを感じる中、少しでも交流を増やして、楽しく過ごしてもらいたいと思っています。

富里市が発信する情報やインターネットで情報収集をしながら、企業が提供するプログラムなどに積極的に参加できたのは、本当によかったです。ほかにもオンラインで地域のボランティアの方による紙芝居を見たり、近隣の高校の吹奏楽部が演奏したDVDで音楽鑑賞会をしたり。限られた条件の中でも、工夫次第で子どもたちが楽しめることが見つけられるのは新しい発見でした。環境マークプログラムについては、今後も掘り下げていけたらいいなと考えています。環境問題を自分事として考え、子ども達自身が生活の中で小さな事でも継続して心掛けていけるようになってくれたら嬉しいです。

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