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いつまでも健康な歯を保つためにも、子どものうちから歯みがき習慣を身につけることは、とても大切です。そこで、歯みがきの基本と仕上げみがきのコツ、ハブラシの選び方などをしっかり覚えておきましょう。
子どものむし歯は7~9歳、小学校1~3年生の時期が1番多いと言われています。原因として、食生活のほか、歯みがきでしっかり汚れを落とせていないことがあります。小学生になると、親の仕上げみがきをやめてしまうケースが多くなります。しかし、この年齢の子どもはまだ自分ではきれいに歯みがきができず、みがき残しがあることが、むし歯の原因の一つと考えられます。
子どものうちからしっかり歯みがき習慣をつけてむし歯を予防するためには、「むし歯になりやすい場所」を知っておくことと、「歯みがきの基本」を押さえることが大切です。
むし歯になりやすい場所は?
むし歯の原因となるのが、「歯垢(プラーク)」。歯垢を食べカスと勘違いしている方が多いようですが、歯垢は歯の表面に付着している細菌のかたまりです。歯垢がつきやすいところは、特にていねいにみがくことが重要です。そのなかでも特に注意が必要なのが、むし歯になりやすい奥歯の第一大臼歯です。
むし歯を予防する、歯みがきの基本
むし歯予防には、歯みがきのポイントをマスターすることが重要です。
①ハブラシをきちんと歯の面に当てる。歯と歯ぐきの境目をしっかりみがけるように意識する。
また、ハブラシを大きく動かすと、ハブラシが歯と歯の間にきちんと当たらずにみがき残しの原因に。
②1カ所20回以上を目安に、小刻みにハブラシを動かすようにする。強い力でゴシゴシみがくと、歯や歯ぐきを傷めてしまうので、
③軽い力(150〜200gほど)でOK。毛先が広がらないくらいの力でみがくようにする。
自分みがき
仕上げみがき
子どもの歯みがきは「自分みがき」と「仕上げみがき」の二本立てが基本。小学生になるまでは親が中心の仕上げみがきをしながら、子どもが自分で歯みがきをする習慣をつける時期。小学生になったら、みがき残しがないか仕上げみがきでチェックしながら、正しい歯みがきの仕方を教えるようにしましょう。
8カ月〜 仕上げみがきスタート
最初の歯が生え始めたら(8カ月くらい)、仕上げみがきをスタート。目的はハブラシになれることです。赤ちゃんのうちから歯みがきを習慣にすることで、成長しても自然と歯みがきを習慣にすることができます。歯が生える前から、口の周りや頬をさわるスキンシップをすることで、ハブラシへの抵抗感も減らせます。
1歳〜 自分みがきスタート+全体を仕上げみがき
ハブラシがにぎれる1歳くらいが、「自分みがき」デビューのタイミング。まずはハブラシのにぎり方や口の中にハブラシを入れることに慣れることが目標です。それができたら「すごいね!」とほめてあげましょう。ハブラシを口に入れたまま走る、遊ぶなどしないよう、目を離さないことも大切です。最後に親が仕上げみがきで全体をていねいにみがきます。
3歳〜 自分みがき+仕上げみがき
3歳くらいになったら、子どもが自分でハブラシを使う練習をスタートしましょう。みがき残しがあってもいいので、まずは食べたらみがく習慣をつけることが大切です。子どもがみがき終わったら、親がもう一度全体をていねいに仕上げみがきします。
6歳〜 自分みがき+仕上げみがき
小学校に上がるくらいになったら、子どもが自分でみがくのがメインで、最後に親が口の中をチェックするようにします。歯垢がつきやすい部分など、十分歯みがきできていないところを中心に仕上げみがきを。
小学3〜4年生くらいまではまだまだ自分では完璧にみがけないので、仕上げみがきを続ける必要があります。みがき残しのない正しい歯みがきをしっかりマスターできるようにしてあげましょう。
子どもをむし歯から守るためには、親の仕上げみがきがとても重要です。正しい姿勢や仕上げみがきのポイントを抑えて、むし歯を予防しましょう。
基本の姿勢
子どもが嫌がらない、正しくみがける、事故を防ぐという点からも、仕上げみがきは、子どもの頭をしっかり支えてグラグラしないように安定した姿勢かつ、奥まで見えることが大切です。
仕上げみがきのポイント
1.成長によって違う「むし歯になりやすい部分」をていねいにみがく
2.鉛筆を持つようにハブラシを持つ
3.軽い力でやさしくみがく
4.上唇小帯にハブラシが当たると痛いので、
子どもが歯磨きを嫌いにならないよう、指をそえて保護する
子どもの歯みがき習慣の定着で大切なのが、「歯みがきって楽しいな」「歯みがきすると気持ちいいな」と感じられること。歯みがき嫌いにしないためにも、歯みがきが楽しみになるような、小さな工夫を取り入れるのも方法です。子どもが喜ぶような歌が楽しい動画「イ〜ハ〜!」や、そのアニメーションなどに合わせて、「歯みがきタイム」をしてみるのもいいですね!
歌に合わせて自分みがきも仕上げみがきも楽しくなる!
歯みがきのうた「イ〜ハ〜!」
まずは基本的なみがき方をこちらでチェック!
歯みがきのうた「イ~ハ~」動画【みがきかた編】
歯みがきのうた「イ~ハ~」動画【アニメーション編】
歯みがきのうた♪「イ~ハ~」
作詞・作曲・歌:吉田山田
(歌詞監修:公益財団法人ライオン歯科衛生研究所)
吉⽥⼭⽥プロフィール
吉田結威(Gu/Vo)と山田義孝(Vo)からなる二人組アーティスト。2009年10月に「ガムシャランナー」でメジャーデビュー。2013年に放送を開始したNHKみんなのうた「日々」が“泣ける歌”と話題になり、5度の再放送を経てロングセールスを記録。一躍その名を拡げ、YouTubeの再生回数は1,700万回を突破。2021年12月1日に8th ALBUM「愛された記憶」をリリース。
オフィシャルサイト:https://yoshidayamada.com
歯みがきではハブラシの選び方も大切です。目的や年齢に合わせて、子どもに合ったハブラシを選ぶようにしましょう。
ハブラシの選び方
自分みがき用(0〜5歳)… 口触りがよくしっかりみがきやすいハブラシ毛、ネックが曲がるなど安全に配慮されたハンドル
自分みがき用(6~12歳)・・・生え変わり期のデコボコな歯列や奥歯もしっかりみがける極薄ヘッド。
仕上げみがき用 … 歯ぐきにやさしいハブラシ毛、奥歯に届きやすい極薄で小さいヘッド、大人が持ちやすい長くて軽いハンドル
ハブラシは使用していくうちに毛先が乱れ広がってきますが、毛先が乱れたハブラシは歯にしっかり当たらずに、歯垢(プラーク)を除去する力が低下します。たとえ見た目は新しいものとそれほど変わらなくても、1カ月に1本を目安に交換するのがおすすめです。
毛先が乱れたハブラシは、歯みがき効果が4割も低下!
(公財)ライオン歯科衛生研究所調べ (小児歯科1985)
使い終わったハブラシはリサイクル!
ライオンの
「ハブラシ・リサイクルプログラム」
ライオンでは、使用済みのハブラシを回収してリサイクルし、植木鉢などのプラスチック製品に再生したり、回収に応じてたまったポイントを公共団体などに寄付したりする「ハブラシ・リサイクルプログラム」を2015年から実施。定期的にハブラシを交換することを促して歯の健康を守るとともに、プラスチックのリサイクルにも貢献しています。
● ハブラシ・リサイクルプログラムの仕組み
プログラムに参加するには、専用ホームページに登録して申請。ご家庭で使われているハブラシが対象で、1回につき2kg(ハブラシ約200本分)から回収してくれます。2021年9月末までの回収拠点は908カ所、累計回収数は約90万本におよびます。学校単位や会社単位で申請するのもよし、近所の公共施設の回収ポイントを探すのもよし。家にある使用済みハブラシを上手にリサイクルに役立ててみませんか?
回収された使用済みハブラシと、リサイクルされたプラスチックでつくった植木鉢
● エコプロ2021で、「ハブラシ・リサイクルプログラム」に参加しよう!
2021年12月8日(水)〜10日(金)で開催される「エコプロ2021」に、ライオンブースが出展。「ハブラシ・リサイクルプログラム」の紹介とともに、人と地球の健康づくりについて学ぶことができます。ライオンブースでは、使用済みハブラシの回収も行っているので、使い終わったハブラシを持って、ぜひ親子で参加してみましょう!
取材協力/ライオン株式会社 取材・文/久遠秋生 イラスト/コダシマ アコ
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