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寄付や募金と聞くと構えてしまい、なかなか一歩踏み出せない方も多いことでしょう。でも、子どもと一緒に海外の困難な状況にある子どもたちに思いを寄せることは、子どもたちが世界に目を向け、グローバルな視点を育む一つの契機になり得るかもしれません。

岡山県に住む大尾(だいお)那奈子さんは、10年前から国際NGOワールド・ビジョン・ジャパンのチャイルド・スポンサーシップを通し、エルサルバドルのロザちゃんという女の子を支援しています。支援を始めた当初、送った手紙に同封したシールを喜んでくれた、あどけないロザちゃんは今や21歳に。大尾さん自身も7歳、4歳、2歳の娘3人を持つ親になり、「もう一人の娘」の存在が子どもたちにとっても世界に関心を持つ良いきっかけになっていると話します。

「チャイルド・スポンサーシップの良いところは、海外の一人の子どもと顔が見えるつながりができることです。お手紙を書けば返事をもらえますし、年1回は必ず成長報告があり、その子が暮らす地域への支援プログラムの動画もたくさん見ることができます。独身の時から始めましたが、今は娘たちと一緒にそれらを見ながら『エルサルバドルってこんな国なんだね』『現地の言葉でありがとうはこんなふうに言うんだよ』などと話す時間が、私にとっても娘たちにとっても世界とつながれる大切な時間になっています」

10年にわたりロザちゃんと大尾さんの間でやりとりされた手紙や写真の一部

学生時代にアメリカに留学し、メキシコにも住んでいたことがあるという大尾さん。そもそも支援を始めたのは、慣れない海外生活で困った時に、決して裕福ではない現地の人々から助けてもらうことが多かったから。「違う形でも、その時の恩返しをしたい」と考えたのがきっかけでした。チャイルド・スポンサーシップは、支援する子どもの地域や性別を指定することもできるため、習得したスペイン語を忘れないように、友人の出身地でもあったエルサルバドルを選んだそうです。

中央アメリカ中部に位置するエルサルバドルは1980年から約20年にわたる内戦で7万5000人以上が戦死し、現在も経済復興と治安回復が課題となっている国。ロザさんが住む地域では、子どもたちの衛生環境や栄養状態の改善、教育支援のほか、若者の職業訓練も支援プログラムの大きな柱の一つとなっています。貧困ゆえ恐喝や麻薬ビジネス、性犯罪などに関わり、薬物やアルコールに依存する若者が多いためです。

数ある国際支援の中で、なぜワールド・ビジョンのチャイルド・スポンサーシップを選んだのか。大尾さんはこう語ります。

「一人の子どもとつながり、その子だけを支援するのではなく、子どもを取り巻く環境や地域全体のことも考え、現地の人との話し合いや調査を基に必要な援助活動を長期的に行っていくというワールド・ビジョンの支援の在り方に賛同しました。あとは、報告をしっかりしてくださること。支援している子どもの成長がうれしいのはもちろん、地域全体でも自分の支援がどういうふうに役立てられているかが実感できますから、継続していけるのだと思います」

いじめのない学校づくりや、健やかな子育てのための親子向け研修プログラムなどを支援している

大尾家ではこのほか、毎年12月にはアドベントカレンダー式のクリスマス募金箱に参加することが恒例行事になっています。かわいいイラストが描かれた募金箱は12月1日から24日までの間、毎日一つずつ窓を開くことができ、お金を入れていくもの。窓を開けるたびに異なるイラストが見られることもあって、大尾家の子どもたちは毎年とても楽しみにしているそう。募金は南スーダンやバングラデシュ、ソマリアなどの食糧支援活動に役立てられるため、親子で募金を楽しみながら、水や食べ物にも困っている子どもたちに思いをはせる時間にもなっています。

子どもたちも毎年恒例のクリスマス募金箱を楽しみにしているという

小学1年生の長女は今夏、ワールド・ビジョン・ジャパンがオンラインで開催したサマースクールにも参加し、世界の子どもたちを取り巻く問題について学んだそうです。参加したのは、小学1~3年生向けに、安全な水や食べ物が十分にない、学校に行けない世界の子どもたちの現状を写真や動画、クイズなどで学ぶ講座でした。当日使用する写真付きの教材が事前に届いたことから、次女も一緒に興味を持って見ていたと言います。

サマースクールを受講する長女。コロナ禍ではオンラインで実施された

「自分と同じくらいの年齢の子どもが少しの水を飲むために、大変な思いをして水くみをしている姿など、子どもが自分と結びつけて考えられるコンテンツだったのでとてもよかったです。自分に何ができるんだろうと考えさせられる内容で、子どもの心にすごく響いたことが親の目から見てもわかりました」と大尾さん。受講後、さっそく地球儀で名前が出てきた国を探し「すごく遠いね」と話していた長女の姿にも、そんな一つずつの出来事が子どもの世界を広げるきっかけになっていることを実感したそうです。

いつか子どもたちと一緒にロザさんに会いに行きたいという大尾さん。「周りの人と話していても、寄付って少しハードルが高いなと思います。ただ、子どもと一緒に映像を見たり、お手紙を書いたり、スクールに参加したり、自分の生活とちょっとだけつなぎながら、子どもも大人も楽しみながら続けることで得るものもすごく大きいと思っています。何より海外に顔が見えるつながりができることで、子どもが世界を知り、そして行動していくきっかけになってくれたら、うれしいですね」

支援地域からのビデオレター

数年に1度、支援している地域から動画が配信されます。支援活動の中でどんなことをしているのか、どんな改善があったのかを、現地の息遣いとともに伝えています。

大尾さんが支援しているエルサルバドル

いきいきとしたコンゴ民主共和国からのビデオレター

子どもたちの“豊かないのち”を育む
チャイルド・スポンサーシップ

すべての子どもたちが、生まれた場所や置かれた状況に関係なく、自分の可能性を見つけ活かしながら生きること―ワールド・ビジョン・ジャパンはそれを“豊かないのち”と呼び、その実現を目指して、世界で活動しています。

チャイルド・スポンサーシップは、貧困に苦しむ子どもたちの“豊かないのち”を育むため、子どもを取り巻く環境を長期的に改善する支援です。ワールド・ビジョンが大事にしているのは、「日本のあの人が応援してくれる」という顔が見える支援。それは、子どもたちの生きる力となって芽吹き、希望となっていきます。

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