女性のパフォーマンス向上の鍵は“睡眠”にあり

しっかり寝たのに、
朝がつらい。
夏の睡眠が整わない、
本当の理由。

年々寝苦しさが増す夏の夜。夜中も高い気温・湿度が続き、睡眠時の悩みが増えがちな季節だ。近年は、就寝時にも冷房の使用が推奨されているが、冷えすぎや冷房を止めることによる暑さで、「夜中に何度も目が覚めてしまう」「しっかり寝ても翌朝だるい」などの悩みを持つ人は多い。とくに日本の働く女性は、世界的に見ても睡眠の課題が多いのだという。早稲田大学睡眠研究所 所長の西多昌規氏に、多くの女性を悩ます、夏場の睡眠環境の課題と解決のヒントについて話を伺った。
\ この方に聞きました /
西多 昌規氏
早稲田大学
教授/博士(医学)
早稲田大学睡眠研究所 所長
西多 昌規
早稲田大学スポーツ科学学術院教授・早稲田大学睡眠研究所所長。精神科医、医学博士。東京医科歯科大学(現 東京科学大学医学部)卒業後、国立精神・神経医療研究センター、ハーバード大学、自治医科大学、スタンフォード大学などを経て現職。専門は睡眠医学、精神医学。臨床現場での経験を生かし、アスリートをはじめビジネスパーソンの睡眠改善やメンタルヘルスに関する研究を行う。著書、メディア出演も多数。

仕事に育児に日々頑張る女性は
睡眠の「量・質」ともに足りていない

暑さによる体力消耗の激しい夏。仕事や家事、育児に忙しい女性たちにとって、夜は回復のための貴重な休息時間だ。ところが、しっかりと寝たつもりなのに翌朝にも疲れが残っていると感じたり、日中の眠気やだるさを慢性的に感じる、といった悩みを抱える女性は多い。実はその原因の一つが、“睡眠”にある可能性がある。

早稲田大学睡眠研究所の所長で、アスリートをはじめとする生活者の睡眠について研究を行う西多昌規氏によると、日本の女性は、世界的に見ても睡眠時間が短いとされているという。

「日本は主要先進国の中で最も睡眠時間が短い国と言われています※1。とくに30~60代にかけての日本人女性は、諸外国と比べると家事負担が偏りがちなことに加え、月経などによるホルモンバランスの変化も影響し、男性より睡眠時間が短くなる傾向があると考えられます」(西多氏)

※1:経済協力開発機構(OECD)が2021年に発表した調査データ

暑さと寒さを繰り返すつらい夏
良い睡眠の鍵は「深部体温」

さらに近年は、就寝時の冷房の使用が厚生労働省からも推奨されているものの「冷房を使うと冷えすぎてしまい途中で目が覚めてしまう」「かといって冷房を止めると暑くて眠れない」といった、近年特有の睡眠の悩みを感じている女性は多い。

西多氏によると、良い睡眠の鍵を握るのは「深部体温」だ。睡眠の仕組みを簡潔に説明すると、就寝時に深部体温が下がることで、入眠へとつながる。その後は朝方にかけて徐々に上昇することで、自然な目覚めがもたらされるというメカニズムである。

ところが、就寝時に冷房を使用して体が冷えすぎると、起床前の深部体温の上昇がうまくいかず、朝に目覚められなかったり、起床後から疲労を感じたりするなど、寝起きの不快感や日中のパフォーマンスの低下などが起こり得るのだという。

「とくに女性は男性に比べると筋肉量が少ないことから、冷房の影響を受けやすい傾向があります。対策として、除湿機能を活用することや長袖の着用などがありますが、それでも睡眠時の悩みが解消されない女性は一定数います」(西多氏)

睡眠の質は
「主観的なチェック」も重要

そもそも“十分な睡眠”とは何だろうか。冒頭でも挙げたように、「しっかり寝ている」と思っている方でも、実は睡眠で十分に体が休息できていない可能性もあると、西多氏は指摘する。

「実は近年の睡眠医学では、睡眠は“量”が重要であると言われています。しかし当然ながら、日々忙しい方々にとって長い睡眠時間の確保は容易ではありません。だからこそ、睡眠の“質”にこだわることが大事だということなのです」(西多氏)

最近では、スマートウォッチなどで睡眠の質を客観的なデータで把握できるアプリなどもあるが、「睡眠の質を正しく把握するには、主観的な認識のチェックが重要です」と西多氏。

日中に以下のような体調不良を感じている場合は、睡眠の質が低下している可能性があるという。

仕事も家庭も頑張る方の
「隠れ睡眠不足」セルフチェック
  • 朝起きた瞬間から、すでに体がだるく重たいと感じる(朝の睡眠休養感の不足)
  • 休日は、平日より1時間以上遅く起きてしまう(社会的時差ボケ)
  • 重要な場面でも、猛烈な眠気がある(日中のSOS)
上記のどれかに当てはまる人は、睡眠の質が低下している可能性が高い。例えば「たっぷり寝たはずなのに、起きた瞬間から体が重い……」と感じる人、予定のない日にいつもより遅く起きてしまう人、会議などの絶対に寝てはいけない場面で眠くなってしまう人は要注意。それらは、日々の睡眠で回復できていない体からのSOSかもしれない。忙しくて睡眠時間の確保が難しい人ほど、睡眠環境の見直しが必要だ。

「3つの項目の中で当てはまるものがあれば、睡眠環境を見直すことで、日中の不調が改善されるかもしれません」(西多氏)

理想的な温度と湿度のバランスを整える
夏場の寝具選びの最適解

では、夏場の睡眠の質を上げるには、何が効果的なのか。西多氏は「気持ち良く寝られる環境を整えることが最も大切です」と続ける。

「最適な睡眠環境というのは、人によって異なります。パートナーや家族と同じ部屋で寝ている場合は、寝室の環境を変えるのは難しいかもしれませんが、その場合は、例えば寝具を変えてみるなどは一つの手だと思います」(西多氏)

「快適な睡眠環境」と聞くと、光や音をできるだけ遮断することなどが考えられがちだが、実は「温度と湿度のバランス」も同じくらい重要なファクターである。

厚生労働省では、快適な寝床内環境の温度は33℃前後、湿度は50%前後と提唱しているが※2、冷房下でその環境に近づけるのは容易ではない。

この、夏場の冷房をつけた状態での睡眠の課題に着目し、「睡眠でコンディショニングを整える」という発想のもと開発されたのが、TENTIALの「BAKUNE 掛け布団 クール」だ。

「BAKUNE 掛け布団 クール」の最大の特長は、独自の調温・除湿設計である「Sleep Conditioning Technology®」である。この独自設計は、寝床内の温度と湿度が、厚生労働省が提唱する環境に近づくように調整されるため、夜間の中途覚醒となる要因をなくし、朝まで理想的な寝床内環境で過ごせるというもの。さらに、心地良い接触冷感機能が、布団に入った際の気持ち良さにもつながり、スムーズな入眠の手助けとなり得る。

こうした独自の機能性に加え、開発者が徹底的にこだわったポイントが、「寝具としての心地良さ」だ。生地にはシルクのような肌触りのニット素材を採用。素材選定から縫合手法まで何度も試作を重ね、全身が包まれたときの圧倒的な心地良さを追究。それにより極上の肌触りを実現しながらも、家庭用洗濯機で丸洗いができる耐久性も兼ね備えており、清潔に使い続けることができる点も、夏場の寝具としてうれしいポイントだ。

今回紹介した「TENTIAL」の寝具シリーズには、「BAKUNE 掛け布団 クール」以外にも、暑がりの人向けや寒がりの人向け、さらには掛け布団の肌触りや質感にこだわりたい人向けなど、多様なニーズに応えるラインアップがそろっている。サイズ展開もシングルからクイーンまで幅広く、自分の睡眠スタイルに合った1枚を選べそうだ。

今年も猛暑の到来が予想されている夏。快適な睡眠環境の実現には、「1人1掛け布団」で、自分だけの最適な1枚を見つけてみるのはいかがだろうか。

  • ※2:厚生労働省「e-ヘルスネット 『快眠のためのテクニック -よく眠るために必要な寝具の条件と寝相・寝返りとの関係』
BAKUNE 掛け布団 クール
3つのポイント
1. 寝ている間に理想的な温度・湿度に近づける
繰り返し熱を放出・吸収し温度調整をする「PCM繊維」や温度調整素材「THERMO FLEX®」、除湿素材の「B型シリカゲル」などを中綿に使用。特殊素材の「多層構造」により、就寝中も温度と湿度のベストバランスが整う。
2. ひんやりとした極上の肌触りでスムーズな入眠をサポート
接触冷感機能がもたらす心地良いひんやり感が、スムーズな入眠をサポートする。シルクタッチな肌触りが特徴のニット生地は、吸汗速乾機能も備えており、就寝中も極上の肌触りが持続する。縫い目を極限まで減らした「肌沿いキルト」技術により、就寝中の体に優しくフィットするドレープ性も実現。
3. 睡眠による疲労感を軽減
一般的なタオルケットとの比較試験では、約1.66倍睡眠における疲労感の軽減効果が確認された※3
  • ※3:VAS(Visual Analogue Scale)法により、就寝前と起床後の疲労感を測定。試験条件が統一できなかった被験者を除外した38名で、就寝前から起床後にかけての疲労感の変化量を、疲労感の軽減率として比較した。測定機関:株式会社and to leap 実施月:2025年6~7月
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