データ爆発時代にどう向き合うか?
~5G時代におけるデータ活用の重要性とテレビ局の取り組み〜

データが大量に流通する時代
チャンスをつかむための
準備はOKか

 膨大なIoT(Internet of Things)データが流通するようになる5G時代においては、これまでにも増してデータ利活用の可能性が拡大する。しかし、膨大なデータを価値に変えるには、それに対応したデータ統合・分析基盤が不可欠だ。来るべきデータ爆発時代への備えとなる、この基盤の要件などを考える。

Supership株式会社
取締役副社長COO
稲葉 真吾氏

株式会社UltraImpression
代表取締役社長
棚田 壽典氏

5Gによって到来するデータ爆発時代

 デジタル技術を活用して、ビジネスの変革を目指す取り組みが一段と加速している。その重要なカギを握っているのがデータだ。社内外に存在する膨大なデータをいかに有効に活用できるかが、今後の企業の成長を大きく左右する。

 とくに超高速・超低遅延・多数同時接続のモバイル通信が実現する5G時代では、IoTデバイスの増加と共に取得されるデータが大量に流通するようになる。自動車・輸送機器、医療、産業機器など、範囲は拡大しデータの種類も多様化。「今までにないデータ爆発時代が到来し、うまく活用できる企業こそが、これからの時代をけん引する立役者となります」と事業を展開するSupershipの稲葉 真吾氏は指摘する。

オンライン、オフラインデータの分析と
そこに浮かび上がるお客さま像

 では企業は、この膨大なデータとどのように向き合えば良いのか。

 「マーケティングでは、ターゲティング広告などだけでなく、商品企画や製品・サービス設計などにおいても、これまで以上にデータを駆使することが定石となると考えています。これまでは主にアプリやブラウザーなどのオンラインデータを基に顧客行動やニーズを分析してきました。しかし今後は、店舗の購買情報や企業内に蓄積された契約情報、カスタマーセンターが保有するCRMなどのオフラインデータも活用しながら、さらに立体的に顧客像を捉えていくようになるでしょう。そうすることで、オンラインとオフラインの双方を組み合わせたマーケティングアプローチを実践したり、顧客体験の向上を図ったりすることもできるようになります」と稲葉氏は言う。