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ダイキンの製品力×ホシザキの提案力で「空気にこだわる」時代の、新たな文化を創る

ダイキンの製品力×ホシザキの提案力で「空気にこだわる」時代の、新たな文化を創る

界的な総合空調メーカーであるダイキンと、業務用自動製氷機・冷凍冷蔵庫などの厨房機器製造で業界をリードするホシザキ。両社はいま、「空気にこだわる」時代の新潮流に対応し、ニオイやカビを抑制する業務用空調の製造・販売で強力に連携している。

ストランやホテルの利用客に「いい空気」を感じてほしい

 年に一度、東京ビッグサイトで開催される厨房設備機器の展示会「国際ホテル・レストラン・ショー」。2019年も、展示会場の一角にはダイキンとホシザキ各々のブースが設置され、互いのブースを案内し合う光景が見られるだろう。

 両社が本格的な協業関係を結んだのは約7年前。業務用空調で国内シェア40%を超えるダイキンと、国内トップシェアの厨房機器をいくつも手掛けるホシザキ。扱う製品のジャンルは異なるが、ホテルやレストランなどの納入先で重なる部分がある。そこで両社が緊密に連携すれば、顧客ニーズに包括的に対応した、より良いソリューションを提案することができるはず。そこから、ダイキンの製品をホシザキの販売網で提供する協業関係が始まった。

 「ホシザキさんの強みは、何と言っても全国に営業担当者3,000名以上、サービス担当者約2,600名という大規模な営業・サービス体制を築いていらっしゃること。飲食店オーナーや料理人の方々に密着し、適切な提案やきめ細かなサービスによって絶大な信頼を受けておられる点は、とても頼もしく感じています」と語るのは、ダイキン工業の常務執行役員でありサービス担当、空調営業本部長の舩田聡氏である。

 一方、「ダイキンさんには、当社の担当者がお客様から伺ったご要望をお伝えすると、すぐに動いてくださるスピード感があります。ものづくりだけでなく、販売体制やサービス対応がしっかりしている点に、当社と同じにおいを感じます」と語るのは、ホシザキ常務取締役の丸山暁氏である。

 ホシザキは現在、自社の製氷機や冷凍冷蔵庫だけでなく、ダイキンが開発した業務用空調も自社の主力製品と並ぶ数ある戦略商品の一つに位置付け販売している。独自の製品技術にこだわるホシザキにとって極めてまれなことだ。中でも、「ホシザキさんのご協力によって非常に好調」と舩田氏が感謝するのが、室内機内部におけるカビ菌の成長を抑制し、不快なニオイの発生を抑える独自技術「ストリーマ内部クリーンユニット」を搭載したダイキンの店舗・オフィスエアコン『スカイエア(通称ストリーマZEAS)』だ。

 「一言で言えば、ホテルやレストランのホールに漂う独特のニオイを抑え、『いい空気』を感じてもらえることを目指したエアコンです。もともと家庭用空気清浄機に搭載した機能を、家庭以外でも空気質の高い環境を求めるニーズに対応して、業務用空調にも取り入れました」と舩田氏は説明する。

 「従来の空調導入と大きく変わらない費用で、ホテルやレストランを利用するお客様に『いい空気』を感じてもらえる点が素晴らしいです。これはダイキンさんの技術力だから実現できたこと。プラスアルファの価値があるからこそ、お客様にも積極的に提案しやすい。『語れる商品』であることが、売り手にとっては何よりの魅力です」(丸山氏)

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