人に寄り添うコンピューティング dynabook誕生から30年 人に寄り添うコンピューティング dynabook誕生から30年

Dynabook株式会社

  • 代表取締役会長
  • 石田 佳久
  • 代表取締役社長 兼 CEO
  • 覚道 清文

軽さ、薄さ、堅牢性を徹底追及する軽さ、薄さ、堅牢性を徹底追及する

世界初のノートPCとして1989年に誕生したdynabook。パーソナルコンピュータの父とも呼ばれるアラン・ケイ氏が提唱した「ダイナブックビジョン」から名称を取り、そのコンセプトである“人に寄り添い、人を支える真のパーソナルコンピュータ”を具現化したdynabookは、奇しくも平成元年に生まれ、日本のみならず、世界を代表するノートPCの一つとして30年間を駆け抜けてきた。

令和への改元を目前とした今年1月1日、dynabookを開発・生産・発売する東芝クライアントソリューションは、社名をDynabookに変更した。

「30年間磨き上げたコンピューティングの技術やサービス力をより多彩な分野で発揮し、dynabookのブランド価値をさらに高めたい」

代表取締役社長 兼 CEOの覚道清文氏は、新社名に込めた思いを語る。

「当社は『人に寄り添うコンピュータ』という理想に基づき、持ち運びやすさと堅牢さを兼ね備えたノートPCを追求し続けてきました。世界最軽量・最薄モデルをいくつも発表するなど、革新的な技術やノウハウによって世界を驚かせるような製品を世に送り出してきたことが、今日のdynabookのブランド価値に結びついていると思います」(覚道氏)

30周年記念モデルとして発売した「dynabook Gシリーズ」は、そのブランド価値を一身に体現した象徴とも言える存在だ。

重さは約779g(軽量モデル)。超軽量・薄型ながら、米軍の物資調達の規格であるMIL規格に準拠したテストをクリアする堅牢性を備えている。

同社はこの「Gシリーズ」を「ザ・ノートPC」(これぞノートPC)と呼んでいるが、まさにその名にふさわしい究極のモデルなのだ。

ハードとサービスの両面で付加価値をハードとサービスの両面で付加価値を

新生Dynabookは今後、事業領域を大きく広げていく方針だ。

「従来のノートPCにとどまらず、タブレットやデスクトップ、ワークステーション、サーバー、エッジコンピューティングなどハードウエアの種類を増やしていきます。同時にソフトウエアとサービスの種類についても幅を広げたい。“dynabook as a Computing”(コンピューティングとしてのdynabook)と“dynabook as a Service”(サービスとしてのdynabook)の両面から、新しい付加価値を提供していきます」(覚道氏)

Dynabookはこれまで、ハードの領域では製造現場などの生産性向上を実現するモバイルエッジコンピューティングデバイス「dynaEdge DE100」を投入。ソフトウエア領域では、PCのハードディスクを暗号化する「Smart DE」などを開発してきた。サービス領域では、PCを出荷段階で開封後すぐに使える状態にするキッティングや、まとまった台数のPCの運用・管理を支援するライフサイクルマネジメントといったサービスに定評がある。

覚道氏は「当社は2018年10月にシャープの傘下企業となりましたが、今後はシャープが得意とする8Kパネルや5Gなどの技術を積極的に取り入れ、より魅力的なハード作りに取り組んでいきます」と語る。

例えば「dynabook Gシリーズ」は、ディスプレイにシャープの高精細パネル「IGZO(イグゾー)」を採用しているが、今後技術協力がますます進むという。5Gについても、スマートフォンの開発などで定評があるシャープの高度な通信技術を積極的に取り入れていく考えだ。

一方、サービス領域において、ライフサイクルマネジメントを強化、充実させるとともに、マイクロソフトなどとも連携してサブスクリプションサービスを拡大させる計画だ。

覚道氏は、「事業領域の拡大とともに、一時縮小を余儀なくされていた海外販売の強化も図ります。価格競争に陥りにくい法人向け販売を中心にターゲットを据え、国内の法人向け事業で培ったライフサイクルマネジメントなどのサービス力を発揮して海外市場に再挑戦したい」と語る。

シャープとの協業で事業領域を広げるシャープとの協業で事業領域を広げる

こうしたDynabookの今後の事業戦略を支えるのがシャープである。

シャープ 取締役副社長 執行役員でもあるDynabook 代表取締役会長の石田佳久氏は、「Dynabookとシャープは、互いに得意とする販売チャネルが異なり、相互補完できるのが大きなメリットです」と語る。

例えば、AQUOSなどの薄型テレビや白物家電を海外で販売してきたシャープは、東南アジアの主要国に強固な販売網を築いている。そのチャネルを有効活用し、チャネルに合ったPCを展開すれば、海外売り上げが一気に伸びる可能性がある。

実際、Dynabookは売上海外事業比率を18年度実績の約20%から20年度に42%とする目標を掲げている。

また石田氏は、「シャープとの協業によって、当社の事業領域もPCの枠を超えて大きく広がっていくはずです。シャープは『8KとAIoT*』を事業ビジョンに掲げていますが、シャープの8Kパネル技術と当社が培ったコンピューティング技術を融合すれば、これまでになかった製品やサービスが提供できる。また、AIoTを普及させるにはオープンなプラットフォームが必要ですが、そのための技術開発は、家電などのクローズドな製品開発が主体であったシャープよりも、PCというオープンな製品を長年手掛けてきたDynabookが得意とするところです。両者の持ち味をうまく融合させて新しいビジネスの可能性を追求していきたいですね」と語る。

最後に石田氏は、「シャープの経営資源を存分に活用しながらビジネスの可能性を広げ、それによってdynabookのブランド価値を極大化していきます。“dynabook as a Computing”と“dynabook as a Service”の両輪で事業領域の拡大に挑む当社のこれからに、ぜひご期待ください」と語った。

PCの本質を追求した
30周年記念モデル

「dynabook Gシリーズ」は、第8世代インテルCPUを搭載し、軽さ、薄さ、堅牢など、高次元でPCの本質を追求した30周年記念モデル。Dynabookが受け継いできた「人に寄り添うコンピューティング」の理想を体現した、これぞノートPCと言える1台だ。

dynabook Gシリーズ
*AIoT シャープの登録商標で、AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)を融合した技術のこと。
  • Dynabook株式会社
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