経済産業省が2018年9月に公開した「DXレポート」。そこでは、「2025年の崖」というキーワードによって、日本企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に当たり直面する課題やリスクが提示された。例えば、2025年には国内のIT人材が40万人規模で不足する。また、構築から21年以上を経過した基幹系システムが全体の6割を超え、時流に沿ったビジネス展開が困難になる。この状況では、企業のIT予算の大半がその運用保守に奪われるため、DXもままならない。国際競争力が低下し、2025年以降は年間12兆円規模の経済損失が発生する可能性があるという。最悪のシナリオを回避するには、あらゆる日本企業が今すぐこの状況に気付き、策を講じる必要がある――。そこで本シンポジウムでは、経済産業省のほか、DXを支援するITベンダー、先行してDXに成功した企業などが多数登壇。おのおのの立場から危機への立ち向かい方と成功の秘訣を語った。ここでは当日の模様を概括しよう。

経済産業省 大臣官房審議官 (商務情報政策局担当) 成田 達治氏

基調講演:経済産業省

DX推進には経営者のコミットメントが必須
経営課題と捉え、危機感を推進力へ

アクサ生命保険株式会社 執行役員 ITデリバリー本部長 玉置 肇氏

特別講演:アクサ生命保険

メインフレーム資産を生かしたDXに挑む

日清食品ホールディングス株式会社 情報企画部 次長 中野 啓太氏

特別講演:日清食品ホールディングス

DXによる“業務集中”を中期経営計画で推進

株式会社コーセー 執行役員 情報統括部長 小椋 敦子氏

特別講演:コーセー

ビジネスに貢献することがIT部門の使命

南山大学 理工学部 ソフトウェア工学科 教授 経済産業省 「デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会」 座長 青山 幹雄氏/ヤンマー株式会社 取締役 矢島 孝應氏/JFEスチール株式会社 常務執行役員 新田 哲氏

パネルディスカッション

レガシーとDXを視野に「崖」を克服する

SAPジャパン

「共感力」と「実行力」を兼ね備え
変化し続けるシステムが成長には不可欠

KPMGコンサルティング

「IT+デジタル」戦略がデジタル変革のカギ
経営参画によるロードマップの策定が成功へ導く

PwCコンサルティング

3つのレイヤー別で見る
日本企業のDX、成功の秘訣

日本オラクル

次世代のビジネスや業務への進化は
最新技術が組み込まれたSaaS活用がカギ

ワークデイ

イノベーションを担うのは「人」
人事改革を起点としたDXの要諦

アビームコンサルティング

レガシーの再生産に陥らないために
「令和デジタルジャーニー」の歩み方

日本マイクロソフト

3つのクラウドサービスが着実に進化
企業のDXを強力にサポートする

日本リミニストリート

ERPの更改は本当に必須か
DXに向けた、もう1つの選択肢

日鉄ソリューションズ

目標とするクラウド活用レベルに合った
IT人材戦略がよい成果を企業にもたらす

キヤノンITソリューションズ

レガシーシステムの整理、移行など
DXで跳躍するための3段階を支援

ベイカレント・コンサルティング

企業組織を輝く未来へ導く
DX実現の3つのフェーズ

レイヤーズ・コンサルティング

DXを成功させるための4つのポイント
トップの参画が最重要課題に

エクサ

最新のデジタル技術を駆使すれば
日本企業独自の強みを引き出せる

京セラコミュニケーションシステム
/ソフトロード

京セラが基幹システム刷新に
「システムリフォーム」を採用した理由

デル

経営・IT部門・事業部門の
三位一体でDXを成功に導く

レッドハット

ソフトウエアデリバリーを加速させる
秘策は企業カルチャーの変革にあり