Part 01 グローバルなフィールドで社会を支える

伊藤忠アビエーション株式会社

政府専用機も納める
防衛関連の専門商社

防衛ビジネスおよび航空ビジネスを展開する専門
商社。
それが伊藤忠アビエーションだ。
早くから案件を任されるやりがいと
社内の風通しの
良さが低い離職率につながっている。

売上げの9割は防衛関連
最終ユーザーは自衛隊

伊藤忠アビエーションが設立されたのは1972年。伊藤忠商事の防衛関連業務が独立する形で誕生した。現在も売上げの約9割は防衛関連が占める。主な業務は輸送機器、航空装備品やその部品の輸入で、米国航空宇宙防衛メーカーの販売代理店として国内メーカーや修理会社、防衛省などに各種製品を納めている。

笠川信之代表取締役社長は「自衛隊や国防に対する国民の意識の変化が追い風になっています」と語る。

「パートナーの米国メーカーの社員は、国防に関する仕事をしていることに誇りを持っています。私たちの最終ユーザーは自衛隊。その活動を支えるのは当たり前と言える時代になりました」

伊藤忠アビエーションのような商社が、米国メーカーと日本企業の間に入る理由はいくつかある。米国企業と取引するには、英語はもちろん日米で全く異なる契約条件や商習慣、さらには特別な法律や規制も理解していることが必須である。これらのノウハウを持つ商社に任せることで、様々なリスクや手間が回避できるのだ。

ことに昔から商社の強みとされてきたのが情報力だ。

「今はインターネットで誰でも情報にアクセスできますが、逆に玉石混淆の情報が氾濫してしまっています。インフォメーションの中から本当に重要なものを見つけ出し、インテリジェンスに昇華して顧客に提供するのが現代の商社の役割です。特に人的なルートから得る情報は貴重で、長きにわたって培った人脈の積み重ねが活きています」

さらに伊藤忠グループならではの強みもある。米国の業務を現地法人の伊藤忠アビエーションアメリカ、国内の顧客対応を伊藤忠アビエーション、中長期的な戦略立案を伊藤忠商事が主に担当している。

「実際の業務では相互乗り入れをすることも多く、『三位一体』の体制がうまく機能しています。米軍でも実績がある優良メーカーの代理店となっている点も当社の強みと自負しています」

(上)ボーイングCH-47Jヘリコプター(川崎重工業のライセンス生産)。防衛省陸上自衛隊および航空自衛隊で運用されている大型輸送ヘリコプターで、大規模災害の緊急救助などに活躍している。<写真提供:陸上自衛隊> (左)政府専用機となるボーイング777-300ERのイメージ図。今年から運用開始となる。1991年に初代政府専用機のボーイング747-400が納入されて以来、伊藤忠グループが納めている。

社会貢献が目に見えて
実感できる会社で働く

仕事上で英語力は必須だが、英語だけ達者では意味がないと笠川社長は強調する。

「重要なのは自分自身で論理的思考ができること。そして社内はもちろんグループ会社や取引先の様々な人と協力して仕事ができ、なおかつ人柄が誠実であることが大事です」

新入社員でも担当案件を任され、会社の代表として顧客との商談に臨む。

「厳しいことも言われると思いますが、それだけ成長する機会が早くから提供され、やりがいもあるはずです」

専門商社ゆえ一つの分野に特化して成長できるのも同社の魅力だ。それだけに防衛や航空宇宙分野に興味を持つ人には向いていると言える。伊藤忠商事や米国への出向や研修もあり、航空宇宙防衛分野のエキスパートとして成長していくことができるのだ。

また、意外なことに近年の採用活動では、優秀な女子学生が目立つと笠川社長は語る。

「女性が結婚や育児といったライフイベントを越えて働き続けられる制度や雰囲気を提供するのは会社の責任です」

災害救助の現場で活躍しているヘリコプターを見て「あの部品はうちが入れている」と思えるのが、伊藤忠アビエーションの社員だ。「社会貢献が目に見える会社です」と笠川社長も胸を張る。最終ユーザーは自衛隊がメインで、事業の安定性が高い点にも注目していいだろう。

Interview

伊藤忠アビエーション
航空機プロジェクト部

阿久澤遼さん

緊張感のある現場で
英語も鍛えられました

政府専用機関連の仕事を
入社2年目で任されて

伊藤忠アビエーションは、2019年4月に運用開始予定の次期政府専用機の初号機を18年8月に、2号機を12月に航空自衛隊へ納入しました。私はそのパイロットが訓練に使用するフル・フライト・シミュレータを納入する仕事を任されました。

前回政府専用機が納入されたのは四半世紀も前のことです。16年に入社してからまだ2年目でこの仕事を任され、嬉しかったのと同時にとても緊張していたのを覚えています。

シミュレータは、機体を運用する航空自衛隊の千歳基地で組み立て、米国メーカーによる調整後に国土交通省航空局の認定を取得し、納入する必要がありました。現地で作業を行う米国メーカーの技術者をサポートしながら、航空自衛隊との打ち合わせで通訳や調整をするのが私の主な業務で、17年10月からの半年間は、2週間ごとに千歳基地と東京を往復する日々でした。

機体の動作を高度に再現するシミュレータは非常に複雑で、かつ総理大臣などの要人を乗せるパイロットの技量維持・向上に直結します。品質要求は厳しく、米国メーカーと共に多くの指摘事項に対応してきました。万一納期に遅れると政府専用機の運用開始にも影響が出るので、プレッシャーは相当なものでした。

調整の際、米国メーカーには日本ではなぜこうした指摘があるのか背景を伝え、日本側には不安を感じさせないよう説明しますが、言葉一つ選ぶにも気を遣います。双方から理解や合意を得るのに苦労することもありましたが、そこは間に入る商社の出番でもあります。

また、サポートという意味では技術的なことに限らず、基地の立入書類の書き方やゴミの分別方法まで教えました。

18年2月、シミュレータが国土交通省による試験に合格し、認定を取得したという知らせが届きました。多くの人がこのシミュレータにかかわっていて、苦労もありましたが最後に喜びを分かち合うことができました。シミュレータの納入は完了しましたが、今も保守整備のため月1回のペースで千歳に通っています。

実は入社した時はTOEICの点数が470点でしたが、千歳基地で通訳するのは自分だけという環境で英語力が磨かれ、2年後には850点を取得することができました。今後は、現場で鍛えた英語と積み上げた経験を活かして、米国駐在員として活躍するのが目標です。

日米の文化の違いに苦闘しながらも、日々成長できる環境がある。

Interview

伊藤忠アビエーション
防衛営業本部 営業第2部

間山莉奈さん

日本の安全を守る
仕事にやりがいを
感じています

新聞社との進路選択
悩んだけれど正解だった

大学で国際関係や海外の法律を勉強していたのですが、学ぶにつれて日本の安全が第一だと思うようになりました。それで安全保障に関する仕事に就こうと考え、政治記者を目指して就活を始めたのです。

そして、大手新聞社の面接が進んでいた時に、たまたま出席した伊藤忠グループの説明会で伊藤忠アビエーションという商社を知りました。選考では、進路に迷っている話を人事の方がじっくり聞いてくださった上で、内定を下さいました。

結局、新聞社からも内定も頂きましたが、新人は地方で警察回りをすることも多く、将来的に政治部に必ず行けるとも限らないので、早くから海外に行けるチャンスがある今の会社を選んだのです。

2016年に入社すると、航空機や艦船用のエンジン、機材などの輸入品の営業業務を担当しました。仕入れ先の米国防衛機器メーカーとは常時メールや電話会議で連絡を取ります。英語は得意な方でしたが、最初の電話会議では話すタイミングを逃し続けて会話に入れませんでした。技術的な内容がわからず、後で米国からメールを送ってもらって国内客先に説明したこともあります。大変な事も多かったですが、1年目でも責任ある仕事を任せてもらえる会社です。

実際に日米の間に入って仕事をすると、文化の違いも実感します。国内客先の品質に対する基準はとても厳しく、米国側の判断と相容れないこともしばしばあります。

ある時、防衛省に提出する米国メーカーの文書に不備があったことで輸入が止まり、納入が遅れそうになりました。小さな部品なのですが、それがないと修理ができないのです。その時に担当の方から言われたのが、「間山さんに今日この書類を出してもらわないと、護衛艦が止まります!」という言葉でした。

結局、その日のうちに解決できたのですが、自分の日々の業務が日本の安全保障に直結しているというやりがいを感じた瞬間でした。この会社を選んで正解だったと思います。

入社3年目になると業務に少し余裕もでき、部長と相談して航空装備品の整備器材用部品の仕事を増やしてもらいました。何でもすぐに話ができる風通しの良い職場です。米国の大学やシンクタンクでの研修に行ける制度もあるので、将来は日本の防衛力に資する装備品の情報を米国で情報収集し、提案するような仕事にも挑戦してみたいです。

若手社員が研修を受ける機会は多い。自衛隊研修では航空機や装備品に触れることもできる。

topics

社長とも話がしやすい会社の雰囲気が
女性の働きやすさにつながっています

伊藤忠アビエーション 経営企画部 北原昭子さん

2010年に入社した北原昭子さんは、営業職として航空自衛隊向けに航空装備品や輸送ヘリ部品を納める業務に携わった。出産を機会に16年7月から休暇に入り、育児休暇を経て18年5月に復職した。

現在の部署は経営企画部。子供が小学校4年生になるまで使える90分の時短勤務のおかげで、2歳の子供の保育園の送り迎えも慌てずに済むという。今の生活について「育児休暇中は子供中心の生活でしたが、仕事をするとリフレッシュされて張りが出ます」と話す。

出産、育児を経て復職するのは、営業部門の総合職では北原さんが初めてだった。

「営業職は早朝や深夜に海外メーカーとの電話会議が入り、海外出張や国内の取引先からの急な呼び出しもあります。子供のお迎えがあるからと断るわけにいかないので、当時の上司にも相談しました」

現在の経営企画部は、社内を支えるスタッフ部門で、北原さんは安全保障貿易管理、海上保険の管理、経営計画の統括業務などを担当している。言わば、伊藤忠アビエーションの守りの要である。

「今は業務の波があってもある程度予測できるので、事前に日程調整が可能です。働き続けられるよう配慮してもらえるのは、社長にもすぐ話ができる風通しの良い会社だからです」

営業時代の経験を踏まえ、こんな情報があれば営業がやりやすくなると気付いたり、以前の仕事が管理部門に支えられていたと気付くことも多い。

「職場が変わってものの見方が広がりました。管理部門でも営業職でも、かかわる全ての人たちがウィンウィンになるように考えるのが仕事の一番の面白みです」

目下のところ、育児と仕事のバランスは順調だ。

「人生のステージによってどの仕事に就くか相談できる環境なので、営業に戻るかどうかは子供が手を離れた時に考えます」と北原さんは語る。それができる風通しの良さが、働きやすさにつながっている。

求ム!次代のスペシャリスト

英語は後から
学んでもいい。
大事なのは
論理的な思考力

代表取締役社長 笠川信之氏

■ COMPANY PROFILE

本社
〒107-0052 東京都港区赤坂2-9-11
オリックス赤坂2丁目ビル4F
設立
1972年9月
資本金
6億5,000万円
売上高
367億1,600万円
従業員数
103人

■ RECRUIT INFORMATION

募集職種
総合職(航空機及び関連する装備品・機器・部品等の輸出入・国内営業)
名古屋支店事務職(営業サポート・貿易事務・営業経理等)
給与・賞与
【総合職】
大学卒:月給230,000円 大学院卒:月給260,000円
【事務職】
大学卒 :月給196,000円 短大卒:月給183,000円
■昇給 年1回 賞与 年2回
勤務地
総合職:東京、名古屋 名古屋支店事務職:名古屋
勤務時間
9:00~17:15 ※フレックス制度あり
休日・休暇
完全週休2日制(土・日)
祝日、年末年始、年次有給休暇、慶弔休暇、介護・子の看護休暇等
福利厚生
退職金制度、福利厚生制度(アウトソーシング)等
採用予定人数
若干名