Part 02 技術で世界をつなぐ

株式会社ジャムコ

独自の高い技術力で
航空産業を支える

航空機整備、航空機器に加え、
航空機内装品の製造では、
世界有数のシェアを持つ
航空産業のリーディングカンパニー。
近年、高級シート市場に進出し、あくなき挑戦を
続ける。

世界トップのシェアを誇る
航空機内装品の雄

「製造業で、QCD、『Quality(品質)』『Cost(コスト)』『Delivery(納期)』は全て大切なものですが、当社は特に品質の部分を重視します」と力強く語るのは、代表取締役社長の大喜多治年氏だ。

ジャムコの創業は1955年。伊藤忠商事が小型機を輸入販売する際に、機体整備を行う会社として産声をあげた。

創業時からの航空機の整備事業は、エアライン系列ではない独立系専門整備会社としては、国内最大規模を誇る。取引先もエアラインをはじめ、防衛省、海上保安庁と幅広い。この整備事業で培った技術と、顧客からの信頼をもとに、航空機の内装品や機器製造などに事業を広げてきた。

さらに、ジャムコが製造する航空機の内装品の中でも、特にギャレー(厨房設備)とラバトリー(化粧室)にいたっては、世界一の製造実績を持っている。

「飛行機には通路が2列のワイドボディと1列のナローボディがあります。エアラインが運航するワイドボディ機においては、当社の世界シェアはラバトリーで50パーセント、ギャレーでは40パーセントを占めています」(大喜多社長)

航空機の内装設計にあたっては、質感と機能性が求められる一方で、「軽量化」が絶対条件となる。この点において、ジャムコは圧倒的な技術力で顧客の要望に応えてきた。

ボーイング社との信頼関係も厚く、大型旅客機のボーイング787のギャレーとラバトリーはジャムコが独占的に供給している。このように、航空機内装品のリーディングカンパニーとして、不動の地位を築いたジャムコだが、あくなき挑戦心から近年では新たな事業を本格化させている。

お客様の「ありがとう」を
また聞きたい

(上)次世代ファーストクラスのプロトタイプ「SpaceX」の前に並ぶのは、左から中村さん、中川さん、菅野さん。ジャムコでは、「グローバルマインド」「強い意志と主体性」「チームでの相乗効果」「粘り強さ」が求められる。(左下)ANAハワイ線で運航される超大型機エアバスA380。(右下)そのファースト・クラス・シートはジャムコ製。

新たなる挑戦
シート事業への参入

2014年にジャムコは、「航空機シート」の製造事業に参入した。ギャレーやラバトリーは、機体メーカーが業者を決める傾向にあるが、シートはエアラインが独自に選ぶ。

中でも、同社が注力するのが「プレミアムシート」と呼ばれる、ファーストクラスとビジネスクラスに搭載されるシート。

「高級シートは、海外の2社による寡占市場でした。売り手市場だった分野に当社が参入したことで、エアラインだけでなく、航空機メーカーにも歓迎されています」(大喜多社長)

18年4月にはKLMオランダ航空向けに、ジャムコが独自企画・開発したビジネスシート「Venture」の採用が決定。今後はシート事業の収益化を一層図っていく方針だ。

「現在、当社商品の世界シェアは5パーセントほどですが、これを10パーセントに伸ばし、収益化していくのが今後の目標です」(大喜多社長)

そこで、特定のエアライン向けの特注シートだけではなく、レディメード(既成品)シートの開発にも力を入れた。

ジャムコの将来像について大喜多社長は、「日本人の細やかな感性を活かしながら航空機の内装を一社で行えるトータル・インテリア・インテグレーターを目指す」と語る。

多彩な出自の若手が
専門性を活かし活躍中

理系出身の技術者が活躍しているように思えるが、美大を出てシートの設計デザインを担当する社員や文学部出身の社員など、ジャムコでは多様な人材が活躍する。

同社が初めてシートを担当したのは、世界一のエアラインと評されるシンガポール航空向けのシート。ジャムコなら「世界一」に見合った製品をつくれると信じたシンガポール航空からは高度な要求があった。

「ファーストクラスやビジネスクラスは、エアラインの色が一番出ます。クライアントの要求する水準の100パーセントに近いシートをつくりたかった」と振り返るのは、航空機内装品・機器事業本部の中川裕太さん(15年入社)。中川さんたちが苦心の末に完成させたシートは、シンガポール航空の公式HPを飾っている。

「お客様から、お叱りの言葉を受けることもありますが、お褒めの言葉もたくさん頂けます。その喜びを感じた日から、もう一度味わいたいという気持ちと、強い責任感が湧いてきました」(中川さん)

大学で熱力学を専攻し成田の部品整備工場に勤務する航空機整備事業部の中村朋也さん(15年入社)も続ける。

「工場では、ヘリや小型機、旅客機など様々な機体の整備にあたっています。部品整備は、製造会社のマニュアルに沿って行いますが、実はそれだけだと作業ができません」

中村さんの仕事は、顧客の意向やベテラン整備士が感覚で行うような作業を、作業指図書に落とし込むこと。

「マニュアルと作業指図書を見れば、誰が作業しても同じ品質を保つことができます。指図書に記されたことがジャムコの歴史として次世代に継承される上、自分の知識が広がることにやりがいを感じています」(中村さん)

また、航空機内装品・機器事業本部の菅野薫さん(15年入社)は、大学で複合材料の研究を行ってきた“リケジョ”。入社後は複合材料を用いてエアバスA380の床下や垂直尾翼の梁などの構造解析を担当している。菅野さんは「今は、構造解析を行いつつ、部材の試作品などをつくったりしています。10年以内に自分のつくった部品を飛行機に乗せたい」と自身の夢を語る。

若手の活躍が著しいジャムコには、無限の可能性と夢が広がっている――。

求ム!次代のスペシャリスト

グローバル志向を持つ
強い好奇心の
持ち主を歓迎

代表取締役社長 大喜多治年氏

■ COMPANY PROFILE

本社
〒190-0011 東京都立川市高松町1-100
設立
1955年9月
資本金
53億6,000万円
売上高
661億8,000万円
従業員数
1,197人

■ RECRUIT INFORMATION

募集職種
技術職(設計・開発・研究等) ※総合職での採用
給与・賞与
大学院卒:月給236,800円
■内訳(本給)230,300円+(地域調整手当)6,500円
大学卒:月給218,500円
■内訳(本給)212,000円+(地域調整手当)6,500円
※2018年実績。地域調整手当は関東地区勤務者のみ
諸手当:通勤手当、時間外勤務手当、家族手当、役職手当他
■昇給 年1回 賞与 年2回
勤務地
三鷹、立川、仙台、成田 等
勤務時間
8:30~17:30 ※フレックス勤務制度あり
休日・休暇
完全週休2日制(土・日)、祝日、夏季、年末年始、創立記念日、慶弔休暇、介護休暇、育産休 等
福利厚生
施設/寮完備、健康保険組合保養施設(箱根、ラフォーレ倶楽部)、契約保養所(東急ハーヴェストクラブ、日本オーナーズクラブ)、産前産後休暇、育児支援、出産祝い金 等
採用予定人数
20~25人程度 ※通年採用あり