日経ビジネス電子版Special

2020年のキーワードは「調光コンタクト」イノベーションでコンタクトレンズが劇的変化

使い捨てコンタクトレンズが誕生して30年。以来、進化を続けるこの分野に、この冬、新たな機能を備えた新製品が登場する。次なるキーワードは「光」だ。

光に着目した新発想のコンタクトレンズ

 日本のコンタクトレンズ市場は、使い捨てタイプを中心に拡大中だ。一般社団法人日本コンタクトレンズ協会によれば、市場は2009年の1668億円から昨年の2347億円へと右肩上がり。この市場を牽引するのがジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケア カンパニーである。同社は「アキュビュー®」で日本に使い捨てコンタクトレンズを導入。1995年には1日使い捨てコンタクトレンズ「ワンデー アキュビュー®」を発表し、その簡便性が受けて国内にコンタクト市場を確立した。ユーザーのニーズに応じた製品ラインアップを特徴とし、特に素材をシリコーンハイドロゲルにすることで乾きや疲れの原因のひとつである摩擦を軽減した「アキュビュー® オアシス®」(2007年発売)は別格のつけ心地※1で周知されるようになった。そんな同社が大切にするのが「クオリティ・オブ・ビジョン」。これは「すべての人々が毎日を健康に明るくクリアな視界で過ごせる」ことを標榜するもので、この言葉の下、製品がつくられている。

光の量を自動で調節する調光機能付きコンタクトレンズ/アキュビュー オアシス トランジションズ スマート調光
販売名:アキュビュー オアシス
トランジションズ スマート調光
承認番号:30100BZX00095000
12月12日発売予定
別格のつけ心地※1のアキュビュー® オアシス® と同じ素材となる、目に入る光の量を自動で調節(調光)するコンタクトレンズ。1日を通して変化する光に応じて、ユーザーにとって快適な視界を保つことを目指した。

 そのアキュビュー®から、全く新しい発想のコンタクトレンズ「アキュビュー® オアシス® トランジションズ スマート調光™」(以下、アキュビュー®スマート調光™)が登場する。これまでの視力補正機能に加えて、プラスαの機能を付加することで、コンタクトレンズの進化を次のフェーズに進められると考え、着目したのが「光」だったという。同社マーケティング スペシャリストの久保七生氏は、「見る行為に光は欠かせませんが、目に入る光の量によっては逆に見えづらさを生むこともあります。目に入る光を調節すれば、快適な見え方になるのではないかと考えました」と説明する。

※1 自社製品比較

久保氏
ジョンソン・エンド・ジョンソン
ビジョンケア カンパニー
マーケティング スペシャリスト
久保七生

【機能進化の変遷】アキュビューⓇシリーズは常に技術革新の歴史

アキュビュー®シリーズは世界初の使い捨てコンタクトレンズとして1987年、米国で発売されました。日本への導入はその4年後、そして95年に1日使い捨てタイプが登場しました。2007年には、次世代素材のシリコーンハイドロゲルを採用した2週間交換タイプとして日本初の終日装用タイプを発売するなど、弊社では常に見え方や装用感の向上を追求してきました。構想から誕生までに10年以上を要した「アキュビュー® オアシス® トランジションズ スマート調光™」は、光に合わせてレンズの色が変化し、目に入る光の量を自動で調節する世界初のコンタクトレンズです。調光テクノロジーで世界をリードするTransitions Optical社との共同開発により、光に反応する調光剤(フォトクロミック分子)をコンタクトレンズに組み込むことに成功しました。

*Johnson & Johnson, Inc. は光を調節する本タイプのコンタクトレンズを世界で初めて上市しました。

アキュビュー®シリーズのラインアップは10種類

2週間交換タイプと1日使い捨てタイプのカテゴリーがあり、ともに近視用・遠視用、乱視用、カラーコンタクトレンズが、1日使い捨てタイプに遠近両用がラインアップする。