Microsoft Security Forum 2019 イベントレポート

2019年2月12日
ANAインターコンチネンタルホテル東京

デジタル革新がもたらす勝機を確実に掴むために
企業が今、取り組むべきセキュリティ対策

Microsoft Security Forum 2019 イベントレポート 前編

デジタル革新がもたらす変化を見据えた
サイバーセキュリティエコシステムとは

日本マイクロソフト株式会社
執行役員 常務
マーケティング&
オペレーションズ部門担当

岡 玄樹

マイクロソフト コーポレーション
ゼネラルマネージャ
セキュリティ プロダクト マーケティング

アンドリュー コンウェイ

NTTコミュニケーションズ株式会社
情報セキュリティ部 部長

小山 覚

冒頭の内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)、副センター長の山内 智生氏の講演に続き、日本マイクロソフト 執行役員 常務 マーケティング&オペレーションズ部門担当の岡 玄樹氏と、マイクロソフト コーポレーション ゼネラルマネージャ セキュリティ プロダクト マーケティングのアンドリュー コンウェイ氏が登壇。「デジタル革新の時代に取り組むべきサイバーセキュリティ対策」と題して、マイクロソフトのセキュリティに関する取り組みを紹介した。

近年、セキュリティに関する企業の課題を解決するにあたり、同社では、「オペレーション」「テクノロジー」「パートナーシップ」の3つを主軸に据え、様々な施策を展開している。はじめにオペレーションだが、コンウェイ氏は、「マイクロソフトは3,500人のセキュリティ専門家を抱え、年間1,000億円以上をサイバーセキュリティに関する研究開発に充てています」と、同社の体制を説明。さらに、製品やサービスを通じて世界中から収集される、一日あたり6兆5000億件以上にもおよぶ脅威情報をAIや機械学習を組み合わせて分析し、そこで得られた知見を「Microsoft Intelligent Security Graph」として、製品やサービスに組み込んでいるという。

続くテクノロジーについてコンウェイ氏は、ID&アクセス管理、脅威対策を中心に説明。生体認証や指紋認証を用いたパスワードレスの認証、「Azure Active Directory」による条件付きアクセスの実現のほか、「Windows Defender Advanced Threat Protection」等を活用した脅威対策などのソリューションを紹介。最後のパートナーシップでは、政府や業界内との連携を推進しており、非営利の標準化団体「FIDO Alliance」とのオンライン認証技術の標準化に向けた取り組みについても言及した。

講演の後半では、ユーザー代表として、NTTコミュニケーションズ 情報セキュリティ部長の小山覚氏も登壇。同社では本社移転に際して、マイクロソフト社内の取り組みを参考に、クラウドへの移行を実施するとともにID管理を用いたセキュリティ基盤に刷新したという。「マイクロソフトのセキュリティの評価ポイントは、製品と密に融合していることです。『生産性を犠牲にしないセキュリティの実現』というチャレンジに取り組める環境を与えてくれました」(小山氏)

またこの日、Windows Defender Advanced Threat Protectionと連携した新たなエンドポイントセキュリティ対策サービス「WideAngle マネージドセキュリティサービス EDR」の提供を開始したことが発表された。

最後に岡氏は、「セキュリティ対策を実施していくにあたり、どこまで自社で対応し、どの部分について外部の力を活用すればよいのか、その取捨選択が重要になると考えています。これからもマイクロソフトは、全ての企業や組織にとって重要な課題となるセキュリティの強化に注力していきます」と訴え、講演を締め括った。