バーゼルに背を向けたティソの日本戦略

東京・代官山に日本初となる“コンセプトストア”をオープンさせたティソ。スイスの山岳地帯でよく見られるシャレー(山荘)に着想を得たというショップ内は、世界各国で展開しているブティックコンセプトとは異なる、くつろげて高級感のある空間。この新たな試みと展望について、ティソ社長のフランソワ・ティボー氏に聞いた。「いま世界を動かしているのは、我々よりずっと若い世代の人々です。そうした世代とディスコネクトにならないために、新しいチャレンジが必要だと感じていました。文化の発信地である代官山は、試みを行うのに最適な場所です」ティボー氏は昨年までバーゼルワールドの諮問委員を務めていたが、今年はスウォッチ・グループ全社がバーゼルから撤退。ティソは各国を巡る独自の展示会を行った。「バーゼルワールドの運営側にも、いろいろな考えがあるでしょう。しかし年に1度の展示会では、我々が新作発表のタイミングを計ることもできないし、各国のマーケットに合わせたニーズを汲み上げることも難しい。我々のほうから市場に歩み寄る姿勢が、最も大切だと考えました。インターネットやSNSが発達した現代に、よりマッチする選択をした結果です」

ウブロ CEO リカルド・グアダルーペ氏

ティソ社長 兼 スウォッチ グループ ボードメンバーフランソワ・ティボー氏

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