治療法が見つかっていない疾患領域の研究開発に注力し革新的医薬品を提供するグローバル・バイオファーマ企業、ブリストル マイヤーズ スクイブ。「人材こそが最大の財産」と考え、ダイバーシティ&インクルージョン活動を推進する。

自分らしさを発揮し、個性を尊重し合う組織

自分らしさを発揮し、
個性を尊重し合う組織

ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社
代表取締役社長

ジャン=クリストフ・バルラン
リヨン大学で獣医学の博士号を、マンチェスタービジネススクールで経営学修士号をそれぞれ取得。複数の製薬会社で活躍した後、2012年ブリストル マイヤーズ スクイブに入社し、17年11月から現職。

平井理央氏(以下、平井) 「人材こそが最大の財産」という御社のダイバーシティ&インクルージョン(D&I)活動はいつごろから始まったのでしょうか。

ジャン=クリストフ・バルラン氏(以下、JC) サイエンスを通じて患者さんの人生に貢献することを目指していますが、医療が直面する問題は簡単ではありません。求められるのは創造的で革新性のある解決策。社員の能力と情熱と努力を総動員する必要があります。そこで生まれたのがD&I活動で、既に10年以上の実績があります。

平井 活動内容を教えてください。

JC 「全従業員が自分らしさを発揮し、お互いの個性を尊重しあい成長し続ける組織を目指す」をビジョンに、D&Iワーキンググループと「PBRG」(People Business Resource Groups)を通して活動しています。PBRGには女性活躍推進の「B-NOW」、ミレニアル世代活躍推進の「CLIMB」、障がい者活躍推進の「DAWN」、アジアネットワーク推進の「PAN」など、ダイバーシティの様々な側面にフォーカスしたグループがあります。2017 年に始まったインクルージョンの推進にフォーカスした「Possibility Lives」ではワークショップを開催。これらを通して多様性を受け入れ、患者さんへの貢献につながる活動ができていると考えています。

人種、性別、経済性などすべてに公平な取り組みを

東京営業部
パラテコンドー日本代表

田中光哉
先天性の両上肢欠陥障害を持ちながら、パラテコンドーに挑戦してわずか3年で日本代表に。2018年ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社に入社し、東京営業部で勤務しながら競技に励む。

平井 グローバルと日本で、活動内容に何か違いがありますか?

JC 根本的な考え方に違いはありませんが、地域独自の視点も必要です。「PAN」はアジア的な考え方や仕事の方法を取り入れる活動ですが、日本がリーダー的な役割を果たしています。「DAWN」については田中さんがメンバーとして活躍していることをうれしく思います。

田中光哉氏(以下、田中) 2018年4月の入社以来、イベント運営等に携わっています。パラテコンドーを披露させていただいたほか、「DAWN」のメンバー間での情報交換も盛んで、日々多くのことを学んでいます。

平井 パラテコンドー日本代表でもありますから、仕事と競技を両立させるのは大変ではありませんか。

田中 4年前にテコンドーと出合い、別の仕事をしながら競技者として活動していたのですが、大きな大会で入賞したことを機に「より良い環境で競技に臨みたい」と思うようになり、縁あって当社に入社しました。週3日勤務し、あとはトレーニングに励むことができますし、今年1月に日本代表に選ばれてからは一層の支援をいただいています。社員の皆さんが試合の応援に来てくれたときは本当にうれしく、この会社に入って良かったと思いました。

JC 素晴らしいですね。田中さんの仕事と競技に取り組む姿勢は見習うべきところが多く、その献身的な活動に感銘を受けます。

平井 御社では一般社団法人日本ろう者サッカー協会(JDFA)とスポンサーシップを結んでいます。具体的にはどのような活動を行っておられますか。

JC 2018年に始まった取り組みで、当社ロゴが入ったユニフォームを見られることを喜ばしく思います。協会による障がい者サッカーのセミナーや、選手がエクササイズを紹介するオンラインセッションにご協力いただくなど、一般的なスポンサーシップに留まらない取り組みになっています。

平井 最後に、グローバルの取り組みである、健康の公平性に対するコミットメントについて教えてください。

JC 医療格差はアメリカで顕著で、新型コロナウイルス感染症の陽性率を見ても社会的格差や人種的格差が広がっていると言えると思います。そこで健康の公平性を実現するべく、計3億ドルの投資を含めた5年間のコミットメントを発表しました。製薬会社では臨床試験を行っていますが、適正なエビデンスを得るにはプログラムが社会全体像を反映した内容であるべきです。人種や性別、経済性などあらゆる観点で差別のない取り組みを推進し、医療のエコシステムの健全化に貢献したいと考えています。また、サプライヤーに対しても同様の姿勢を求めています。D&Iをベースに強固でお互いを思いやる関係を築くことで、社会に対してより大きなインパクトを与えていければと思います。

バイタリティ溢れる女性がキャリアプランを実現するための活動を行う。今後3年間で管理職の女性割合を25%以上にするため様々な取り組みを実施。

障がいを持つ人にフォーカスし、一人ひとりの違いを理解し、尊重し合うとともに、異なった能力を発揮・活躍できる環境・文化を醸成している。

情報交換会や、「ONE YOUNG WORLD」、「ONE JAPAN Annual Conference」などに参加し、次世代のグローバルリーダー育成に取り組んでいる。

グローバルでのアジア系従業員の活躍を促進するため、イベントや交流プログラムを実施し、日本から情報・状況を発信している。

一人ひとりが自分らしさを発揮し、お互いの個性を尊重し、成長し続ける組織を目指し、D&Iワーキンググループが全社員参加のイベントを10年以上実施している。写真は2019年に実施された東京本社での様子。

スポンサーシップを結んでいる一般社団法人日本ろう者サッカー協会。

バイタリティ溢れる女性がキャリアプランを実現するための活動を行う。今後3年間で管理職の女性割合を25%以上にするため様々な取り組みを実施。

障がいを持つ人にフォーカスし、一人ひとりの違いを理解し、尊重し合うとともに、異なった能力を発揮・活躍できる環境・文化を醸成している。

情報交換会や、「ONE YOUNG WORLD」、「ONE JAPAN Annual Conference」などに参加し、次世代のグローバルリーダー育成に取り組んでいる。

グローバルでのアジア系従業員の活躍を促進するため、イベントや交流プログラムを実施し、日本から情報・状況を発信している。

一人ひとりが自分らしさを発揮し、お互いの個性を尊重し、成長し続ける組織を目指し、D&Iワーキンググループが全社員参加のイベントを10年以上実施している。写真は2019年に実施された東京本社での様子。

スポンサーシップを結んでいる一般社団法人日本ろう者サッカー協会。

聞き手

フリーアナウンサー
平井理央
2005年にフジテレビ入社。「すぽると!」のキャスターを務め、オリンピックなどの現地中継等、スポーツ報道に携わる。2013年、フリーに。




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