セルジーンとの統合に向けて体制も新たに更なる飛躍を目指すブリストル マイヤーズ スクイブ。新しい薬を1日も早く患者に届けることで、2023年までに250万人の人生に違いをもたらすことを目指す。

「患者さん第一」を日々の業務でも実践

「患者さん第一」を日々の業務でも実践

ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社
代表取締役社長

ジャン=クリストフ・バルラン
リヨン大学で獣医学の博士号を、マンチェスタービジネススクールで経営学修士号をそれぞれ取得。複数の製薬会社で活躍した後、2012年ブリストル マイヤーズ スクイブに入社し、17年11月から現職。

平井理央氏(以下、平井) ブリストル マイヤーズ スクイブのビジョンでは「サイエンスを通じて、患者さんの人生に違いをもたらす」とあります。どのようなことを意識されていますか?

秋本美紀氏(以下、秋本) 私の担当するレギュラトリー・ストラテジー(開発薬事)では新しい薬や治療の選択肢を1日でも早く患者さんに届けるために、開発した医薬品の迅速な承認取得を目指して、薬事戦略を立案・実行しています。「患者さんのため」というのは関係する方々には誰にも共通する思いですから、いかにして有効性や安全性を評価すべきか、サイエンスをベースにした議論を規制当局と重ねています。また、開発においては患者さんと直接話すことができないので、臨床チームは、医師や治験コーディネータを通じて開発品について適切な情報を伝えるように努めています。

松井祐一郎氏(以下、松井) 私の部署では医薬品の適正使用の推進を目的とした情報提供活動を担っています。薬剤の性質上、継続して服用することが重要になることもありますので、我々は医師や薬剤師の先生方を通じて患者さんに薬剤の意義を理解してもらうように努めております。

多様な価値観の社員と新薬の開発を目指す

薬事部門レギュラトリー・ストラテジー
CV、Immunology、Fibrosisヘッド

秋本美紀
日本における迅速な新薬の承認取得を目指して最適な薬事戦略を立案・実行。グローバル、関連部署との意見をまとめ、規制当局との交渉をリードしつつ、開発・申請対応を進める役割を担っている。

ジャン=クリストフ・バルラン氏(以下、JC) 「患者さん第一」は私たちの中心的価値観であり、活動を通して、実践できていることに感謝しています。

平井 現在掲げているミッション「深刻な病気を抱える患者さんを助けるための革新的な医薬品を開発し、提供する」に込めた思いを教えてください。

JC 患者さんの人生に違いをもたらすという思いのもと、有効な治療法が見つかっていないアンメットメディカルニーズにチャレンジしています。複雑で難しい課題に挑戦するには、サイエンスだけでなく、心構えも重要です。イノベーションへの情熱やスピード感、インクルージョンといったことが大切で、様々なバックグラウンドを持つ社員の多様な価値観を集結し、サイエンスと結び付けることで困難を乗り越えていけると考えています。

平井 セルジーンの統合に向け、新体制のブリストル マイヤーズ スクイブとなったことで変化はありましたか。

JC 最も大切にしていることは普遍的で、患者さんに1日も早く革新的な治療薬を届けることです。リソースが豊富で事業規模が大きい大手企業ならではの強みと、専門性やスピ ード感などバイオテック企業としての強みを生かしていきます。なお、日本市場では当社がゲームチェンジャーとなり、2023年までに250万人の患者さんの人生に違いをもたらすことを「ジャパン2023」として掲げました。

秋本 250万人は大きな数字ですが、「1人の患者さんに届けたい」という思いの積み重ねで実現するものだと思います。私たちは患者さんに1日でも早く新薬を届ける方法を常に考え、グループ、チームのメンバーと共有、検討するようにしています。時に議論することもありますが、ポジティブなパッションを持っているからこそ、良い刺激になっています。

松井 私たちの価値観の1つである「アージェンシー(スピードを重視し、一丸となって高い品質をお届けする)」は私たちの部署に直結するテーマです。コロナ禍で医療従事者の皆様への情報提供活動そのものが難しい時期がありました。そのような状況でも病気は待ってくれませんから、最新の情報を提供し続けなければなりません。新しい情報伝達方法を模索し、MRの皆さんが情熱を持っていち早くリモートでの面談に取り組みました。

イノベ―ティブ医薬品事業部門
循環器フランチャイズ 部長

松井祐一郎
MR (医薬情報担当者)を経て2020年7月より現職。血栓塞栓症の予防および治療に用いられている抗凝固薬のマーケティングを担当。薬剤の適正使用や病気、予防や治療に関する情報提供を医療従事者向けに行っている。

平井 素晴らしい取り組みですね。最後にリーディング・バイオファーマである御社の今後の展望と、ご自身のありたい姿についてお聞かせください。

JC ビジョンの実現には、それを可能とする優秀な人材、企業文化、組織体制やリソース、投資が必要で、それらを整理し様々な課題の解決に貢献するのが私の役割です。社員には当社で働いていることを誇りに思い、社会に貢献してほしいですし、そのためにも新しいことを貪欲に学び成長する、学習する組織でありたいと思っています。

秋本 当社には革新的な医薬品の開発につながるパイプライン(新薬候補)が多くあります。それをいかにして活用し、迅速に世に出していくのか、それが私にとっての自己実現であり、患者さんと会社に対する貢献でもあると思っています。ただ、医薬品開発には時間がかかりますし、すべてが成功するわけではありません。自分たちの力だけでは患者さんに届けられない場合もあります。だからこそ、それぞれが役割を果たし、協力し合うことで成功につながる環境と、成長できる文化を作っていきたいと思います。

松井 新卒で入社してからの22年間、がん領域とリウマチ領域、循環器領域に関わってきましたが、画期的な新薬を患者さんに届けるという当社の姿勢は一度も変わることはなく、今後も変わることはありません。このような姿勢に共感しているからこそ、仕事を続けてこられました。これからも当社の医薬品を通じて、日本の患者さんに貢献していきたいと考えています。

聞き手

フリーアナウンサー
平井理央
2005年にフジテレビ入社。「すぽると!」のキャスターを務め、オリンピックなどの現地中継等、スポーツ報道に携わる。2013年、フリーに。




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