野外体験は子どもたちが生きるベースとなる

グローブライドは、世界をリードする釣り具メーカーとして、岩手県の「三陸防災復興プロジェクト2019」に協力することとなった。そして開催された「親子釣りフェスタ&ジオツアー」。

2019年8月、多くの親子が参加して、賑やかにスタートした。

同ツアーでは、縄文式の釣りを体験し、かつて東北地方に栄えた縄文文化に触れてもらおうというユニークな企画が盛り込まれた。子どもたちは縄文針と縄文竿を使い、古代の漁法に挑戦。だが、鹿の角を削ってつくった大きな釣り針では、思うような釣果は上がらない。

古代に使われていたと考えられている縄文針と縄文竿

身をもって釣りの難しさを体感した後、当時と同じ釣法の最新式の道具に持ち替えて再挑戦。グローブライドのインストラクターの指導のもと、潮の流れを読み、浮きを調節しながら、魚との虚々実々の駆け引きを繰り広げる。子どもたちがウグイや海タナゴなどを釣り上げるたび、あちこちで歓声が上がった。

大きなウグイを釣り上げて大満足

この日、県内から参加したのは樋下さん親子。苦心して大きなウグイを釣り上げた紀晴(としはる)君(9歳)は、「釣る時の緊張感が楽しい。手ごたえがあった時は、『勝ったな』という感じです」と、早くも釣り師の片鱗をのぞかせた。震災当時は宮古市在住だったという樋下さん一家。「津波のときはいろいろなものを見てしまったので、この海で釣りをする気持ちには、なかなかなれなかった。震災後、ここで釣るのは今回で2回目。息子も海釣りが好きなので、一緒に楽しみたいですね」と、父親の紀克(としかつ)さんは胸の内を明かす。

年1回釣りを楽しんでいるというのは、盛岡から来た藤澤さん親子。お父さんの真二さんは、今回グローブライドの指導を受けられると知り、「プロの話を聞いて学びたい」と参加を決めたという。「魚がつんつんと突いた瞬間に、合わせるのが面白い」と語るのは、見事獲物を釣り上げた小学6年生の娘さん。真二さんは娘さんの奮闘ぶりに目を細めながら、「アタリが来た時に、いかにタイミングよく竿を合わせるかなど、参考になることが多かったですね」と言葉を添えた。

グローブライドも、引き続きこの地域での復興支援に取り組んでいきたい、と思いを語る。「自然が相手では、ゲームを攻略するようにはいきません。絶えず変わる状況に応じて、自分で課題を解決しなければならない。野外体験は、子どもたちが生きるベースをつくるきっかけになる。今後は岩手が起点となって、三陸や東北の他地域や茨城・千葉でもキャラバンができればと思っています」(グローブライド広報室長・吉川隆さん)。

同ツアーでは、岩手県立水産科学館や崎山貝塚縄文の森ミュージアムも見学。みやこ浄土ヶ浜遊覧船の乗船時間を含め、三陸の魅力や歴史、海(自然)を守る大切さや海洋汚染(マイクロプラスチック問題)などに関しても学習した。学びの実践として、最後には参加者全員で釣り場所の清掃を実施。子どもたちに豊かな自然を守る大切さも、伝わったことだろう。

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CONTENTS

Vol.1

豊かな自然と命にふれあった1日
-グローブライド×中禅寺湖漁協による野外学習-

Vol.2

被災から8年、再生を果たした自然から身体で感じる
グローブライド×三陸防災復興プロジェクトの取り組み

Vol.3

釣りフェスティバルで見つけたDAIWAの最新技術
- 釣りフェスティバル2020 in Yokohama -

Vol.4

釣りができるファッションコンシャスなウェア「DAIWA PIER39」登場!

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