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株式会社イチケン 代表取締役社長 長谷川 博之氏
商業施設建築のエキスパート。リアル店舗の快適さと競争力向上に貢献するノウハウと技術力

株式会社イチケン 代表取締役社長 長谷川 博之氏

BIMが全社で本格稼働お客様メリットに直結

その一環として取り組んでいるのが、 BIM ビム (Building Information Modeling)の導入です。BIMは、各種の設計データに基づきコンピューター上で3Dの建築モデルを構築するシステムで、建物の完成形を具体的にイメージできるメリットがあります。

2次元設計では、「配管が納まらない」などの“矛盾”が頻発していました。変更をするには設計図の描き直し作業も発生します。しかしBIMでは、設計時点で問題を確認でき、変更点は各種の設計図に自動的に反映されます。商業施設では、売り場ごとに設備機器や じゅう が入り、かつ空間を広く確保したいとの要望があります。そのため、設計変更が頻繁に起こりますが、それだけBIMの改善効果は大きくなります。

BIMは、16年に本社の設計部門に導入したのを皮切りに、19年には全社稼働となり、設計施工物件での施工BIMの実用プロジェクトがスタート。当期はBIM4カ年計画の最終年度となり、東京、関西、九州の各支店で実践的なBIMモデルの活用へ動き出すなど、設計・施工の迅速化と柔軟さのさらなる向上につなげていく考えです。その成果は、コスト削減など、何よりもお客様のメリットとして還元されます。

写真:オアシスタウンキセラ川西 外観

近畿地方に約80店舗を展開する阪急オアシス。新店舗「オアシスタウンキセラ川西」にもイチケンの商業施設建築のノウハウが生かされている

ベトナムでの事業化へ向けた取り組み

さらに競争力向上の一環として、商業施設の拡充期に入ったベトナムで、現地大手鉄骨会社のグループ会社であるゼネコンとの提携を強化しています。当社での研修機会を設けるなど、現地の産業育成につながる取り組みを続け、BIMの外注先としての可能性を探るとともに、今後の鉄骨造の商業施設需要増も見据えた施策を推進していきます。

今後も、お客様のメリットと競争力の向上を極大化するのが当社の使命だと思っています。例えばBIMでは設備類の対応年数なども管理できるので、適切な時期でのメンテナンス提案にもつなげられます。また、再生エネルギーなどの利用により、エネルギー消費量をゼロにするZEB(Net Zero Energy Building)への取り組みが本格化しています。当社はすでに、取り組みを支援する「ZEBプランナー」に登録されており、一般消費者との接触機会が多い商業施設においてSDGsの実現にも貢献していきたいと考えています。

※コンピューター上に作成した3次元の形状情報に加え、室等の名称・面積・材料・部材の仕様、性能、仕上げ等、建築物の属性情報を併せ持つ建築情報モデルを構築すること

画像:イチケン ロゴ

株式会社イチケン

〒105-0023 東京都港区芝浦1丁目1番1号 浜松町ビルディング

https://www.ichiken.co.jp/

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