不可能への挑戦! 香料・人工甘味料 無添加で実現した 「自然派ビールテイスト炭酸*1」とは? 不可能への挑戦! 香料・人工甘味料 無添加で実現した 「自然派ビールテイスト炭酸*1」とは?

*1:自然派ビールテイストとは、素材の良さを引き出した雑味のない味わいを表しています。

2020年4月3日、キリンビールからまったく新しい*2飲料「キリン グリーンズフリー」が発売される。
ビールテイストと炭酸飲料、2つのおいしさを両立した“自然派ビールテイスト炭酸飲料*1”は、
従来極めて難しいとされていた「香料・人工甘味料無添加」で
つくられていることも大きな特長だ。あえて困難に挑んだのはなぜか。
生みの親である、同社マーケティング部の久保育子氏に聞いた。

*2:キリンビール社ノンアルコール飲料として

既存のカテゴリーを超える!
自然派ビールテイスト炭酸*1

──新しい味わい、新感覚の「キリン グリーンズフリー」とは、どんな商品なのでしょう?

一言で言うと、“清々しいおいしさの自然派ビールテイスト炭酸飲料*1”。今までのビールやノンアルコールビールテイスト飲料とは一線を画す、まったく新しい飲み物を目指しました。ビールの代替品としてではなく、ランチのお供やスポーツの後、お風呂上がりなど日常的に楽しんでいただければと思います。4月3日に新発売されます。

──新しいジャンルへの挑戦!ビールともノンアルとも違うその商品。その開発経緯を教えてください。

キリンビール株式会社
マーケティング本部マーケティング部
ビール類カテゴリー戦略担当
久保 育子 氏

開発にあたってまず考えたのは、働き方やライフスタイルの変化に伴い、ビールや飲み物との付き合い方が大きく変わってきているんじゃないか、ということ。“ビール離れ”とよく言われますが、お客様調査を実施したところ、お酒の中でビールが好きな人の割合は依然高いんです。でも共働き子育て世帯を中心に、一人あたりの消費量は低下している。仕事だけでなく家事や育児など、一日にいくつものタスクを消化していく暮らしのなかで、「仕事終わり」や「ちょっとひと息」の一杯にアルコールは控えたいという人が増えているんですね。

そんなときの選択肢として、ノンアルコールビールテイスト飲料というカテゴリーがあるわけですが、実際に飲まれていることが多いのは炭酸水であることも調査でわかりました。ノンアルコールビールテイスト飲料は、運転や妊娠などでビールが飲めないときに飲むもの、と限定して捉えていらっしゃる方が多いようなんです。つまり、日常的な飲み物ではないと思われている。そこで、リフレッシュしたいときにもっと気軽に選んでいただける飲料として、カテゴリーを超えた「ビールテイスト炭酸」の開発に踏み切りました。

──ノンアルコールビールテイスト飲料は、2009年にキリンビールさんが初めて開拓されたカテゴリーです。パイオニアでありながら、その枠を超えていこうという発想はどこから?

すべては「お客様第一のものづくり」に端を発しています。ご指摘の通り、ノンアルコールビールテイスト飲料は2009年の「キリンフリー」から始まっていますが、当初8割以上あったカテゴリーシェアもこの10年で目に見えて落ちてしまった。それは、カテゴリーに対するお客様ニーズの多様化を捉え切れていなかったからなんですね。

一方で、キリンビールでは「お客様第一」の企業を目指した社内改革が2017年よりスタートしました。ものづくりの姿勢が大きく変わるなかで、ノンアルカテゴリーにおいてもお客様視点に立った開発への気運が高まり、従来の枠に囚われない自由な発想ができるようになった。そうした追い風を背景に取り組んだのが、ノンアルコールビールテイスト飲料の常識を打ち破る「香料・人工甘味料無添加」で爽やかなおいしさの「ビールテイスト炭酸」をつくることへの挑戦です。

日本初の製法*3で実現した、
麦とホップの爽やかなおいしさ

*3:麦やホップの香りの良さを引き出した、香料・人工甘味料無添加の
ノンアルコール・ビールテイスト飲料(0.00%)の製法として初めて(キリン調べ2020年2月現在)/特許出願中