*1. 250ml換算
*2. 2020年5月 キリンビール調べ
*3. モンドセレクション2020年度 スピリッツ&リキュール部門 金賞受賞
──働き方が変わり、以前より家で過ごす時間が長くなってきたことで、“上質なおうち時間”を求める人が増えています。ご多忙で知られる森永さんですが、最近はどのような暮らしを楽しんでいらっしゃいますか。
仕事のない日は、基本のんびり過ごしています。まず朝6時に起きて、午前中は自宅近くに借りた畑で農作業、午後は博物館で展示するグッズの整理などをして、夜は家族でごはんを食べて、一日の終わりにお酒を飲む。基本的にこの繰り返しなんですが、毎日ものすごく充実していますね。一日の終わりの一杯が本当においしく感じるんです。
──一日の終わりには何を飲まれるんですか。
缶チューハイ、いわゆるRTD(Ready to Drinkの略。栓を開けてそのまま飲めるアルコール飲料)ですね。それもアルコール度数が強めのストロングRTDを好んでよく飲んでいます。
──お酒の中でも今最も勢いのあるカテゴリーですね。RTDは2008年以降12年連続で伸長している市場で、なかでもアルコール度数7~9%のストロングRTDの昨年実績は、15年比で約7割増と、RTD全体の約6割を占めるほどに成長しているんです。
昨今の世の中を見れば、当然の流れだと思います。所得がどんどん落ち込んでいくなかで、昨年は消費税増税もあった。それでもお酒を楽しみたいという人にとって、低価格でおいしく飲めるRTDはもっとも身近な選択肢となります。しかもストロングRTDなら、高いアルコール度数ゆえの飲みごたえもあって、ひと缶でも十分満足できる。こうした経済性に加えて、糖質が少ない商品が多いこともポイントだと思います。RTDのベースであるウォッカなどの蒸留酒は、醸造酒と比べて低糖質なんですよね。だから、ビールから流れてきた人もかなりいるんじゃないでしょうか。かくいう私も、糖質制限をしている真っ最中なので、今はもっぱら缶チューハイ派です。
─「一日の終わりに、手間暇かけて丁寧に仕立てた“いいお酒”で幸せな時間を過ごしてほしい」、そんな想いから生まれたのが、4月7日に新発売された「麒麟特製サワー」です。森永さんはもう試されましたか。
試すも何も大ファンなので、「麒麟特製サワー」は発売されてすぐ、全種類買って飲みました。正直言って驚きましたね。とんでもないものができたなあと。以前のものも文句なくおいしかったんですが、今回の「麒麟特製サワー」は、そのおいしさが格段に向上している。のどごしのある強炭酸なんだけど、微炭酸のようななめらかさもあって質感がものすごく高いんです。おいしさが頭ひとつ、いやふたつぐらい抜けたなと感じました。
──そうしたお声は売上にも表れていて、「麒麟特製サワー」は発売約1カ月で5,000万本(*1)を突破したそうです。
納得できる数字ですね。大ヒットの牽引役は、「麒麟特製レモンサワー」にあるのではないかと見ています。レモンサワーはどのブランドでも人気のフレーバーですが、キリンビールさんの商品の中でも「麒麟特製レモンサワー」のおいしさはズバ抜けているんですよ。その理由のひとつは、レモン果汁にあると思います。うまみのあるベースの味わいに、レモン果汁を加えたことで、爽やかなレモンの風味がより豊かに感じられるんです。これだけ手間暇かけて価格は他と同水準なんだから、おいしさはもちろんお得感も相当なもの。市場もそこに反応したのではないでしょうか。「麒麟特製レモンサワー」は、個人的にもかなりおすすめです。
──実は「麒麟特製レモンサワー」は、先日モンドセレクションの金賞を受賞(*3)したんですよ。
こちらも納得の結果だと思います。「麒麟特製レモンサワー」は本当に完成度の高い一本ですから。飲んでみれば、きっと誰もがその味わいに感動するはずです。