エグゼクティブの邸宅には欠かすことができないアート作品。アートディレクターの田口英之氏は、アートを「所有者を代弁するアバター」だと語る。本当に好きな作品を飾ることで、邸宅に個性が生まれ、住まいの哲学が育まれていくのだ。

ラグジュアリーな邸宅の価値を高める要素は、建築材やインテリアの品質だけではない。絵画、彫刻、写真、陶器など、感性を刺激するアートもまた、豊かな生活には欠かせない彩りだ。

アートを生活の中にどう取り込み、邸宅に位置づけるのか。例えば米西海岸の高級住宅地に暮らす富裕層には、作品に興味を持ったきっかけや、作者に対する思い入れなどを来客と語り合うなど、コミュニケーションツールとしてアートを捉えている人も多い。

資産価値に重きを置いて作品を収集する人もいるだろう。特定の作家をひいきにするのもアートとのつきあい方の一つだ。鑑賞するだけでなく、創作に喜びを見出す人も少なくない。

「プレミアム・レジデンス駒沢」のアートディレクター田口英之氏に、この邸宅でアートをどう捉えたのか聞いた。

アートディレクターの田口英之氏。隣には、プレミアム・レジデンスの「アバター」となった鳩の写真が飾られている。

「そもそもアートとは何かと考えると、私は大学で受けた哲学の講義を思い出します。己とは何ぞやと永遠に問い続ける営為が哲学であり、そこに答えはない。人間のあらゆる営為は“問い続ける”ことで、芸術もまたしかり、と」。

邸宅のアートにも「住まう人の哲学」が表出すると田口氏は考える。だがアートとは、作者が自己を探求し続ける、その過程から生み出された一つの結果にほかならない。

アートが「アバター」

であるならば、作者の自己が投影されたアートを所有し邸宅に飾るとはどういうことなのか。田口氏は言う。

「その作品に何らかの強い共感を覚えたとしたら、そのアートは所有者自身のアバター(仮想上の分身)として自分を代弁していると思うのです」。

欧米の富裕層は自宅に人を招くとよく「ハウスツアー」をする。それは「私はこういう人間です」という自己表現の一環にほかならない。生活に持ち込んだアート作品は、当然ながらオーナーの趣味嗜好を象徴するし、訪問客が共感や興味を示せばコミュニケーションのきっかけになる。まさしく自分の分身としてアートが代弁するのだ。

田口氏は、三井ホームの邸宅のプレミアムな木質感が醸し出す奥深い精神性に共振するアートとして、叙情をたたえた静謐な風景写真の世界的巨匠、マイケル・ケンナ氏の作品を選んだ。リビングとダイニングに飾られたケンナ氏の写真は、建設現場の仮囲いアートにも使われ、さながらこの邸宅自体のアバターのように機能している。

(左)2階の廊下にもマイケル・ケンナ氏の作品が飾られる。視線の先にふとアートがあることで、豊かな気持ちになれるだろう。〈駒沢〉 
(中央)世界的な左官職人・久住有生氏が手がけたエントランスの壁。揺らぎのある壁、その前に設えられた器や花、時にその影もがアートとなる。〈芦屋〉 
(右)ダイニングにもケンナ氏の作品が飾られ、ゲストとの会話のきっかけを生み出す。〈芦屋〉

アートに親しみたいが、きっかけがつかめない。そんな場合は「何か自分の好きなテーマを決めてみては」と田口氏は勧める。

「自然物でも人工物でも何でもいいからテーマに基づいて集めてみる。それに対する自分の見識も合わさって一つの価値観が生まれ、いつまでも見飽きない作品にきっと出会えるはず」。

アートが自分の好みを反映したアバターならば、それに囲まれていると気分が落ち着き、さらには鼓舞されることもあるだろう。絵画や陶器を飾ることに限らず、お気に入りのインテリアもまたアートの一つといってよい。

田口氏は「好きなアートブックや写真集などをさりげなくテーブルに飾っておくのもスマートなやり方です」とも話す。たまたま手に取った訪問客と作品をきっかけに話題が広がるかもしれない。押しつけがましくないコミュニケーションツールとして、アートをうまく機能させる方法の一つだ。

表層的なデザインを超えて、その邸宅に自分のどんな哲学を持ち込むか。アートはそのことと深く関わる。アバターとしてのアートは、そこから住まう人の哲学が滲み出て、邸宅の個性を決定づける要因の一つになるだろう。

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