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先進の食品リサイクル技術で「廃棄ごみ削減」と「地域貢献」を実現 ~地域食品資源循環ソリューション~

先進の食品リサイクル技術で「廃棄ごみ削減」と「地域貢献」を実現 ~地域食品資源循環ソリューション~

近年、世界的な高まりを見せている環境問題。わが国でも現代社会の構造を根本から見直すレベルで、さまざまな施策が講じられている。なかでも「食」に関する課題解決は、国連が定めたSDGs(持続可能な開発目標)の一つにもなっている重要なテーマだ。
今回は食品加工現場で発生する廃棄物を肥料としてリサイクルし、さらに地域社会への貢献をめざす企業の取組みを紹介する。

高まる食品ロス削減、
リサイクル推進の潮流

SDGsでは、達成をめざすターゲットの一つとして「2030年までに一人あたりの食料廃棄量を半分にする」という目標が定められている。貧困や飢餓の発生を防ぐためにも、食料資源の有効活用は重要なテーマだ。ところが、食料供給が豊富な先進国では人々の口に入ることなく廃棄されてしまう食料が多い点が指摘されている。わが国では2000年に「食料リサイクル法」を施行し、食に関するすべての事業者に対して食品廃棄物の減量と再生利用を義務づけた。

しかし、法律施行後20年目を迎えた現在、食品ロス改善が順調に進んでいるとは言い難い。たとえば、2016年度の日本の食品廃棄物量は約2759tで世界6位。アジアではトップに位置している。また、廃棄物の処理やリサイクルにかかるコストは年々増加し、企業、自治体の負担も重くなっている。2019年には、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品の削減を目的とした「食品ロス削減推進法」が施行されたが、その導入効果は未知数だ。

食品ロスの削減、そして食品リサイクルの推進。この課題解決に向けた取組みとして注目されているのが、NTTフィールドテクノの「地域食品資源循環ソリューション」である。

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廃棄ごみを減らし、
廃棄コストも抑えるには
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