変化にチャレンジし続ける
リクルートグループの課題解決⼒ Case2 一人ひとりに合わせた
障害者支援を実現するために

周辺業務の効率化という課題に対応するために

こうして完成したオンライン学習プログラムは、一定の効果を感じていたという岩田氏とアエーカ氏。その一方で、「もっと手前のフェーズの人がたくさんいる」という声もよく聞くようになったという。

「家に引きこもっていたけれど、始めの一歩として、家から出ることにチャレンジする人といった、スキルよりも、さらに前の段階の方がたくさんいることを知りました。そのサポートができるのは、日々接している施設の職員の方々。より多くの方へサポートを提供するためには、職員の方の伴走支援に勝るものはないと考えるようになりました」(岩田氏)。

そこで目をつけたのが、業務を効率化することによる施設職員の負担軽減だ。「職員の方との会話でよく耳にしたのが、『支援に集中したいけれど、周辺業務に追われて時間が足りない』という声。給付金請求のための報告書や利用者の方の自己負担金の請求、毎日の支援記録など、事務作業がたくさんあり、やり方も非効率なところが多くありました。そこで時間をもっと有効に使えるように業務支援サービスの開発をスタートしました」(岩田氏)。

効率化するためには、どんな業務があるのかを紐解いていくことが必要と、アエーカ氏は施設に通い、1日の業務の流れを体験させてもらったという。

「障害者総合支援法という法律に基づいた業務も多く、その法律の内容も理解しておかないといけないですし、とても大変なプロセスでした」(アエーカ氏)。

knowbeサービスイメージ
knowbeを導入することで煩雑な集計・記録作業が一気に効率化

その結果、業務支援も含めた障害福祉のための2つのサービスを提供する現在の「knowbe」が完成したのだ。導入した施設からは、「業務が効率化したことで、支援により力を注げるようになった」という声が多く届いているという。

「knowbe」導入で、
win-winな取り組みが実現

就労継続支援B型事務所「サンアップ」の経営者兼施設長の長浦氏

就労継続支援B型事務所「ZAQT」の職員の方々

就業継続支援B型事務所「中野区東部福祉作業センター」の経営者兼施設長の檀原氏

「knowbe」の導入により、障害者の働き方に新たな広がりも生まれている。

就労継続支援B型事務所「サンアップ」の経営者兼施設長の長浦氏は、「リネン類のクリーニングを施設内で障害者の方が作業、賃金を分配しています。時間に余裕ができたこと、knowbeで施設外就労のフォーマットをかんたんに作成できるようになったことで、人材不足で困っている周辺のクリーニング店とも就労先として連携を始めました。人材不足の解消、施設の収入増、それにより、障害者の方の賃金も増えます。次につながるwin-winな取り組みができています」。

同じく就労継続支援B型事務所「ZAQT」では、「利用者の方のタイムカードの入退記録を手入力・集計していたので膨大な時間がかかり、年末年始や大型連休の時期は毎年追い込まれていました。それが5分くらいでできてしまうので、休みは家族とゆっくり過ごすことができるようになりました」と職員の方の負担が軽減された。

さらに、就業継続支援B型事務所「中野区東部福祉作業センター」の経営者兼施設長の檀原氏は、「書類作成が簡単になったので、私一人で作業していたものも他の職員に任せることができます。時間に余裕ができたので、利用者の方に必要な支援をもっと増やしていきたいです」と話す。

「まだまだ課題がある業界なので、障害者の一人ひとりがより活躍できるように、今後は私たちの支援の幅をさらに広げたいと思っています。また、世の中のより多くの方が障害者のご活躍に関心を持ってくれるきっかけになればうれしいです」(岩田氏)。

「いままでなかったこと」に取り組む課題解決力に定評があるリクルート。変化し続ける姿勢が加わり、障害福祉に新しい動きが生まれていきそうだ。

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