遠隔会議システム整備で
会議のための出張減少

—個室では遠隔会議もできるそうですね。

柴田氏:全国の拠点をつなぐ会議にも、テレワーク中の社員が加わってのミーティングにも使用しています。重要な会議など、ごく一部の会議を除いては、出席者が会議のために出張することは少なくなりました。

こうした環境を整えるため、全室にヤマハのビデオサウンドコラボレーションシステム「CS-700AV」を導入しています。決め手となったのは、音の良さに加え、マイクスピーカーとカメラが一体化され、ディスプレイの下など、壁に設置できることです。オフィスのデザインをする側からすると、机の上に設置するタイプだと配線がどうしても気になりますが、これなら壁に設置でき、配線を壁内に隠すことができるので、きれいな環境を整えられます。これも、生産性向上には重要な視点です。

—オフィス全体の音の環境はどのように設計していますか。

柴田氏:集中できるクローズされたエリア、ある一定の高さのパーティションで区切ったセミクローズなエリア、完全にオープンなエリアの順に並べ、音のグラデーションをつけています。クローズなエリアとそれ以外のエリアの間には、壁も設置しました。

また、ヤマハのスピーチプライバシーシステムも導入し、オフィス全体に音のマスキングを施しています。

効果は使ってみて実感しました。18時を過ぎるとマスキング音が止まるのですが、そのとたん、周囲の声がはっきりと聞こえるようになるのです。個室にいても、隣の部屋の声が聞こえます。それまではマスキングによって音のストレスが減らされていたんだと実感する瞬間です。

—お客様の音への関心は高まっていますか。

柴田氏:金融関係のお客様から、セミクローズなブースでのお客様の話が外に漏れないようにしたいというご相談をよくいただきます。これは私たちの、セミクローズなエリアでも、遠隔会議を可能にしようという新しい試みにもつながっています。

ここで実践している「XORK Style」は、今後、当社の他の拠点にも展開しお客様にも提案しております。働く人からできるだけストレスを取り除くことは、生産性を向上させるだけでなく、エンゲージメントを高めることにもつながります。音も考慮しながら、働く人の活動にふさわしい場づくりを、一層深めていきます。

ビデオサウンドコラボレーションシステム for Huddle Rooms
CS-700AV

マイクとスピーカー、そして120°を超える広視野角カメラが一体化されたスリムでスタイリッシュな筐体で、壁掛け可能。コンパクトなハドルスペースにもすっきり収まる。PCとの接続にはUSBケーブルを使用

スピーチプライバシーシステム
VSP-2

イトーキのイノベーションの拠点「SYNQA」でもマスキングをし、声が漏れてもその内容を聞き取りにくくしている。小型のスピーカーはさりげなく空間に溶け込む

「ITOKI TOKYO XORK」では集中作業や情報共有のためのスペースが整備されており、仕事内容に最適な場を選べる

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