日経ビジネス電子版 Special

特定感染症からストーカー被害まで

ニューノーマル時代の
新たなリスクに備える

“新しい生活様式”への変化とともに、私たちの仕事や日常生活を脅かす健康面、金銭面でのリスクも様変わりしている。多様性あふれる企業文化が生み出すアイデアを基に、ニューノーマル時代の変化に対応する新たな生活総合保険「ライフスタイル保険」を2021年8月に発売したのが、アメリカンホーム医療・損害保険だ。ユニークな新商品の開発背景や魅力について迫る。
アメリカンホーム医療・損害保険
代表取締役社長 兼 CEO
渡辺 治子
1987年、日本銀行入行。2002年、ゴールドマン・サックス・ジャパン・リミテッド 東京支店入社。09年6月、チャーティス・ファー・イースト・ホールディングス(現:AIGジャパン・ホールディングス)常務執行役員。11年11月、AIG Inc.(NY本社)。17年6月、ジェイアイ傷害火災保険 代表取締役副社長。18年12月、AIG損害保険 執行役員。20年6月、アメリカンホーム医療・損害保険代表取締役社長 兼 CEO。

お客さまの「生の声」を聴き
新しい保険商品を開発

 “チンチロリン♪”という音と、電話のハンドサインをご記憶の方も多いのではないだろうか。1982年に日本で初めて傷害保険の通信販売認可を取得し、テレマーケティングによる保険販売の草分けとして日本で60年近い歴史を持つアメリカンホーム医療・損害保険。近年はSNSなどを活用したデジタルマーケティングにも力を入れており、パートナー企業との提携を通じて保険を販売するBtoBtoCビジネスにも取り組むなど、販売チャンネルを拡大している。

 米国の保険大手、AIGグループの一員である同社には、社員の多様性を尊重し、様々な考え方や価値観を認め合う企業風土が根付いている。2020年6月、国内の損保業界では初の女性社長(※)として代表取締役社長 兼 CEOに渡辺治子氏が着任したことも、同社のそうした姿勢を象徴している。

 「様々なバックグラウンドを持つ人材が活躍しているからこそ、時代とともに変化する多様なニーズにお応えする商品が提供できるのです」と渡辺氏は語る。

 また、ダイレクトマーケティングに特化してきた特徴を生かして、お客さまの「生の声」を新商品の開発やサービス改善に結びつけているのも強みだ。

 「日々お客さまと接し、話を聴く当社の社員たちには、『お客さま本位』で物事を考え、行動する意識が根付いています。『お客さまの声』を生かし、今の時代にふさわしい、シンプルで分かりやすく、パーソナライズドされた保険を、テクノロジーを活用してカタチにしていきたい。

 『聴く』ことの大切さは、私自身、キャリアを歩む中で痛感してきたことです。AIGのNY本社で勤めたときも、英語のネイティブスピーカーではないということがハードルとならないよう、部下や社員の声に傾聴することを心掛け、これが強い絆につながるということを、身をもって学びました」と渡辺氏は話す。

※同社調べ
NEXT/ライフスタイルの変化に合わせてプランを見直しやすい