日経ビジネス電子版 SPECIAL
Cassina ixc.
日常が高揚する
五感で味わう家具
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イタリアで育まれた美意識と
高い木工加工技術が織りなす
最上の意匠

日常と仕事がクロスするようになった今だからこそ、知っておきたい家具がある。それがイタリアの高級木工家具ブランド『チェコッティ・コレツィオーニ』だ。最上の無垢材と高い技術によって作られた曲線はどれも見事だ。だが家具に一度触れると、その滑らかさもまた魅力なのだと分かる。共に長い時間を過ごせる、そんな価値ある家具をご紹介しよう。

世界からの注目を集める
高級木工家具ブランド

世界で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が流行し、リモートワークが常態化している今、多くのエグゼクティブたちが注目している家具メーカーがある。それがイタリアの高級木工家具ブランド『チェコッティ・コレツィオーニ』だ。職人の手から1つずつ生み出される造形は彼らの心を捉え、日々を彩っているという。

「現在、『チェコッティ・コレツィオーニ』は主に個人の邸宅で愛され、高級ホテルやオフィスなどに採用されるなど、世界中にファンを有するトップブランドですが、その歴史は1956年から始まっています」

そう説明するのは、『チェコッティ・コレツィオーニ』を扱うカッシーナ・イクスシー青山本店の店長、根本郁子氏だ。

『チェコッティ・コレツィオーニ』はアヴィエロ・チェコッティがイタリア・トスカーナ州で注文家具の工房を開いたのがその始まり。高い技術力と誠実な仕事ぶり、また親しみやすい人柄で瞬く間に人気となり、今では四つ星以上のホテルの新築や改装、居室向けの家具製作など400件以上を手掛けるまでに成長を遂げている。そんな同ブランドに家庭用家具という新たな魅力を創出したのが次男フランコ氏である。

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「フランコ氏が家具製作に乗り出した80年代半ば、家具の主流は直線的なイタリアンモダンデザインでした。こうした状況下、彼は時代を逆行するかのように50年代の工房を再現し、曲線を多用した手作りの家具を作り始めたのです」

父親譲りの木工加工技術と独創的かつ革新的なデザインを持つファーストコレクションを引っ提げて、『チェコッティ・コレツィオーニ』が世界の名だたるブランドが結集するミラノサローネ国際家具見本市に参加したのは88年のこと。これが好評となり世界にその存在を知らしめることになる。このときに発表した『Chumbera Segunda(チュンベラ・セグンダ)』は一見シンプルだが、優美な曲線で構成された「チェコッティらしいライン」を堪能できる定番として、今なお同ブランドのラインアップにあり続ける。

ほぼ毎年、新製品が発表されているが、どれもがタイムレスなデザインぞろいであることが特徴だ。創業当時からフランコ氏の右腕として広報を担当するマリア・テレーザ氏はあるインタビューで「トレンドを追うことはしない。デザイナーに“こういうモノを作れ”という指示もしない。すべては心の底から出てくるもの」とデザインの極意を話している。

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無垢材で難しい曲線を
形にする職人たち
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