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e-Janネットワークス

テレワーク環境整備こそ
ウィズコロナ時代経営課題

大半の社員が
在宅勤務の継続を希望

e-Janネットワークス株式会社 代表取締役 坂本 史郎氏
e-Janネットワークス株式会社
代表取締役
坂本 史郎
 働き方改革推進の要となるテレワークは、新型コロナウイルス感染症の拡大という思わぬ要因によって急速に普及した。在宅勤務は感染症対策となるだけではなく、通勤からの解放などが社員の満足度向上をもたらすケースも多く、コロナ収束後も日常的な勤務形態の1つとして定着する可能性が高い。

 「週休2日やフレックスタイムが浸透し始めた時代は、それら勤務制度の有無が求職者の企業選択のポイントとなりました。同様に、テレワークが採り入れられているかどうかは今後の採用活動に大きく影響するようになるでしょう。そのための環境整備は、ウィズコロナ時代の企業にとって重要な経営課題となるはずです」と、e-Janネットワークスの坂本 史郎氏は指摘する。同社でも、数年前より自社社員に在宅勤務を推奨。柔軟に働ける環境づくりを行ったとして、総務省の「テレワーク先駆者百選」や東京都の「スムーズビズ推進大賞 推進賞」に選ばれている。

 コロナ禍となった2020年6月以降は在宅勤務を基本とし、会議は原則としてオンラインで実施。社員が円滑にテレワークをできるよう、モニター、キーボード、マウス、ヘッドセットなどを貸与した。また、通勤手当の代わりにテレワーク手当を支給し、ワーケーション制度やサテライトオフィスも試験導入。最近実施した社内アンケートでは、在宅勤務によって業務効率が上がったと感じる社員が、下がったと感じる社員を上回り、9割以上が今後もテレワークを継続したいと考えているという。

 「その一方で、在宅勤務の本格的な推進においては、ほかの社員と対面しないことによるコミュニケーションの低下も懸念されました。特に私が注目したのは、良好な人間関係を促進するとともに、クリエイティビティを刺激する“雑談”の重要性です。そこで、在宅勤務中も社員同士がちょっとした雑談を交わせるようにするための様々な施策を用意しました」(坂本氏)

職場と同等の業務環境を
手軽に構築

 雑談を促す同社の仕掛けには、業務時間内に社員をランダムに選んで自由に会話をさせる「雑談ミーティング」や、希望者がランチタイムにモニター越しに対面して話せる「Zoomランチ」、様々な雑談テーマが用意された「雑談チャットルーム」などがある。

 「これらはTeamsやSkype、FaceTimeなど、多くの企業で一般的に利用されているITツールの組み合わせで簡単に実現します。社員間の距離を縮めるコミュニケーション・ガジェットはほかにも豊富にあり、使い方の工夫次第で社内のコミュニケーションを効果的に活性化させられます。会社がそのコストとリソースを公式に認める発想の転換が重要なのです」と坂本氏は話す。

 こうした取り組みの基盤として機能しているのが、社外の端末からクラウドや社内の業務システムにセキュアにアクセスするためのテレワークプラットフォーム「CACHATTO(カチャット)」だ(図)。端末に閲覧情報を残すことなく業務システムにアクセスでき、社内システムの大幅な改修を不要とする点が大きな特長だ。同社ではCACHATTOに加え、より手軽にテレワーク環境を構築する中小企業向けリモートデスクトップ「NinjaConnect Telework(ニンジャコネクト テレワーク)」もリリース。コンパクトなコネクターを社内LANにつなぐだけで、在宅時でも職場と同等に業務をすることが可能になるという。  「私自身、在宅勤務時に『NinjaConnect Telework』と安価なミニPC、大画面有機ELテレビを組み合わせることで、快適に業務を遂行できるようにしています」(坂本氏)

 社員がどこにいてどんな端末を用いようと、オフィスにいる状態とほぼ変わらない業務環境を整備する。そのことは、本格的なテレワーク時代の企業にとって欠くことのできない責務になりつつあるといえるだろう。
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