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「一番搾り」ブランドだから実現したおいしさ販売数量1億本突破も納得です「一番搾り」ブランドだから実現したおいしさ販売数量1億本突破も納得です
糖質ゼロなのにこのおいしさバランスのとれた味わいは驚きですね糖質ゼロなのにこのおいしさバランスのとれた味わいは驚きですね
吉岡氏も大絶賛!

一番搾りにしかつくれないおいしさがある。絶好調『キリン一番搾り 糖質ゼロ』

キリン一番搾り 糖質ゼロ
早くも“1億本”突破!
梶浦 瑞穂 氏
渡辺 和博

キリンビール株式会社

一番搾り。だからおいしい糖質ゼロ。

2020年10月の販売直後からたいへん注目されていた「一番搾り 糖質ゼロ」。
日本初となる、ビールで糖質ゼロの実現もさることながら、
「一番搾り」ならではのおいしさが話題を呼び、今年3月には早くも累計販売数量1億本を突破。
キリンビール過去10年のビール新商品で最速※2の記録を打ち立てた。
キリンビールはなぜ、ここまでのヒット商品を生み出すことができたのか。
ブランド担当の今北方央氏に、日経BP総研の品田英雄が直撃する。

※ ビールで糖質ゼロを実現した国内で初めての缶商品(Mintel GNPDを用いたキリンビール調べ) *食品表示基準による
※1 発売後累計出荷本数(350ml缶換算) ※2 キリンビール新商品発売後累計実績

お客様に「ありがとう」と言われるビール「一番搾り 糖質ゼロ」が1億本の大ヒット! お客様に「ありがとう」と言われるビール「一番搾り 糖質ゼロ」が1億本の大ヒット!

品田:発売当時から売れに売れていた「一番搾り 糖質ゼロ」が、早くも累計1億本を突破。過去10年の貴社ビール新商品では最速の記録だそうですが、ブランド担当としてはどんな心境ですか。

今北:やはりビール会社の人間なので、注力のビールでここまで好評を頂けたことは素直に嬉しいです。と同時に、「一番搾り 糖質ゼロ」は当社フラッグシップブランド「一番搾り」のエクステンションであることから、絶対に失敗できないプレッシャーを感じていたので、この結果にほっとしています。これも多くのお客様にご愛飲いただいたおかげです。

品田:なかなかこの数字は出ませんよね。発売前の予想と比べていかがでしたか。

今北:予想をはるかに超えてますね。実は発売前から流通の方には高い評価をいただいていたんですが、本当に売れるかどうかはお客様次第なので、かなりドキドキしながら見守っていたんですよ。それが蓋を開けてみたら、初月から100万ケース(大びん換算)の大反響。逆に生産が追いつかないんじゃないかと焦りました(笑)。

品田:まさにうれしい悲鳴ですね。お客さんからはどんな声が届いていますか。

今北:「糖質を気にせず大好きなビールが飲めるようになりました」「これからはおいしいビールもガマンせずに楽しめます」といったお声を多数いただいています。何よりうれしかったのは、いろんな方に「ありがとう」と言われたことですね。長くこの仕事をやっていますが、お客様から直接感謝のお言葉をいただいたのは初めてです。手書きのお手紙をくださる方もいらして、社内みんなでありがたく読ませていただきました。

品田:それは励みになりますね。「一番搾り 糖質ゼロ」がこれほどまでに喜ばれている理由はどこにあるとお考えですか。

今北:まず糖質への意識の高まりというのが前提にあると思います。もともとその声にお応えするかたちで糖質ゼロビールの開発を進めていたのですが、社会状況が大きく変わったことで体型や糖分摂取を気にされる方が一気に増えたんですね。それが発売タイミングと奇跡的に重なった。また、「一番搾り」ブランドを冠したことで、おいしさや品質が伝わりやすかったというのも大きな理由だと考えています。「一番搾り 糖質ゼロ」というストレートな商品名から、一番搾りのおいしさを踏襲した“おいしいビールの糖質ゼロ”であることが分かり易く伝わり、手に取って飲んで頂いたら「本当においしい!」と実感していただけた。その積み重ねが、累計1億本につながったのだと感じています。

チームも全社も一丸となり、お客様と向き合って生まれたおいしさ チームも全社も一丸となり、お客様と向き合って生まれたおいしさ

品田:「一番搾り 糖質ゼロ」の魅力は、これまでの糖質オフ・ゼロ系商品のイメージを覆すおいしさにあります。このおいしさにたどり着くまでには、相当なご苦労があったのでは?

今北:ありましたね。ビールで糖質ゼロをようやく実現できた時点では、まだおいしさで満足できる味には達しておらず、更に何度も試行錯誤を繰り返していました。いくらビールの糖質ゼロでもおいしくなければ飲んでいただけません。そこで突破口となったのが、「一番搾り製法」です。一番搾り麦汁だけを使う当社独自の製法を組み合わせることで、糖質ゼロでも十分に麦のうまみを感じる味わいに到達できたのです。これも糖質ゼロの開発から5年、味づくりも含めた完成までに350回以上の試験醸造を行い、日々検証を重ねた結果。当初はできるわけない、無謀だとも言われたことにお客様のためであればと妥協せずチャレンジする。一丸でつくりあげたおいしさだと自負しています。

品田:ものづくりに対する真摯な姿勢がひしひしと伝わってきます。この数年、数々のヒット商品を生み出すキリンビールさんの底力は、こういったお客様への強い想いがあるからなのでしょうね。

今北:そうですね、「お客様のことを一番に考える会社」になるために、ひとりひとりの社員が本気でお客様と向き合うようになりました。おいしさひとつとっても、我々の考えるおいしさではなく、お客様が求めるおいしさを妥協せず徹底的に追求しています。

品田:今北さんご自身にも変化はありましたか。

今北:お客様に向かう姿勢は変わりましたね。真のニーズに応えられるよう、常に世の中やお客様のことを考えるようになりました。自分がビールを飲んでいるときも、お客様はどんな気持ちでこれを飲んでいるんだろうと、想いを巡らせたりしています。

品田:「一番搾り 糖質ゼロ」はどんなふうに飲んでもらいたいですか。

今北:普段ビールを楽しむときと同じように飲んでいただきたいですね。これまでの糖質オフ・ゼロ系商品には、「ビールの代わりにガマンして飲んでいる」というお声もあったのですが、「一番搾り 糖質ゼロ」はおいしいビールを気兼ねなく楽しんでいただくために開発した商品。お食事どきやお風呂上がり、一日のお仕事終わりなど、ビールが飲みたくなるシーンで選んでいただければ本望ですね。実際、ほとんどのお客様はそうやって楽しまれているようです。

品田:私自身も、在宅ワークにメリハリをつけるために、「仕事が終わったらビールを飲もう」「金曜日の夜はちゃんとビールを楽しもう」というふうに決めているんですが、パートナーに選ぶのはいつも「一番搾り」や「一番搾り 糖質ゼロ」。家でじっくり飲む機会が増えたことで、「一番搾り」ブランドのおいしさをあらためて実感しています。

今北:ありがとうございます。「一番搾り」も「一番搾り 糖質ゼロ」も、ゆっくり飲んで味わっていただけるおいしさを目指してつくった商品なので、そこも今の時代にはマッチしているんだと思います。