新型コロナウイルス感染症の蔓延以降、先を見通せない経営状況が続く。今の企業に重要なのは、地球環境に配慮しながら“成長を確実にしていく攻めのマネジメント”と、“企業存続のための守りのマネジメント”を両立させることだ。今回は、業界をリードする経営者であるサントリーホールディングスの新浪氏、サステナビリティトランスフォーメーション(SX)を深く識る経済産業省の呉村氏がゲスト登壇。彼らと共に日本企業の目指すべき姿を議論した。ここから、いかなる気づきを得るか。7月15日(木)オンライン開催となった今年の「EXECUTIVE AGENDA」、その詳細をレポートする。

KPMG講演攻めと守りのレジリエンス経営

経営者の4つの役割と
サステナブルな成長に向けて
人を活かすための組織風土

KPMGコンサルティング
代表取締役社長 兼 CEO
宮原 正弘 氏

社員の就業意識、ESGへの課題認識、デジタル活用に対する危機意識、多様なリスクへの対応の必要性など、経営に大きなインパクトを与える様々な外部環境の変化が起きている。こうした中、レジリエンス経営とは何か、今後求められる経営者の4つの役割とサステナブルな成長に向けて人を活かすための組織風土の重要性について、国内外の事例も交えて、紹介された。

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基調対談レジリエンス経営と経営者の役割

サントリー新浪氏とKPMG宮原氏が語る
日本の経営者に今求められること

日経BP 総合研究所モデレータ
フェロー
桔梗原 富夫

サントリーホールディングス
代表取締役社長
新浪 剛史 氏

KPMGコンサルティング
代表取締役社長 兼 CEO
宮原 正弘 氏

「EXECUTIVE AGENDA 2021」では、レジリエンス経営、そして今求められる経営者の役割をテーマに基調対談が開かれた。大きな危機を前に、いかに行動するか。デジタルトランスフォーメーション(DX)の実現へ、いかに考え方を変えるか。サステナビリティ、ESG(環境、社会、ガバナンス)経営とはいかに向き合うべきか。今、経営者に立ち塞がる壁を乗り越えるために、外部から異なるものを受け入れ、新たな組織・文化を正面から醸成することの重要性が示された。

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特別講演サステナビリティトランスフォーメーション(SX)の推進と中長期の企業価値向上

サステナビリティに対する
世界の動向とコロナ後を見据えた
SXの深化

経済産業省
経済産業政策局 産業資金課長
呉村 益生 氏

2014年から政府は成長戦略の一環として、コーポレートガバナンス改革、および中長期の企業価値向上のための企業と投資家との対話を促進する施策を実施してきた。一方で、近年、ESG投資やSDGsなど社会課題を経営にどう取り組むかが企業の課題となってきている。経済産業省の呉村氏が、政府の具体的な取り組みや今後の世界動向を解説した。

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