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「大地のおいしさから、新しい幸せを。」 マルサンアイが実現する大豆や植物性食品の可能性

マルサンアイ株式会社 代表取締役社長 渡辺 邦康氏

1956年、愛知県生まれ。名城大学法学部を卒業後、79年に岡崎マルサン(現マルサンアイ)に入社、営業職に配属。99年、管理本部システム開発課長。その後、総務人事課長、管理統括部長を経て、2010年に取締役。海外子会社の社長などを経験し、15年4月に副社長就任。同年12月より代表取締役社長を務める。

後発ながら成長した理由は
業界初にこだわった商品

マルサンアイはみその製造販売から始まり、今年で創業70周年目を迎えます。老舗が多いみそメーカーの中では新参者ながら、みその市場シェアでは第4位のメーカーです。

成長できた理由の一つは「業界初」へのこだわりにあります。最初のヒットである『ミックスみそ』は、当時弊社が初めて商品化し、今では合わせみそとしてみその定番の一つになっています。また、自立型容器「ガセット」を採用したのも弊社が初。容器の利便性の高さが受け全国でヒットしました。1980年、本社内に豆乳工場をつくり、本格的に豆乳の製造販売をスタートしました。苦しい時期もありましたが、2000年以降は右肩上がりで成長。ここ数年の世の中の健康志向の高まりも相まって売り上げを伸ばしています。

植物性の素材を加工し
乳製品を植物性で提供

現在は、みそと豆乳の基幹事業に加えて、「鮮度みそ」「チルド」「アーモンド(植物性ミルク)」を総称した「3ド」商品に注力しています。「鮮度みそ」は、「鮮度ボトル」を採用した液状みそ。開封後90日間、常温保存を可能にしたのもみそ業界初の試みです。「アーモンド」は、豆乳技術を応用した「アーモンドミルク」が売り上げを伸ばしています。最近では、国内で初めて「オーツミルク」の生産も始めました。「チルド」では、豆乳を原料に植物由来の乳酸菌で発酵させた「豆乳グルト」と、「豆乳チーズ」を販売しており、400gの植物性ヨーグルトではシェアNo.1を頂いております。大豆をはじめとする植物性食品の商品開発の試みが、現代の多様なライフスタイルにマッチし、好評を頂いているのだと感じています。

長年大豆を研究し技術を培ってきたので、菌の扱いには自信があります。みその発酵技術と豆乳の無菌充填技術。相反する技術を同じ敷地内に有しているところが、弊社のユニークな点であり、強みでもあります。植物性食品の一つの方向性として、牛乳の乳製品が多くの方に愛用されているように、豆乳でも同様に豆乳加工品をつくり、愛用されるようになる礎をつくる豆乳業メーカーとしての地位を確立していきたいと思っています。

画像:マルサンアイの商品。代表的な商品(豆乳、こうじみそ など)、3ド商品(鮮度みそ、チルド(食べる豆乳シリーズ)、アーモンド)

マルサンアイの基幹事業である、みそと豆乳の製造販売の他、培った技術を生かし、多様なライフスタイルに応える、「3ド」商品の製造販売も注力している。※「オーツミルク」は3/22発売の新商品

世界に求められる製品で
100年企業を見据える

70周年目を迎える今、見据えるのは100年企業です。そのために重要なのは「持続可能」という考え方。SDGsに賛同し、事業活動を通じて継続的に貢献しています。そもそも、大豆とはエコな食料です。大豆は生産時の投下エネルギーの約4倍ものエネルギーをつくり出し、しかも単位面積当りのたんぱく質の生産量が他と比べて高い。大豆由来の食品を食べることが、カーボンニュートラルや食糧難解決への貢献につながると言っても過言ではありません。そういう意味では、私たちの事業はSDGsの多くの目標に直結していると言えるでしょう。

100年企業を目指すためには、日本はもとより、世界で求められる企業になる必要があります。まずはASEANを中心に、みそ、豆乳をはじめとした商品を展開していく予定です。ASEAN諸国は豆乳を飲む文化が定着しており、とくに高齢化が進んでいるタイや中国の消費量は大きい。日本の高品質な豆乳が、世界の人々の健康維持に貢献できるはずです。

2050年、世界の人口は約100億人に達すると言われています。そのころ我々は100年企業として、日本の優れた発酵技術、無菌充填技術などの加工技術を通じて、食糧難をはじめとした世界的な課題の解決に寄与していきたいと思っています。「大地の恵みのリーディングカンパニー」のスローガンに恥じぬよう、常に一歩先を行く面白い会社として注目していただきたい。今後とも「業界初」にこだわり続け、大豆をはじめとする「大地の恵み」の力をお借りし、日本の、そして世界の発展と新しい食の世界の創造に尽力していきます。

マルサンアイ株式会社 70周年記念サイトオープン
ロゴ:マルサンアイ株式会社(70周年)

マルサンアイ株式会社

〒444-2193 愛知県岡崎市仁木町字荒下1番地

https://www.marusanai.co.jp/

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