人材派遣、人材紹介、アウトソーシング事業を手がけるパーソルテンプスタッフ株式会社が、近年新たな取り組みをスタートして実績を上げている。2020年8月に新設した、作業・製造職派遣に特化する「フィールドワーク事業部」だ。幅広い職種の派遣事業を行う同社が、なぜ今、作業・製造職に注目しているのか。同社 広域第三事業本部 本部長 佐々木氏とフィールドワーク事業部 部長の大島氏に、派遣事業を取り巻く現状と同事業部の展望について伺った。

IT化やコロナ禍により派遣ニーズが大きく変化

佐々木氏の写真

― フィールドワーク事業部立ち上げの狙いは。

佐々木背景にあるのは、IT化やコロナ禍による働き方の変化です。以前から主に女性が担っていた事務系の職種でシステム化が進んでいたことに加え、感染予防のために多くの職場でテレワークが拡大。地方を中心に雇用のあり方が変わってきました。こうした時代の変化を捉えながら派遣スタッフの活躍の場を広げたいという思いがあり、着目したのがニーズの高まる作業・製造分野です。「フィールドワーク」とは工場や倉庫などの現場で行う作業のことで、長年にわたりグループの作業・製造職派遣で培ってきた実績とノウハウをもとに、新たな事業部として立ち上げたのです。

大島作業現場では男性が働くイメージをお持ちの方も多いですが、パーソルグループでは数年前から性別に関係なく作業現場で活躍できるような環境整備や、新たなはたらく場の創出に力を入れています。

― フィールドワーク事業部立ち上げの狙いは。

佐々木背景にあるのは、IT化やコロナ禍による働き方の変化です。以前から主に女性が担っていた事務系の職種でシステム化が進んでいたことに加え、感染予防のために多くの職場でテレワークが拡大。地方を中心に雇用のあり方が変わってきました。こうした時代の変化を捉えながら派遣スタッフの活躍の場を広げたいという思いがあり、着目したのがニーズの高まる作業・製造分野です。「フィールドワーク」とは工場や倉庫などの現場で行う作業のことで、長年にわたりグループの作業・製造職派遣で培ってきた実績とノウハウをもとに、新たな事業部として立ち上げたのです。

大島作業現場では男性が働くイメージをお持ちの方も多いですが、パーソルグループでは数年前から性別に関係なく作業現場で活躍できるような環境整備や、新たなはたらく場の創出に力を入れています。

佐々木氏の写真

効果的な職種転換で新たな雇用を創出

― 具体的なサービス展開と特徴とは。

佐々木フィールドワーク事業部では、細かな作業に集中して取り組むような6つの領域(医薬・精密機器・半導体・物流・化粧品など)に特化してサービスを提供しています。例えば一言で製造現場といっても、製品によって、検査・検品や入出荷作業が力仕事ではなく、逆に細かな作業手順をマニュアル通りに丁寧に行うことが求められるような仕事も多くあります。

大島我々のミッションは、「作業・製造系の現場は、実は性別に関係なく活躍できる職場」だと企業様はもちろん、派遣スタッフの方にも気付いてもらうこと。実際に、未経験でも細かな作業が得意な方、手先が器用な方、コツコツと作業を丁寧に行える方などが大勢います。とくに事務系・販売系の経験者にその傾向があり、実際に稼働中の約500名のうち55%が、作業・製造系の経験がない事務系・販売系の経験者。こうした職種転換を促すことで、今後も新たな雇用創出につなげたいと考えています。

大島氏の写真

経験の有無ではなく素養を見極めて提案

― 作業・製造の現場における同サービスの強みは。

佐々木業務に最適な人材を見極め、提案できることです。作業・製造系の現場では、経験の有無がさほど重要ではない業務においても、作業・製造業務の知識やスキルの点から経験を重視した採用を行い、ミスマッチが生じて定着率が低いという課題があります。この点、当社はそれぞれの業務に必要な素養を判断し、それを満たす人材を派遣できるのが強みです。

大島経験の有無だけではなく、本当に必要な適性や素養へ目を向ける。そうすることで定着率の改善に大きく貢献できると考えています。

作業・製造業務内容の図

佐々木大切なのは、業務内容と求められる人物像を丁寧にヒアリングし、理解すること。丁寧にヒアリングした情報をもとに、数多くの登録スタッフの中からマッチングシステムを活用して、一定数まで候補者を絞り込みます。最終的には作業・製造系の業務にも精通している経験豊富なコーディネーターが派遣スタッフ一人ひとりの適性を見極めて、派遣させていただきます。

作業・製造業務内容の図

独自のアプリで安定就業をフォロー

― 派遣スタッフの定着率を高める秘訣とは。

佐々木派遣先の業務内容や就業環境、派遣スタッフに期待されることなどを就業開始前にしっかりと理解いただけるように説明しています。また安心して働き続けるためのフォローは欠かせません。とくに昨今では感染症対策のため対面でフォローできる機会が限られています。当社では独自のアプリを開発し、就業中の派遣スタッフが質問や不安なこと、困っていることなどを気軽にスタンプやトークで共有できる「テンプアプリ」というツールを活用しています。事務系派遣では以前からあったものですが、作業・製造系派遣では珍しいため、画期的な取り組みだと評価されています。

大島どうしても対面のコミュニケーションが少なくなってしまう状況なので、営業担当と密にやり取りを行うことで就業継続につなげるのが狙いです。

※テンプアプリ:パーソルテンプスタッフの公式スマホアプリ。定期的なコンディション確認でスタッフの勤務状況を細かくフォロー。勤怠締日や給与支払日の通知機能なども搭載。

「働きたい」に応える選択肢を増やしていく

― 今後の展望は。

佐々木働きたい方に多様な選択肢を提供するというのが我々の最大のミッション。現在の6つの領域から、さらに業界・職種の選択肢を増やしたいと考えています。エリアも現在の1都3県、静岡、大阪、神戸からさらに拡大予定です。

大島派遣会社としてスタッフに寄り添う姿勢は大事にし続けたいですね。スタッフから「テンプっていいよね」と言われる会社を目指しています。とくに作業・製造系は長く働き続けられる現場。派遣先の企業様とも、スタッフのみなさんとも、長くお付き合いできる関係を築いていきたいです。

男 2名

「人材の定着率を高めるにはお客様の声を聞くことが大切です」

派遣サービス活用実績のご紹介 お客様の声
教育の手間がかからず、
現場からも高い評価を獲得

2021年6月より、フィールドワーク事業部の派遣サービスを活用している株式会社ビクトリー。

導入前の課題や導入後の変化について取締役の西川氏に伺った。

― 抱えていた課題とは。

当社は医療法人での院内物流業務(SPD)を手がけているのですが、これまで何人ものパート社員を採用してきました。しかし思うような採用ができず、定着率が低いという悩みを抱えていました。導入に際しては、「長続きする方を」というのが最大の要望でした。

― 得られた成果は。

医療法人での院内物流業務を深く理解していただき、最適な方を派遣していただきました。スタッフは派遣前の教育が行き届いていて業務の理解度が高く、現場に馴染むのも早かったです。社内での教育の手間や時間が大幅に減り、現場の業務もはかどっています。

― 今後期待することは。

どの派遣スタッフも、現場スタッフからは「協調性や積極性があって即戦力になっている」と高く評価されています。これなら定着率も大きく改善しそうだと期待しています。

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