日経ビジネス電子版 Special
五郎丸 歩 氏
衣装協力 ポロ ラルフ ローレン

Premium Interview 五郎丸 歩 氏

卓越した視線の先に、見える景色。

日本代表躍進の原動力となり、
国内のラグビーブームをけん引してきた五郎丸歩氏。
ラグビー界のトップランナーとして走り続け、
さらにセカンドステージへと進む
その視線の先には、
どのような景色が見えているのか。

衣装協力 ポロ ラルフ ローレン

正確な視覚情報が
プレーの質を高める

多様性──。五郎丸氏は、ラグビーというスポーツの神髄をこの一語で表現する。

「多様性の要素は2つ。ひとつは、1チーム15人でプレーするラグビーには様々なポジションがあり、その役割ごとに求められる体格や能力が異なるということ。つまり、小柄な選手、長身の選手、俊足の選手などそれぞれの個性を生かす場があるということです。もうひとつは、人種。ラグビーの国代表を選出する際のルールには国籍の条件がないため、様々な文化や背景を持った選手たちが、日本代表として日の丸を背負って戦う。こうした多様さが、ラグビーならではの面白さです」

五郎丸 歩

1986年福岡県生まれ。3歳からラグビーを始め、早稲田大学では1年時よりフルバックとして活躍。2008年ヤマハ発動機ジュビロに入団。日本代表として57試合に出場し、海外クラブにも在籍した。2021年4月、現役を引退。同年7月からヤマハ発動機が新設する静岡ブルーレヴズのクラブ・リレーションズ・オフィサーに就任

まさに、多種多様なメンバーがひとつのチームとして結束するラグビーは、多様性が尊重される現代社会に見合ったスポーツといえるだろう。

五郎丸氏のポジションであるフルバックは、こうした個性豊かな選手たちの最後尾に位置し、ディフェンスの最後のとりでとなる。陣地奪回のためのキックなどを蹴ることも多く、キックのパワーと精度も必要とされる。

写真提供/静岡ブルーレヴズ

「ラグビーの大きな特徴は、ピッチ上に監督がいないということ。選手それぞれが状況をしっかり目で見て、15人の歯車が狂わないように自分の仕事を全うすることが重要です。特に、フルバックは一番後ろにいるので、ゲーム全体がよく見える。そこで得た情報をチーム内で共有するために味方に伝えたりと、情報源としての役割も担っています。また、ゴールキックを蹴る場合は、ゴールまでの距離や角度を目測する必要がある。どんな場面でも、目から得られる正確な視覚情報が、プレーの質につながります」

プロクラブの経営に挑戦。
業界に新風を吹き込む

「勝つためには準備がすべて」という五郎丸氏。現役時代は、ゲームのどのようなケースにも対処できるように、あらゆるパターンや敵の動きを想定しておく事前準備に注力した。一方、過去のビデオを見て自分のプレーを振り返ったり、対戦チームの分析をしたりといったことも。こうした“情報をインプットする”という準備は今も欠かせないが、目には相当な負担がかかる。

「長時間、集中して画面やパソコンを見るため、疲れを感じることがよくあります。自分のパフォーマンスを十分に発揮するには、目で情報を得ることが非常に大事ですから、就寝前に入浴し、軽くストレッチをして目薬をさし、スッキリした状態で翌日を迎えるというルーティンをずっと続けています」

子どもの頃にもロートの目薬を使ったことがあり、“目薬はロート”の言葉もなじみ深いという。「Vロートプレミアム」のさし心地については、「とても気持ちがよく、スッキリする」ことを実感。

地道な研究の積み重ねにより、様々な悩みに対して数多くの目薬を生み出し、再生医療などの新規事業にも挑戦する、ロートの企業姿勢にも共感を覚えるという。

「ラグビーを通して体得した答えは、“日々の努力、夢への近道”ということ。目の前のやるべきことを毎日ひとつずつ積み上げていく。それが、ゴールへの一番の近道となる。どんな分野にも通じるセオリーだと思います」

今後は、2022年1月に開幕するラグビー新リーグに向けて、ヤマハ発動機が新設した静岡ブルーレヴズで経営に携わる。「企業色の強いラグビー界で、地域に根ざしたプロクラブを業界に先駆けてつくる。それを現場ではなく、マネジメント面から支えるというチャレンジにワクワクします。将来的には経営者を目指したい」と目を輝かせる。ラグビー界に新たなムーブメントを起こすべく、次なるステージを見据える。

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